日本一乗り心地が悪い!? 新しくなった『カーレーター』で須磨浦山上遊園へ。「回る喫茶」などここだけの体験を

すっかり暖かい季節になり、過ごしやすくなりましたね。皆さんはお花見へはいきましたか?

「春のお出かけをしよう!」と、やってきたのは山陽 須磨浦公園駅。桜満開のタイミングの今回は、桜の名所として有名な須磨浦山上遊園須磨浦公園を、読者リポーター・みーこさんと巡っていきます。

まずは、ロープウェイ駅の券売所でチケットを購入。山上遊園をたっぷりと楽しみたいので、「ロープウェイ・カーレーター・展望閣・観光リフト」がセットになった「往復割引回遊券セット Aコース(大人1,800円/小人1,350円」を選びます。

それぞれの通常料金よりも、大人170円、小人110円分がお得になりますよ。

乗り心地の悪さが人気!?『カーレーター』に乗ってみる

「ロープウェイ」に乗り、地上から海抜246mの鉢伏山上駅までは、5分足らずで到着!あっという間に非日常的な景色が広がる場所にたどり着き、その早さにビックリです。

地上からここまで徒歩で登ってくる、ハイカーに人気の「登山ルート」もありますが、急な登り道で約30分ほどかかるみたい。

鉢伏山上駅から『カーレーター』乗り場へは徒歩2分くらいで、乗り換えも簡単です。

シートがリニューアルされて間もない『カーレーター』に乗り込み、いざ出発!

スタートからいきなり、ゴゴゴッ、ガッタン!ゴットン!と揺れまくりで、笑いが止まりません。リニューアル後も、評判通りの乗り心地が悪さはしっかり継続されているようです。すっかりテーマパークのアトラクションに乗ってるような気分に。

上りレーンからは西側の景色がよく見え、どんどん高いところへと上っていく様子にワクワク。全長91mの急斜面を、揺れを楽しみながらゆっくりと進んでいきます。

シートは、山陽電車「6000系」と同じ生地にバージョンアップされたんだそうで、確かに電車に近いような座り心地に感じます。

窓の外はこんな感じ。山肌を上っていくので、新緑の季節もキレイな景色が見えそうですね。

こちらは、J1リーグの初優勝が記憶に新しい「ヴィッセル神戸」のチームカラー「クリムゾンレッド」に塗り替えられた搬器。

このカラーの搬器は2台あるそうなので、タイミングが合えば、ヴィッセルカラー搬器に乗車できるかもしれませんね。

「回る喫茶」で絶景を楽しみながらのカフェタイムを

鉢伏山上駅のすぐ近くに、全国でも珍しいという「回る喫茶」・喫茶コスモスがあるとのことで、立ち寄ってみます。

喫茶店は「展望閣」の3階にあり、利用料「100 円(小人6〜11才/50 円)」で入場できます。※回遊券セットには、利用料が含まれています

テーブルと椅子は、景色に向かって約40席配置されていて、好きな席を選ぶスタイルです。

丸いフロアの床は、約55分かけてゆっくりと回転しているんだそう。どこに座っても絶景が楽しめるのは、うれしいですね。

メニューは定番のソフトドリンクのほか、カレー・そばめしなどのご飯系の軽食、スイーツ系も。

カウンターで注文し、出来上がったら呼ばれて受け取りにいく、セルフサービスになっています。

注文したのは「クリームソーダ(650円)」。しっかりとしたサイズ感なので、ゆっくりと休憩できそう。

360度のパノラマビューを楽しみながらのカフェタイム、ここだけの体験は良い思い出になりそうです。

こちらは窓越しの景色。園内の桜の様子もキレイに見えていましたよ。

座ったままなのに景色が変化していくのは不思議な感覚!1周すると、東は「大阪湾・神戸空港」、西は「淡路島・明石海峡大橋」の景色が楽しめます。

カフェタイムのあと、上階の「屋上展望台」にきてみると、これまた絶景ポイントが。

ここには、神戸のビューポイントサイン・針穴の設置があり、「神戸らしい眺望景観50選.10選」「ひょうごの景観ビューポイント150選」にも選定された絶景が、眼下に広がっています。

昭和レトロ感満載の「展望閣」ですが、BGMにも懐かしい曲がセレクトされています。昭和や平成の歌謡曲で、ノスタルジーにひたれるかも。

1階には「BBQ受付」「ジュークボックス」、窓際に設置された持ち込み可能な「無料レストルーム」などが、2階には大人も子どもも楽しめる、懐かしいテイストの「ゲームセンター」や「卓球台」があります。

国境パワーで願望成就!旗振毘沙門堂へ

つづいては「観光リフト」を利用し、はりま駅へ向かいます。全長268mを約4分、満開の桜の景色と、春山の空気を楽しみながらの「空中散歩」は、開放的な気分に!

目的地へは、はりま駅から園内の上り坂をゆっくり進むこと約10分。旗振毘沙門堂に到着です。

ここは、かつての「摂津」と「播磨」の国境に建てられた、毘沙門天が祀られたお堂。国境にある毘沙門天は、特に霊験あらたかだそうで、「商業繁栄」や「学問成就」の願かけに、人々が訪れているそうです。

お堂がある旗振山は、大正・昭和初期にかけて「大阪・堂島の米相場の情報を、旗を振って西国に伝達した中継所」との由緒がある山。お参りと共に、東西に広がる見晴らし良い景色と、歴史探訪も楽しめちゃいます。

お堂の傍には、願かけの「絵馬掛け所(えまかけどころ)」も。「絵馬(500円)」の購入と筆記用具の貸出しは、喫茶コスモス観光リフトはりま駅などで、用意があるそうですよ。

西部展望台から絶景を楽しむ

園内の西の方に展望台あるとのことで、向かってみます。桜のトンネルを歩いていくと、すっかりピクニック気分に。

西部展望台に到着!展望台前の広場は平らなので、ピクニックシートを広げてお花見がしやすそうですね。

展望台に上ると、明石海峡大橋と神戸の西側の街が、バッチリ見えます。

展望台の周りにある満開の桜は、圧倒されるほどの花ざかり。しばらくじっくりと鑑賞し、お花見を堪能します。

桜林のほかに、近くには梅林・フジ棚・ハマナスなどが植えられているので、季節を変えて四季折々の景色が楽しめそうですね。

園内には、子ども達がたくさん体を動かせそうな「チビッコ広場」や、「ミニカーランド」もあり、小さなお子さん連れでも1日たっぷりと遊べそう。

「サイクルモノレール(200円)」にもトライ。2人乗り自転車に乗って、地上3〜8mの高さに設置されたレールの上を、自力でこいで進みます。

「桜のアーチ」の中を進めるのはこの時期ならでは。須磨の絶景をゆっくりこぎながら堪能できますよ。

須磨浦公園の桜はどんな感じ?

最後は、須磨浦山上遊園から、カーレーター・ロープウェイなどに乗って須磨浦公園駅に戻り、散歩しながらお花見も。

駅前には、改札を出てすぐ東側に休憩スペースがあって、桜と海を一緒に眺めるのに良さそうなところです。

ぐるりと円形にベンチが置かれ、腰かけれるようになっているので便利に使えそう。すぐそばにはカフェもあり、繁忙期の休日にはキッチンかーが出店されています。

公園は東西に長く、駅から徒歩10分の東のはしっこには、こんな感じのお花見スポットが。ここに到着するまでにも桜並木がたくさんあるので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

山の地形を生かした山上遊園と公園は、自然がいっぱい、坂もいっぱい。滑りにくい靴で訪れるのがおすすめです。

今回は乗り心地の悪さが魅力のカーレーターを楽しんだり、絶景とお花見を楽しんだりと、盛りだくさんの春のお出かけとなりました。春の桜以外の季節も、ぜひ訪れてみたいお出かけスポットです。


【撮影協力】みーこ/Instagram(@mimimilk82
趣味は、映画・舞台鑑賞・読書・お散歩。食べることも大好きで、最近は、さつまいもスイーツを食べることにハマっています。現在、女優を目指して日々いろんなことに挑戦していて、感じたこと体験したことを毎日日記に書き留めています。将来の夢は、映画などで活躍する女優になること♪神戸から羽ばたける日を夢見て奮闘中です!

 

この記事を書いた人

しょうこ

好きなことは写真撮影、アート鑑賞、あとビールを飲むのが大好きです。

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1 個のコメントコメントを残す
  • マッサン62

    平日はリフトが稼働していないので行けないところもあるので注意が必要かも。

    2024年4月11日3:50 AM 返信する