東遊園地の『こども本の森 神戸』が3月25日にオープン。「名誉館長」には竹下景子氏が就任するみたい

ライター:エミ

東遊園地の『こども本の森 神戸』の開館日が、「2022年3月25日(金)」に決定したそうです。


神戸市中央区加納町6-1

この春にオープン予定と言われていた『こども本の森 神戸』。開館日が決定し、また「名誉館長」として竹下景子氏の就任も決まりました。

蔵書数は約25,000冊。ただし開館当初は約18,000冊からスタートするそうです。「しぜんの森」「おはなしの森」など15の大テーマが設定されます。

配架する蔵書の選書方針
【基本方針】
子どもが読書の楽しみを発見し、好奇心を満たし、豊かな感性と創造力を育み成長につながるような良質な絵本や読み物の充実を図るよう選定する。
【選定・収集に関する考え方】
・乳幼児から小学生を対象に出版された図書を選定し収集する。
・児童書は、長く読み継がれ評価の定まった各分野の図書を中心とする。
・成人向けの出版物でも、子どもが関心を持って読むことのできる本は蔵書に加える。
・漫画コミックは、神戸市にゆかりのある作家、神戸市が舞台になっているものなどを限定的に選定。
・エンタメ本(ゲーム本など)は、アニメを書籍化したものよりも原作を厳選して採用。

その15テーマが1階、2階に分けて配架されます。

 

 

また、開館後は多数の来館者が予想されるため、混乱回避や感染対策にも配慮して、当面の間は「予約制」を導入するとのこと。

予約制の概要
【予約開始時期】2022年2月16日(水)~
【予約方式】抽選方式+先着予約(抽選予約確定後、キャンセル等で空きが出た場合)
※申し込み人数枠は1組5名まで。
※申し込み数制限は1日あたり1枠まで
※予約人数は1回あたり最大100人×4回転、90分制、400人/日
【方法】公式サイトから
※当落通知はメールにてお知らせ
※詳しくは、2月16日(水)に公式サイトに公開される「ご来館予約はこちら」の予約受付ページをご覧ください

「名誉館長」に就任した竹下景子氏は、映画『男はつらいよ』のマドンナ役などを務めた俳優。2005年には「神戸大使」に就任するなど、神戸にゆかりが深い方だそうです。

名誉館長の決定について
【竹下景子氏 プロフィール】
俳優 愛知県名古屋市出身
1973年NHK銀河テレビ小説『波の塔』で本格デビュー。映画『男はつらいよ』のマドンナ役を3度務め、『学校』では第17回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2007年、舞台『朝焼けのマンハッタン』『海と日傘』で、第42回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。テレビ・映画・舞台への出演の他、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」日本館総館長をはじめ、国連WFP協会親善大使など幅広く活動している。
【就任者選定の理由】
 竹下氏は、1999年1月より、市民グループ「震災復興支援コンサート実行委員会」が開催する「詩の朗読と音楽」にボランティアとして参加。震災復興支援に携わるとともに、2005年には神戸大使に就任するなど、神戸にゆかりが深い。また、阪神・淡路大震災だけではなく、東日本大震災後は、東北大学災害科学国際研究所などの主催による「東日本大震災語りべシンポジウム かたりつぎ~朗読と音楽の集い~」へ参加し、震災の記憶や教訓を後世に語り継いでいくことに注力されている。一方、『世界の子どもにワクチンを 日本委員会』の「ワクチン大使」としての活動や小児がんの子どもたちを支援するチャリティー公演への参加など、子どもたちへの思いも深く、様々な活動に携わっておられるところである。「こども本の森 神戸」では施設コンセプトとして“命の大切さと震災の教訓の継承”を掲げており、上記のような竹下氏の活動、神戸市との関わり等を含め最適任者であると判断し、このたび就任を依頼したものである。
【就任メッセージ】
 安藤忠雄さんが図書館を創り寄付して下さると知って、とても嬉しく思いました。震災を経験した神戸。私の大好きなこの街で、命の大切さを学び、ふるさとの歴史や文化にふれて、ここがこどもたちの居場所になったら、彼らの未来はどんなに明るいものになるでしょう。そのお手伝いができたら、と名誉館長を拝命いたしました。 小学校の図書室に毎日通って読んだ本。大人になって出会った本もあります。そんな本達と一緒に楽しい旅をしたからこそ今の私があるのです。21世紀を担う神戸のこどもたちに、ぜひ本と親しんで時空を超える冒険の旅に出てほしいと思います。

東遊園地の「こども本の森 神戸」にロゴが取り付けられてる。いよいよ開館準備へ

2022年1月28日

子どもの春休み期間中のオープンなので、休みの間に早速行ってみようという人も多いかも。その際は予約をお忘れなく。

◆関連リンク
こども本の森 神戸 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

エミ

三宮は目をつぶりながら歩けます。

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