神戸には洋館が立ち並ぶ場所がたくさん残されています。
洋館と聞くと「北野」の異人館を想像する人が多いと思いますが、洋館で写真を撮ったり・歴史を感じたり・食事やイベントに参加したり、楽しみ方もいろいろ。
今回は「ノスタルジック」な雰囲気を味わえる神戸の洋館とおすすめの楽しみ方をご紹介していきます。
もくじ
● 【舞子】孫文記念館(移情閣)
● 【垂水】ジェームス邸
● 【塩屋】旧グッゲンハイム邸
● 【須磨】LE UN(ルアン)神戸迎賓館
● 【三宮】TOOTH TOOTH maison 15th(メゾンジュウゴ)
● 【三宮】萌黄(もえぎ)の館
JR舞子駅から海側へ5分ほど歩いた「舞子公園」の中にある『孫文記念館』は、大正はじめに、神戸の貿易商・呉錦堂 氏が建てた別荘です。
1984年以降「記念館」として一般公開されていますが、八角三層の楼閣は日本最古の木骨コンクリートブロック建築で国の重要文化財に指定されています。
すぐ目の前に「明石海峡大橋」ができてからは、ますます「フォトジェニック」なスポットとしてカメラを構える人もよく目にします。
見晴らしの良い公園内にポツンと建つレトロな外観の建物なので、地元の人は知らない人は少ないと思いますが、意外と中まで見学したことのある人は少ないかもしれません。
館内には「孫文」に関連する資料が展示されていますが、内装もノスタルジックで見ごたえがあるとのことなので、一度見学してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・孫文記念館 – 公式サイト
山陽 滝の茶屋駅から歩いて7分のところにある『ジェームス邸』は、英国人貿易商によって建築されたスパニッシュ様式の迎賓館で、結婚式場やレストランとして利用されています。
築80年ほど経過している神戸市指定有形文化財で、敷地面積はなんと10,000㎡。建物自体も大きいですが、庭園も広々としていて、館内から眺める庭越しの景色は神戸らしい絶景です。
館内にはたくさんの部屋があるようで、食事の前に案内され「待合スペース」も、天井・照明・インテリアなどどこを切り取っても「ノスタルジック」そのもの。
2階の食事スペースも複数分かれているので、足を運ぶ度に違った雰囲気を味わえるのも楽しみですね。
ちなみに、こちらの名物は目の前でカットしてくれる特大の「ローストビーフ」。こちらも楽しみのひとつです。
◆関連リンク
・ジェームス邸 – 食べログ
JR塩屋駅から歩いて4分のところにある『旧グッゲンハイム邸』は、明治大正期に神戸に滞在していたドイツ系アメリカ人の貿易商・グッゲンハイム 氏が所有していた邸宅です。
コロニアル・スタイルという17~18世紀頃の建築様式だそうで、2階の外観はほぼほぼ「窓」。この「大きな窓」があるのもコロニアル・スタイルの特徴みたいです。
洋館の名前にもなっている通り、この場所はもともと、ジェイコブ・グッゲンハイム 氏が所有していたとされていましたが、土地台帳にあったのは別の人の名前。
グッゲンハイム氏の名前があったのは、近くの別の建物だということが2020年に分かったそうで、本当は別の名前がつくはずだったということになるようです。
神戸の街と海が一望できるこの場所で、写真撮影をする人が多いですが、館内ではヨガやピラティスなどの教室もしてるみたい。
洋館の中でヨガって珍しくて、ちょっとチャレンジしてみたくなります。
◆関連リンク
・旧グッゲンハイム邸 – 神戸市塩屋の洋館
塩屋で育ちました。昔のままです。