須磨離宮公園のすぐ近くにある『神戸迎賓館 旧西尾邸』は、大正時代に神戸で貿易商として成功していた類蔵 氏が、須磨の高台に建てた豪邸です。
敷地面積、10,000㎡の中に複数の建物が建てられていて、兵庫県指定重要有形文化財にも指定されている本館の中に『LE UN(ルアン)神戸迎賓館』というフレンチレストランがあります。
当時この「西尾邸」に招かれたのは、トップクラスの貿易商や関西の財界人・文化人・華族といった本物のセレブリティのみ。
当時の神戸社交界において「西尾邸」への招待はステイタスの証だったそうです。そんな空間で食事ができると思うとなんだかわくわくしますね。
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・LE UN 神戸迎賓館 – 公式サイト
各線三宮駅から徒歩10分、旧居留地エリアにある『TOOTH TOOTH maison 15th(メゾンジュウゴ)』は、神戸の洋菓子店『TOOTH TOOTH』のレストラン部門です。
『TOOTH TOOTH』のレストランは中央区だけでも複数ありますが、その中でもこの『maison 15th』は、神戸に残る「異人館」でもっとも古い「旧神戸居留地十五番館」を改修したレストランで、国指定重要文化財にも指定されています。
館内には複数部屋があるので、その時その時で違った雰囲気を味わうことができます。メニューは食事だけでなくスイーツなどもあるので、手軽に洋館の中を楽しめるのも魅力のひとつ。
レストランの窓から見える景色も、洋館が立ち並ぶ旧居留地エリアなので、どこを切り取っても「ノスタルジック」な雰囲気を壊すことのない人気のレストランです。
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・旧グッゲンハイム邸 – 神戸市塩屋の洋館
画像:一般財団法人神戸観光局
神戸北野にある『萌黄の館』は、明治時代にアメリカ総領事「ハンターシャープ」の邸宅として建築された洋館です。
名前の通り「萌黄(もえぎ)色」の外壁が特徴の建物で、 国指定重要文化財に指定されている異人館です。
1日で洋館巡りをたくさんしたいという人には、やっぱり「神戸北野エリア」がおすすめ。
画像:一般財団法人神戸観光局
開放的なサンルームからは神戸の景色が楽しめます。
ところで洋館に「緑色」が使われていること多くないですか?意識して北野エリアを歩いてみると、「ゴミ箱」や「街灯」「階段の手すり」「バス停留所の看板」なども緑色です。
一説によると、当時の外国人は緑色を「魔よけの色」として信仰していたそうで、家に緑色を使うことが多かったんだとか。「ゴミ箱」や「停留所の看板」などは、もちろん当時からあったものではありませんが、背景や歴史などを知りながらめぐると楽しみが膨らみますね。
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・萌黄の館 – 神戸北野異人館街公式サイト
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塩屋で育ちました。昔のままです。