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「喫茶店」の始まりの地とも言われる神戸には、老舗店から新しいお店まで、多くの喫茶店がありますよね。
今回は、「喫茶店ブーム」が巻き起こっていた1970〜80年代に、多くのお店で提供されていた「サイフォン式コーヒー」に注目して、神戸の喫茶店を5つご紹介!
70年以上続く老舗店や、サイフォン式を関西で初めて取り入れたお店など歴史ある店舗もありますよ。ペーパードリップやコーヒーマシーンとは違った味わいのこだわりコーヒーを求めて、喫茶店巡りをしてみてはいかがでしょうか。
サイフォン式コーヒーとは、フラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化を利用してお湯を移動させながらコーヒーを抽出する方法。
複数同時に抽出することができ、味のバラつきが少ないというメリットから昭和の喫茶店では一般的なコーヒーの淹れ方だったそうです。
Index
※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
【三宮】六番館
画像:Instagram(@taxanaxa)より
『六番館』は、JR三ノ宮駅東口から海側へ徒歩5分、三宮ビル東館の地下1階にある45年以上続く喫茶店です。
上階はオフィスが入っているビルなので「こんな所に喫茶店が?」と思うかもしれませんが、地下に降りるとすぐ「六番館」の看板を見つけることができるのでご安心を。
オフィスビルが多く立ち並ぶ場所で、朝8:00から営業していることもあり、出勤前に立ち寄る人も多いそうですよ。
画像:Instagram(@1993_09.03)より
店内は、趣きのある雰囲気と焦げ茶色を基調としたインテリア、明るすぎない照明で落ち着く空間になっています。
カウンター席のみなので1人で利用する人も多く、静かに読書をしながらコーヒーを飲む人や女性店主とのおしゃべりを楽しむ常連客もいたりと、それぞれの時間を過ごすことができそうですね。
画像:Instagram(@marilyn_ayaka)より
定番の「六番館ブレンド」は、深みとコクがありながらも、後味がすっきりとしていて飲みやすいんだそう。サイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れた熱々のコーヒーが提供されますよ。
セットメニューがいくつかあり、中でも「ホットサンドセット」は、コーヒー(紅茶も可能)と共に、玉子・ハム・チーズから選べるホットサンドがついていて朝ごはんにぴったりな組み合わせに。
朝早くから本格的なコーヒーが飲める喫茶店なので、予定や待ち合わせの前などに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区御幸通6-1-12 三宮ビル東館地下1階 MAP
営業時間
平日 8:00~18:00/土曜 10:00~14:00
定休日
日曜・祝日
◆関連リンク
・六番館 – 食べログ
【三宮】茶房 ジャヴァ
画像:Instagram(@umaiumai_oic)より
阪急 神戸三宮駅から徒歩1分、高架下にある昭和レトロなジャズ喫茶が『茶房 ジャヴァ』です。
1953年に創業し70年以上続く老舗の喫茶店で、店内に置いてあるオーディオ機器は、初代店主がアメリカから取り寄せ開店当時から現在まで使われている年代ものなんだそう。
画像:Instagram(@peruco_202)より
名盤レコードや古い映画などのポスターが飾られ、家具や内装からも長い歴史が感じられます。
古くからの常連客だけでなく、昭和の雰囲気が味わえると若い世代にも話題のお店みたい。
サイフォンで淹れるコーヒーはシンプルにブラックで飲むのもいいのですが、クリームがのった「ウインナーコーヒー」やチョコレートソースがかかった「モカジャヴァ」というオリジナルコーヒなど甘めの味も選べます。
画像:Instagram(@__ha.na___04.12)より
ケーキセットやプリンセットはお皿にたっぷりのフルーツが盛られているので、見栄えも良く満足度も高めで、食後のデザートとコーヒーを求めて訪れる人も多いんだとか。
音量大きめなジャズが流れるレトロな店内にいると、朝ドラのワンシーンに紛れ込んだような錯覚に陥りそうですねよ。老舗の喫茶店で昭和の名残を感じながら、コーヒーとジャズを楽しんでみたい人はぜひ。
ちなみに、お店の営業は正確には決まっておらず、夕方くらいから夜にかけての営業時間みたいなので、ご注意ください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市市中央区北長狭通1-31-13 MAP
営業時間
夕方頃~
定休日
不定休
◆関連リンク
・茶房 JAVA – 食べログ
【三宮】マウンテンコーヒー 三宮センター街店
画像:Instagram(@ginjirou.sub)より
阪急 神戸三宮駅から海側へ徒歩5分、三宮センター街の中にある喫茶店が『マウンテンコーヒー 三宮センター街店』です。
産地別や農園を指定したオーガニックコーヒーを中心に提供していて、足しげく通う人も多い人気店。通り過ぎてしまいそうなほど細い入口で隠れ家感がありますね。
画像:Instagram(@junkissanpo)より
「昔ながらの喫茶店」をイメージして作られた店内には、古い焙煎機やコーヒーミルなどが飾られ、約60席ほどあるアンティークなテーブルセットが重厚感ある雰囲気を演出しています。
一番奥の壁にはコーヒー豆で描かれた世界地図が目を惹く、クラシカルなインテリアに。
地上の入り口からは想像できない広々とした空間で座席数も多く、家族や数人のグループでも利用しやすそうですね。
画像:Instagram(@yu_bou2611)より
コーヒーは、サイフォンで抽出するマウンテンブレンドの他に、アメリカンタイプの「ソフトブレンド」、深煎りの「ハードブレンド」、ブラックで飲みやすい「マイルドブレンド」、他にも産地別のコーヒーなどから選ぶことができます。
玉子とトーストがセットになったモーニングメニューが11:20まで利用できるので、朝ご飯を遅めに食べたいときや、お昼前にちょっと小腹が空いたときにもちょうどいいですよね。
種類豊富なコーヒーやドリンク、食事系やデザート系と幅広いメニューが揃っているので、コーヒーが苦手な人や食の好みが違う人とでも利用しやすいのでは。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区三宮町2-10-26 MAP
営業時間
10:00~19:00
定休日
なし
◆関連リンク
・マウンテンコーヒー 三宮センター街店 – 食べログ
【元町】エビアンコーヒー
画像:Instagram(@kobe_meshi)より
元町駅から海側へ徒歩5分、大丸神戸店にほど近い場所にあるのが『喫茶エビアン』です。
1952年に開業し、関西で初めてサイフォンコーヒーを提供した名店として知られています。
画像:Instagram(@zenryoku_ayapan)より
使い込まれたテーブルや椅子、懐かしい書体の看板やメニューなど、昔ながらの純喫茶という感じ。
注文するとサイフォンからはポコポコと音がなりだし、コーヒーの香りが広がります。
自家焙煎のブレンドコーヒーは深入りですがあっさりとした味わいで、ブラックが苦手な人でも飲みやすいそうですよ。
画像:Instagram(@___chame.t)より
エビアン定番の組み合わせが、ブレンドコーヒーとシフォンケーキ。素朴な味と優しい口どけのシフォンケーキがコーヒーとの相性が良いと人気なんだそうです。
ちなみにシフォンケーキは「港シフォンケーキ」という名前で販売されていて、お取り寄せもできますよ。
創業から70年以上、サイフォン式コーヒーを提供し続ける老舗喫茶店。落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごしながら歴史ある味を堪能してみてはいかがでしょうか。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通1-7-2 MAP
営業時間
月~土 8:30〜18:30/日・祝 9:00~18:30
定休日
第1・第3火曜/水曜
◆関連リンク
・神戸みなと シフォン – 公式サイト
・KOBE EVIAN COFFEE/神戸エビアンコーヒー – 公式Instagram
【元町】喫茶ファイン
画像:Instagram(@achisinoibukuro181)より
JR元町駅から海側へ徒歩1分、元町プラザビル地下1階にある隠れ家的喫茶店が『喫茶ファイン』です。創業1983年の、知る人ぞ知る名店。
昭和の雰囲気を色濃く残す店内は、時の流れがゆっくりと感じるほど落ち着けて、長居してしまう人も多いそうですよ。
画像:Instagram(@raisinbuttertsand)より
地下にあるお店ですが、たくさんのシャンデリアに照らされて店内はとても明るく、人通りもほとんどない静かな空間なので読みものや書きものをするのにもピッタリですよね。
一番奥には半個室の席があり、そこに案内されるとちょっとした特別感を味わえるそうですよ。
画像:Instagram(@raisinbuttertsand)より
サイフォンで淹れたコーヒーは香り高く深めの味わいが特徴。メニューは紅茶などのドリンク系と、トースト2種類というシンプルなラインナップです。
様々な色やデザインのカップ&ソーサーが素敵で、自分に提供されるものはどんなのかなと待ち時間がワクワクしそう。
「自分だけの秘密にしておきたい」と思うような落ち着ける喫茶店で、美味しいコーヒーと共に各々好きな過ごし方を見つけてみてはいかがでしょうか。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通2-9-1 MAP
営業時間
11:00~18:30
定休日
日曜・祝日
◆関連リンク
・COFFEE ファイン – 食べログ
【元町】喫茶 しゅみ
画像:Instagram(@__sat.kissa__)より
『喫茶しゅみ』は、JR元町駅から海側へ徒歩3分、南京町の西側にある1975年に創業した昭和レトロな純喫茶です。
店名の「しゅみ」を漢字で書いた「須彌」の文字が渋く、味のある青い看板が目印。
画像:Instagram(@cafete_retro)より
周りのお店とはジャンルもテイストも違うのに、南京町にうまく溶け込んでいてまさに穴場の喫茶店という感じ。
濃い茶色のインテリアで統一され、ステンドグラスのランプやアンティーク調の照明で照らされた、ちょっと暗めの店内は、南京町の喧騒を感じさせないノスタルジックな空間になっています。
画像:Instagram(@onakasuitane____)より
コーヒーは定番のブレンドの他に、コロンビアやガテマラ、キリマンジェロなど7種類ほど。
フードメニューでは「あんバタートースト」が人気で、サイフォンで入れたコクと深みのあるコーヒーに甘塩っぱいトーストの組み合わせがピッタリと、セットで頼む人が多いんだそうですよ。
南京町での食べ歩きに疲れた時に立ち寄れば、ホッとひと息つけそうですね。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区栄町通2-9-7 MAP
営業時間
8:00~20:30
定休日
不定休
◆関連リンク
・しゅみ – 食べログ
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mari
西宮で生まれ育ち、現在は垂水区で二児の年子兄弟の母として日々奮闘中!
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