「雌滝」からの階段は「雄滝」への道につながっていて、結局はこのルートを歩くことになります。そりゃそうですね。
しばらくは上りが続きますが、運動不足解消にはちょうどいいんじゃないかと。ただ、重い荷物や一眼レフカメラを持っていると、ちょっとしんどいかもしれません。
渓流沿いの道を歩いていると、少し迫り出した部分に「鼓ヶ滝」と書かれた石碑が。実際の滝はこの少し先にあるのですが、鼓(つづみ)の音がすることからこの名前がつけられたとか。
「鼓ヶ滝」を上から見るとこんな感じ。ここも、ちょろちょろですね…。この時ばかりはダムの水門をもっと開けてほしいと心から思いました。
空を見上げると『神戸布引ハーブ園』行きのロープウェイが。ちょろちょろの布引渓流はどんな風に見えるのでしょうか。
渓流沿いの道はハイキングや登山客にも人気で、歩いているとたくさんの人とすれ違います。まあまあのオフロードなので、事前に準備できるのであれば、トレッキングシューズやアウトドア系の服装を選んだ方がいいかも。
今回のクライマックスである『雄滝』に到着しました。高さは43mもあるそうで、これまでの滝とはスケールが違います。
観賞用のスペースもやや広め。みんなベンチに座ってゆっくり眺めたり、写真を撮り合ったり。
滝は一番上から5段に折れて水が落ちるということですが、ここも取材時は水量が少なく、普段よりはちょっと地味かも。
でも、逆に岩肌や水の流れがしっかり見える、レアな時期でもあるのではないでしょうか。水墨画のような渋い魅力を感じます。
そして、滝壺から流れている4番目の滝、『夫婦滝』。二筋の流れが仲睦まじく一筋になることから名付けられましたが、今日はどうやら独身気分のようです…。
神戸ジャーナル 編集部
ライター一覧