『EKIZO(エキゾ)』地下1階「キッチン&マーケット」では選考を勝ち抜いた『Samo料理店』が3か月限定で出店してる

ライター:このみ

4月26日にオープンしたEKIZO内の阪急OASIS神戸三宮店。地下1階にはルクア大阪に続き2号店となる『キッチン&マーケット』ができてます。


神戸市中央区加納町4-2-1

好きな物をつまみ食いならぬ「つまみ買い」して、テイクアウトはもちろんイートインコーナーで食べられるというもの。イートインスペースを囲む形で、お寿司・ステーキ・デリ・サラダや各国のお酒など幅広いラインナップのお店が並んでいます。

その中にパスカードとフレンチデリの専門店『Samo(サモ)料理店』があります。

神戸で飲食店の起業を目指しているシェフたちを応援しようと、「神戸市」が始めた『食のスタートアップ支援』というプログラムに応募した中から、厳しい選考を経て選ばれたシェフのお店です。

今回はそんな新しいフレンチのカタチに迫りつつ、コロナ禍でも夢を追い続けるシェフに、自分の料理を届けられるこの3か月についての想いを聞いてきました。

INDEX
パスカードってどんな料理?
● 夢への第一歩。審査員の前で勝負の1時間
● 店舗情報『Samo料理店』

パスカードってどんな料理?

パスカードはフランス中央部オーヴェルニュ地方の伝統料理と言われていて、家庭で食べられるカジュアルな料理です。

パスカード(=生地)はクレープやパンケーキのように液状のものを型に流して焼くことで、パイ包みのように食べられるお皿になります。

パスカードを作っている仲塚シェフ。ホテルオークラ神戸で料理人として長く勤めながら、その間何度もフランスへ足を運び、現地のフランス料理を学んできました。

現地で出会った『パスカード専門店』。仲塚シェフいわくおそらく「専門店」と言われているのは、フランスでもその1店舗ではないか、とのこと。

仲塚さん
フレンチレストランって敷居が高いイメージがあるじゃないですか。パスカードに出会った時、その敷居を下げられるんじゃないかって思いました。もちろんフレンチらしい特別感は残したいですが、もう少し気軽に楽しめる場所を作りたいんです。

ホテル勤務時代に出会った同僚の佐藤さんが焼きあがったパスカードを取り出します。

2019年頃から2人でパスカードを含むフレンチフルコースのお店の開業を目指して、物件探しなど具体的に活動してきましたが、コロナ禍となり一旦延期に。

佐藤さん
ようやく2人のお店を持とう!という時にコロナ禍となり、いつ実現するんだろうと途方に暮れていました。やっと自分たちでお客様に料理を届けられるチャンスが得られて今は毎日ワクワクしています。

佐藤さんの「サ」と、仲塚シェフの下の名前、元秋の「モ」から取ったという店名。

オシャレなフランス語の名前など色々と悩んだそうですが、飾らず・そして覚えてもらいやすい名前にしようと『Samo料理店』に。シェフの人柄や料理への強い思いが店名とも重なります。

フランスの家庭で食べられているパスカードは、簡単なサラダなどをのせて食べるようですが、仲塚シェフが作るパスカードは一味も二味も違って、上に乗せる具材にも力を入れています。

全5種類のデリから『自分の好きなものを選ぶ』ことができ、複数の味が混ぜ合わさることでの変化も楽しめます。

もちろん、デリだけの購入も可能。彩り豊かなフレンチデリはそのままお皿に盛り付けても見栄えもよく、おうちの食卓を飾ってくれそう。

MENU
①茄子とズッキーニ、トマトのミルフィーユグラタン(450円)

②魚介のタブレ・ブイヤベース味(480円)
③春キャベツと紋甲イカのペペロンチーノ(460円)
④春野菜のメリメロ、赤ピーマンのアイオリソース(440円)
⑤淡路産玉ねぎと新ゴボウ、牛すじ肉のアッシェ・パルマンティエ(500円)

※メニューは予告なく変更となる場合があります。
※1人前(100g)あたりのテイクアウト時税込価格です。

今回はデリ3種盛り(900円)をチョイス。パスカード大(300円)とは別に一口サイズのパスカード小(100円)も販売されます。

それぞれのデリはきちんと分けて盛られてくるので、パスカードがくたっとなることもなさそう。

パスカードはオーブントースターで、温かいデリは、電子レンジで少しだけ温めると出来立ての状態が楽しめるのも魅力の一つ。

家にある簡単なサラダと一緒に盛りつけるだけで、とてもオシャレなワンプレートが出来るので、お友達を呼んでおうちランチなどでも活躍しそうです。

夢への第一歩。審査員の前で勝負の1時間

神戸国際調理製菓専門学校で行われた選考会では、1次審査を通過した7名のシェフが一斉に調理をスタート。1時間という限られた時間で仕込み→名前を呼ばれた段階から審査員の前で最終調理を行います。

今回は限られたスペースでの出店なので、調理スピードや段取りの良さなど『料理人としての経験』が問われる審査基準もあり、調理過程から緊張感が高まります。

仲塚シェフは自身のお店を持つために渡仏以外に日本でも岡山や高松でお店の立ち上げに参加。お店の経営や運営についても一から経験を積んできました。

1次選考で提出した『事業計画』は何枚にもわたっていたそうで、夢の実現に向けてどれだけ具体的に考え・経験を積んできたかを物語っている内容だったと言います。

パスカードの魅力は『自宅で食べても美味しいテイクアウト』というところ。コロナ禍の今『美味しいテイクアウト』需要にフィットしていることが評価されたようです。

このみ
テイクアウトって冷めてしまってどうしてもお店で食べるより劣ってしまう印象でしたが、テイクアウトも想定して作ったメニューなので家でも楽しめるのがよかったです!

あとはやっぱり目新しさ。『パスカード』と聞いて、食べ物よりバスの定期券みたいなものを想像する人の方が多いかもしれません。食べたことのないものは体験したくなるものですよね。

このみ
食感は塩味を聞かせたシュー生地に近い印象です。しっとりしているけれど重たくなく、デリと一緒に食べると満足度も高く朝ごはんや軽食にもピッタリだと思いました。
店舗情報『Samo料理店』

7月末までの出店となる『Samo料理店』。秋以降には自分たちのお店のオープンも予定し、今は毎日休みなくパスカードを焼き続けています。

仲塚さん
神戸の街のど真ん中で料理ができる今は毎日が充実しています。もちろんこれから先の不安もありますが、多くの人に自分が作るパスカードを知ってもらって、自分のお店を出すときにもフレンチのフルコースはパスカードからスタートさせたいと思っています。

緊急事態宣言を受け、現在キッチン&マーケットのイートインはできませんが、このスペースを利用して普段以上に品数を増やしているようなので、GWに向けておうちで楽しめる食べ物をゲットしてもいいかも。

オープンから数日、緊急事態宣言下ではありますが、駅直結の好立地ということもあり、連日Samo料理店の前には人だかりができています。

密は出来るだけ避けつつも、おうちでたまにはフレンチなんていかがでしょうか。

店舗名Samo料理店 
ジャンルフレンチデリ
住所神戸市中央区加納町4丁目2-1 EKIZO B1F  
営業時間10:00~22:00 ※阪急OASISに準ずる
定休日なし
リンク公式サイトInstagram

紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。※自分のお店でもOKです。

このみ
ライター:このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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