神戸空港の国内線利用時に『施設使用料』がかかるようになるみたい。「5月1日」以降の購入分から運賃に上乗せ

神戸空港 第1ターミナルビル PSFC 施設使用料
画像:Feel Photo 神戸公式写真ライブラリーより
©一般財団法人神戸観光局

2025年5月1日より、神戸空港第1ターミナルビルの「国内線」利用時に『施設使用料』が導入されることになりました。


神戸市中央区神戸空港1

今年で開港19年を迎える「神戸空港」は、この2月に累計搭乗者数が「5000万人」を突破しました。

国内線の発着枠は、開港後しばらくは「1日最大60回」に制限されていましたが、2019年に「80回」に。今年3月からは「120回」に拡大されます。

今回第1ターミナルビルに導入される「旅客サービス施設使用料」(PSFC)は、出発・到着ロビーなどのサービス提供、各種施設の整備・維持管理に使われるそうです。

神戸空港 第1ターミナルビル PSFC 施設使用料
※3歳以上12歳未満は小人とします(ただし年齢が確認できない航空券を使用する場合は大人とします)
※3歳未満の幼児は無料(ただし航空券を使用する場合は小人とします)
※上記小人および幼児の定義に当てはまらない場合は大人とします

施設使用料は出発・到着ともに適用され、大人が300円、小人が150円

航空券を購入する際に、航空運賃と同時に支払うオンチケット方式での決済になります。

神戸空港 第1ターミナルビル PSFC 施設使用料

施設使用料がかかってくるのは、5月1日以降に発券した場合が対象です。

搭乗日が5月1日以降でも、4月30日までに発券していれば対象外となるみたい。

国内主要空港 国内線の施設使用料
空港名大人(12歳以上)小人(3歳以上12歳未満)
新千歳空港370円180円
仙台空港290円150円
成田空港第1・第2ターミナル:450円
第3ターミナル:390円
第1・第2ターミナル:220円
第3ターミナル:190円
羽田空港370円
※4月1日以降 450円
180円
※4月1日以降 220円
中部空港440円220円
伊丹空港340円170円
関西空港
(第1ターミナル)
440円
※4月1日以降 560円
220円
※4月1日以降 280円
神戸空港300円
※5月1日以降発券分から
150円
※5月1日以降発券分から
南紀白浜空港260円130円
福岡空港110円50円
那覇空港240円120円

※いずれも税込み料金。2025年2月19日時点の情報

参考までに、国内の主要空港における「国内線」の施設使用料を調べてみました。

空港により異なりますが、関西圏の空港の施設使用料と比べると、概ね同価格帯と言えそうです。

「第2ターミナルビル」利用料等は「航空会社」から徴収

神戸空港 第1ターミナルビル PSFC 施設使用料
画像:神戸市公式サイトより

4月から始まる国際チャーター便と一部の国内線が発着する「神戸空港第2ターミナルビル」では、ターミナル使用料と保安検査施設利用料を「航空会社」から徴収する方針だそうです。

国際チャーター便は出発便のみで、合計金額は大人が2,840円、子どもは1,700円。国内線は発着便に適用され、合計金額は大人300~550円、子ども150~400円になるみたい。

航空運賃に上乗せされるかどうかは、各航空会社の判断になるそうです。


報道によれば、第1ターミナルビルの施設使用料は、利用客増加に伴う天井の耐震化や照明などの改修のほか、フライト情報などを表示するデジタルサイネージの多言語対応などの費用に充てられるそうです。

◆関連リンク
神戸空港 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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