神戸どうぶつ王国に新展示場『モモンガの夜~夜の動物たちの世界~』ができてる

王国初、活動的で野性味溢れる夜行性動物たちのエリア『モモンガの夜~夜の動物たちの世界~』がオープンしました。


神戸市中央区港島南町7-1-9

このエリアで見れるのは、二ホンモモンガやレッサースローロリス、ショウガラゴなど、9種類の夜行性の動物たちで、うち5種類は神戸どうぶつ王国初登場です。

夜行性動物は、暗くなった夜に活動し明るい昼間は休むという生き方をします。

光がほとんど入らない世界で、どのような能力を使って生きているのか。夜に活動する種ならではの活動的で野性味あふれる姿が楽しめます。

扉をくぐるとそこは静まり返った夜の世界。他の展示場と違い、光の届かないエリアが夜の森を探検する冒険心を掻き立てます。

わずかな月明かりだけで活動する夜行性動物たちは、驚くほど活動的です。約264㎡のこのエリアには11の展示室があり、動物たちの本来の行動が引き出せる仕組みが施されています。

二ホンモモンガ 《当園初登場》分類:齧歯目リス科

日本の固有種で森林に生息し、樹上で活動しています。生活するための樹洞があるような古い森林の減少により、自治体によっては絶滅危惧種に指定されている種類です。軽い身のこなしや、音もなく飛ぶ姿から“ 森の忍者 ”と呼ばれています。

レッサースローロリス 《当園初登場》分類:霊長目ロリス科

音をたてずにゆっくり動くため、獲物の昆虫に気付かれることなく捕まえることができます。森林破壊により生息地が減少し絶滅の危機に瀕しています。

③ショウガラゴ 《当園初登場》分類:霊長目ガラゴ科

可愛い鳴き声と容姿から別名“ ブッシュベイビー ”と呼ばれています。

フクロモモンガ 《当園初登場》分類:カンガルー目フクロモモンガ科

実はコアラやカンガルーと同じ有袋類の仲間。前肢の小指から後肢の指の付け根にかけて飛膜があり、木々を滑空しながら移動して餌を探します。

エジプトルーセットオオコウモリ 分類:翼手目オオコウモリ科

オオコウモリ類では珍しく超音波を出すことができ、その反響音を聴取・分析することによって周囲の環境を把握するエコロケーションを行います。

オオフクロウ 分類:フクロウ目フクロウ科

森林に生息しており、木々の間をとても静かに素早く飛ぶことができます。暗闇の中でもわずかな光があれば狩りができるよう目が発達しています。

マタコミツオビアルマジロ 分類:被甲目 アルマジロ科

背中には名前の由来となる3本の帯があり、危険を察すると丸くなって身を守ります。アルマジロのうち完全に丸くなれるのはミツオビアルマジロとこのマタコミツオビアルマジロだけ。

フクロシマリス 分類:カンガルー目フクロモモンガ科

リスではなくコアラやカンガルーと同じ有袋類。樹上での生活に適応した結果リスのような見た目になったと言われています。

ウスイロホソオクモネズミ 分類:齧歯目 ネズミ科

フィリピンの固有種でネズミ科最大種です。クモネズミの「クモ」は「蜘蛛」ではなく高い場所に生息することから「雲」を意味しています。


この施設は、2021年に行ったクラウドファンディングの支援金によって実現したものだそうです。特に支援した人はチェックしてみてください。

◆関連リンク
神戸どうぶつ王国 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

神戸ジャーナル 編集部

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。