垂水区内の介護付有料老人ホーム「チャームスイート神戸垂水」に、子ども第三の居場所『キッズ・ポートたるみ』が2024年10月31日(木)から設置されます。全国に233拠点(2024年7月末時点)ありますが、神戸市内では初となります。
神戸市垂水区宮本町1-29
日本財団の助成事業を活用した「子ども第三の居場所」は、困難な状況にある子どもたちを支援することを目的としています。
地域の子どもたちの「もう一つの家」となる場所を想定して拠点化を進めており、学習支援や生活習慣を身に付けるための支援、地域住民との交流などを行います。
子ども第三の居場所キッズドア「ラーニングラボすみだ」での様子
この助成事業を活用し、認定NPO法人キッズドアがこどもの居場所「キッズ・ポートたるみ」を設置し、市内の子どもを対象に学習支援等が実施されます。
キッズドアによる「こどもの居場所」の開設は関西初。日本財団全国の公式サイトより全国の拠点一覧を確認できます。
「子ども第三の居場所」では、子どもたちの生き抜く力を育むため5つの機会が提供されます。
安心
子どもたちが安心・安全に過ごせるよう、居心地のよい環境。 「ここに居ていいんだ」と思えるような、 まずは子どもたちのありのままを受け入れることから始まります。
食事
栄養バランスの良い食事で空腹を満たすだけでなく、家族のように食卓を囲んでコミュニケーションをとります。準備や片付け、料理体験を通じて、食環境の改善や自立も目指します。
生活習慣
「食事」「着替え」「入浴」「歯磨き」「挨拶」等の基礎的な生活習慣を整えます。 また、友達や大人との関わり方を学び、 社会性を身に付けることができます。
学習
分からないところまで遡りながら個別にサポートしてくれるスタッフによる宿題指導。一人ひとりと向き合い続ける先に、子ども自らの主体的な学びが生まれます。
体験
夏休みの旅行や季節行事、地域の催しへの参加など、体験を通して楽しい思い出をつくるだけでなく、チャレンジ精神や人と関係する力を養われます。
また、一人ひとりの子どもたちに対する支援だけでなく、保護者も含めて包括的に支援することで、各家庭の環境や事情に寄り添いながら、子どもの成長を後押ししてくれています。
他にも、「キッズ・ポートたるみ」を拠点に「子ども第三の居場所」事業のほか、独自のノウハウやネットワークを活用し、市内全域を対象として以下の子育て支援が実施されます。
(1)高校生世代向け学習支援
(2)こどもの居場所づくりとして学習支援に取り組む団体へのノウハウ提供(運営上の課題解決に向けた協力や成功事例の共有など)
(3)生活の向上や安定化に向けた子育て支援事業(事前に登録された子育て世帯に物資(文房具・食料など)・情報・体験・就労の4つの支援を提供)
開所式は、2024年10月29日(火)11:00より、チャームスイート神戸垂水 8階ダイニングにて行われ、テープカットや施設見学が実施されるみたいですよ。
事業開始
2024年10月31日(木)15:00~19:00
場所
介護付有料老人ホーム「チャームスイート神戸垂水」1階
事業内容
学習、遊び・交流、体験活動、相談、食事や物資・情報提供など
開設日時
15:00~19:00(原則、火・木・土曜のみ)
日曜に不定期でイベントを開催予定
休館日
月曜・水曜・金曜・日曜
対象
通所可能な小中高生(主な対象は小学生)
子どもたちが安心して遊び、学び、成長できる空間で、社会性と自己表現を育む大切な場になりそうですね。ぜひこの場を活用してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・日本財団 – 公式サイト
神戸ジャーナル 編集部
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