NHK連続テレビ小説『おむすび』が2024年9月30日(月)から放送されます。
どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、主人公・米田結が、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進むというストーリーなんだそう。
ヒロインは幼少期に神戸で阪神・淡路大震災を経験し、福岡・糸島で青春時代を過ごし、高校卒業後に家族で再び神戸に戻ることになるみたいです。
気になるあらすじは、こんな感じ。
平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。
青春時代を謳歌した自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。そして目指したのは“栄養士”だった。
「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」。はじめは、愛する家族や仲間という身近な存在のために。そして、仕事で巡りあった人たちのために。さらには、全国に住む私たちへの幸せへと、その活動の範囲を広げていく。
ヒロインの米田結(よねだ ゆい)を演じるのは「橋本環奈(はしもと かんな)」さん。
アイドル活動中の2013年、当時中学生の頃にイベントで踊っている写真が「奇跡の一枚」だと急速に拡散され、「1000年に1人の逸材」として注目を集めました。
その後、映画『セーラー服と機関銃-卒業-』で初主演を務め、『第40回 日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。ほかにも映画『銀魂』(17年)や『キングダム』(19年)などに出演。
2022年には、東京・帝国劇場舞台『千と千尋の神隠し』にて主演の千尋役を演じました。『第73回・第74回NHK紅白歌合戦』では司会を務めるなど、幅広く活躍中の俳優さんです。
家族キャストも豪華メンバーとなっていて、姉役の「仲 里依紗(なか りいさ)」さんに加え、主人公のことが心配でしょうがない、父・米田聖人役に「北村 有起哉(きたむら ゆきや)」さん。
父とは反対に、結のことを優しく見守る、“元ヤン”の母・愛子役には「麻生 久美子(あそう くみこ)」さん。故郷・糸島の農業をこよなく愛す、超ポジティブな祖母・佳代役に「宮崎 美子(みやざき よしこ)」さん。
そして、好きなことだけやって暮らしたい、“大ホラ吹き”な祖父・永吉役を「松平 健(まつだいら けん)」さん演じます。
神戸編には、「キムラ 緑子(きむら みどりこ)」さんや、吉本新喜劇などで活躍する「内場 勝則(うちば かつのり)」さん、漫才コンビ「ミルクボーイ」の「内海崇(うつみ たかし)」さんもキャストとして登場するのだそう。
橋本環奈さん・商店街の靴職人役を演じる「緒形 直人(おがた なおと)」さん・神戸市職員役を演じ、自らも神戸出身である「新納 慎也(にいろ しんや)」さんからは、神戸編のロケについてのコメントが発表されてますよ。
ちなみにこの3人での写真、左後ろにある建物は灘区民ホールでしょうか。ということは、都賀川の周辺でもロケ撮影が行われた可能性が高いですね。
【ヒロイン・米田結 役 橋本環奈さんコメント】
糸島で高校生活を送ったあとに神戸に戻ってくるということで、いま絶賛、神戸編を撮影中です。
私が演じている結ちゃんと米田家みんなで、深いかかわりがある震災のことなど思い出を語ったりするシーンもあります。やっぱり朝に“朝ドラ”をご覧いただいている皆さんが明るく楽しく一日を始められるようにという気持ちもありつつ、震災のことは軽々しく口にできるものではないので、そこに寄り添って撮影できるように、大切に演じさせていただいています。
神戸での撮影では、ポートタワーや摩耶山の掬星台(きくせいだい)などに行きました。夜景がきれいだったり、景色がいい場所がすごく多くて、そこがとても印象的で楽しかったです。【靴店店主・渡辺孝雄 役 緒形直人さんコメント】
神戸ロケでは、見晴らしの良い高台と、きょうはこちらで撮りました。あとはほとんどロケがないんじゃないかと思います。
震災から時が止まってしまった男を演じていまして、とにかく孤独なんです。家の中に閉じこもっていて、人と話をしないといった感じの役で、こういったロケに来ることがほとんどないので、(暑さで)ヘロヘロです(笑)。
震災から時が止まってしまった男に、この先どう光が見えるのか、そのままなのか、そういうところを感じていただけるよう丁寧に演じていきたいと思っています。【神戸市職員・若林建夫 役 新納慎也さんコメント】
僕は神戸出身なので、今回のドラマはうれしくて、実家もそこらへんに見えているくらい、近いです(笑)。地元でこの役をやらせていただくことを本当にうれしく思っています。
この作品は阪神・淡路大震災のことを描くということで、僕もその時実際に神戸で震災にあったので、古傷がひりひりするような、でもすごく誇らしい思いもあったりして、震災にふれる作品をやることは僕にとっても、いまの日本にとっても意味のあることだと思います。
このドラマを見て、能登をはじめ、まだ被災で苦しんでる地域の方が「そうだ、神戸はこう立ち上がったんだ」と思って元気になっていただけたらと思います。
ちなみに神戸編に寄せた制作陣のコメントは、こんな感じ。
皆さんは、1月17日が「おむすびの日」であるということをご存じでしょうか。2000年に制定されたこの記念日は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災が由来となっています。
震災の後、避難所で途方に暮れていた人々の元に、周りの地域から多くの“おむすび”が届けられました。人は何か大きな出来事が起きた時、支え合って生きていくことができる――その“強い結びつき”を忘れないために、この日が「おむすびの日」に制定されました。
ドラマのタイトル『おむすび』には、縁や人を結び、つなげてゆく“ヒロインの歩み”を象徴する意味が込められていますが、「おむすびの日」もこのドラマでとても大切な意味を持っています。
<中略>
2025年1月17日、阪神・淡路大震災発生から30年を迎えるにあたり、連続テレビ小説『おむすび』は、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描きます。
制作統括・宇佐川隆史さんをはじめとする制作チームは、何度も話し合う中で「見た人の一日を元気にし、明日へと希望をつなぎ、人生を豊かにする“朝ドラ”で、真正面から震災を描いてもいいのか。きっと見ることが出来ない人もいるのではないか」という葛藤を抱えていたのだそう。
しかし「阪神・淡路大震災からまもなく30年となろうとする今こそ、“朝ドラ”で震災を描く意味がある」「かつて起こった出来事を、決して忘れないこと。そして今も被災されている方々の苦難を、他人事ではなく、自分事として感じてもらうこと。“朝ドラ”だからこそ、それが叶えられるのではないか」という結論に至ったとのことです。
また、事前にここまでドラマの内容を告知することについても様々な意見があったそうですが、「不意に震災の様子を目にしてしまい、震災経験者の方々、さらには今も避難されている方々を傷つけてしまうことを、できる限り避けたい」という思いから発表することにしたんだとか。
連続テレビ小説の1シリーズの放送期間は6か月ですので、『おむすび』の放送中に、阪神・淡路大震災からちょうど30年の節目を迎えます。
豪華キャストたちによる演技や、普段私たちが生活している神戸の風景がどんな風に画面に映るのか楽しみにしつつ、震災について改めて考える機会になれば良いですね。
◆関連リンク
・おむすび – NHK – 公式サイト
楽しみ、30年前のあの時を思い出す。本当にドラマを半年間体験したみたいだ。忘れられない思い出。その日の前と後での人生の違い。ドラマが楽しみです。出来たらドラマに出てみたい。
10月でしょ?9月スタートなら、昨日で虎に翼は最終回だったはず
9月30日(月)放送開始です。