トアウエストで平日限定「町中華ランチ」を楽しんできた。ぶらり散歩のあとは明日のパンを買いに

 

今日はトアロード西側にあるエリア、トアウエストをぶらりと散歩します。

この街は古着屋さんや雑貨屋さん、個性的なセレクトショップが点在し、カジュアルなにぴったりの雰囲気。

町中華が集まるエリアであることでも知られていて、まず町中華ランチで腹ごしらえをしたあと、街を散歩していきます。

JR元町駅の東側から北へ出て、そのまま鯉川筋を上ります。

通りをすこし歩いただけでいくつか中華料理店があり、口の中はすっかり中華です。

鯉川筋から東に一本入ると、下町情緒ある路地が。

右手のエンジ色の煉瓦造りのビルを目印に、道を曲がります。

駅から約5分、香港点心と中華粥の専門店、圓記(ユンキー)に到着!

本場の味を残しつつ、日本人の口に合う味付けを考えられた中華料理なんだとか。

「味も雰囲気も香港そのまま」がコンセプトのお店は、路地裏の雰囲気と相まって、まるで現地に来たみたい。

さてお目当ては、平日お昼限定「お粥セット」(1,100円 税込)。

本場香港シェフが作るセットの内容は、香港粥/香港風焼きそば/日替わり点心3種/デザートの6品です。

店主が「若い世代にも点心をもっと身近に感じてほしい」と、お得なセットを用意したのだそう。周りを見回すと皆さんこのセットを注文していて、やはり人気のセットなんですね。

そんな名物の点心は、皮や生地、あんはすべて点心師の手作り。焼売・餃子・大根餅がサーブされたら、アツアツのうちに頬張ります。

干し貝柱のだしで、生のお米から3時間以上じっくり煮込まれたという香港粥は、まるでトロトロのポタージュ。とてもやさしい味付けで、トッピングのワンタン皮が香ばしく、アクセントになっています。

20席ほどのこじんまりした店内に、厨房から聞こえてくる中国語の会話と、フライパンで何かを炒める軽快な音が響き、そのパワフルな雰囲気からもエネルギーをもらえそう。

香港風焼きそばとデザートのタピオカ入りマンゴーミルクです。

しっかりと油がまわった香港風焼きそばは、オイスターソースを効かせた「THE・中華」の味付け。おなかは満腹に近づいてきていますが、細麺なのでのど越しツルツルといただけます。

そして、食事の最後は冷たいタピオカ入りマンゴーミルクでお口さっぱり。タピオカは小粒ながらモチっとした食感が楽しく、締めにふさわしい香港スイーツを味わえました。

おなかをガッツリ満たしたあとは腹ごなし。雑貨屋さんを目的に、南へ向かうことにします。

途中、路地裏で見かける落書きからパワーを感じつつ、2分ほど歩きます。落書きはあえて街から消さないのかな?

Rollo Antiques(ロロ アンティークス)に到着!

こちらはアンティークを中心とした手芸や雑貨を扱うショップ。もともと「Rollo」だったのが引越して、2023年4月にリニューアルオープンしてます。

店内はヨーロッパで買いつけられたアンティークやヴィンテージの、センスがキラリと光るパーツでいっぱい。

ボタンやビーズ、ワッペンなどが、これまた古い時代を感じる什器に並べられています。引き出しを開けるって何だかワクワクしますよね。

ところ狭しと並ぶ、フランス、ドイツ、ベルギーのリボンコーナー。どこを見てもガーリーなものであふれ、ハンドメイドをしない人でも、見てるだけで心ときめく品々で埋まっています。

ざっくり盛られたチェコのガラスボタンから、宝探ししてみたり・・・

古道具が並ぶディスプレイから時間の流れを感じたり・・・

丁寧に並べられた繊細なボタンに目を奪われたり・・・、創造力が刺激されます。

ボタンを使ったオリジナルアクセサリーの販売も。

自分で作るのも楽しそうと思いつつ、器用でない私は既製品に手が伸びちゃいます。

蚤の市のような楽しい空間を満喫し、すっかり眼福になったところで、次のお店へ。

路地を北に向かって歩くこと1分。

お店はビルの2階にあります。2階へは階段の他、エレベーターも利用できますよ。

アパレル雑貨ショップUMIKIRIN(ウミキリン)に到着!

店名の由来は、神戸港に多く見られるキリン(コンテナを荷下ろしするガントリークレーンの通称)からきてるそう。ショップカードのデザインにもなっています。

確かにポートライナーやフェリーに乗って港を見たとき、キリンの群れが佇んでるように見え、港町の景色の一部になっていますね。

港町ならではのモノ、神戸ならではのモノをコンセプトにデザインし、商品が作られているとのこと。

ウミキリンすべてが揃う直営店ということもあり、店内を見回すと商品の種類が盛りだくさん。

中には神戸市バス・地下鉄、神戸市消防局、第五管区海上保安本部、川崎汽船、兵庫県警など、地元企業や団体とのコラボ商品の展開が。

「あ、これ着てる人、見たことある!」「神戸土産に良さそう」と思いながら、たくさんある商品を見せてもらいます。

Tシャツ(ユニセックス)のサイズ展開は、おとな/XS(レディースM)〜XL、こども/90〜150cm。

親子でお揃コーデしてイベントに行くのも楽しそうですね。

こちらでは新作もいち早く販売されるそう。

六甲山の動物が乗客にデザインされた、緑色の神戸市交通局、エンジ色の阪急電車のコンビニエコバック。商品は9月下旬〜10月上旬頃に店舗にお目見えとのこと。ご興味ある人はチェックしてみてください。

パン屋さんが近くにあると聞き、さっそく買いに行きます。

生田新道から北側に見えているタワマンを目指し、坂道を進みます。

ウミキリンを出てこのあたりまで、信号に引っかからなければ、5分ほどの所要時間。

突き当たって右へ曲がり、タワマンの道路を挟んで向かい側、北向き1階にお店があるとのこと。

Bakery Sunlight Lily(ベーカリーサンライトリリー)に到着!

サンライトリリーは、大阪のホテルで修行した店主が作るベーカリー。7月で2周年を迎えたそうです。

ホテルでは大人向けにパンを焼いていた店主。「大好きな神戸で子ども達に大人になっても忘れられない、美味しいパンを食べてもらいたい」という想いで作ってるんですって。

店内は菓子パンを中心に、食パン、デニッシュ系パン、菓子パン、お惣菜パンなどが並びます。

内装は優しい可愛い感じ。

パンを選んでいると店の奥から、看板犬トイプードル「ぴの君」の「ワォーーーン」という鳴き声が聞こえてきます。タイミングが合えば「ぴの君」に会えるみたい。

「明日のパンはどれにしよう」と、目移りしながら選びます。

シナモンロールの甘い香りが鼻まで届き、たまりません。

今日は6種類をチョイス。左奥から時計回りに、こしあんぱん(216円 税込)/白いクリームパン(259円 税込)/ベーコンエピ(259円 税込)/パンオショコラ(237円 税込)/いちじく&マカデミア(259円 税込)。

白いクリームパンは、角食パンと同じ生地で作られているそうでフワッフワ。中のカスタードクリームは自家製で、甘すぎず、優しいバニラの香りとのこと。食べるのが楽しみです。

お店を出て西側すぐ、トア公園まで戻ります。

トア公園のグランドはぐるりと階段に囲まれていて、ちょっと腰を下ろすのに良さそう。園内のベンチにも休憩している人がチラホラと。

こちらはカリカリッと焼き上げられたベーコンエピ。

稲穂部分を一つずつ手でちぎって食べやすいのもポイントですよね。

お店ではフードロスの削減から、不定期でロスパンをセットにした販売があるみたい。販売がある時はインスタで告知があります。

美味しいパンをリーズナブルに買えるとは、ご近所の人がうらやましい!


駅近の町中華ランチでプチ旅行気分のあと、神戸らしいオシャレな街を楽しんだトアウエスト。

素敵なカフェもたくさんあるので、こんどはカフェタイムまでゆっくりと過ごしてみたいと思います。

 

この記事を書いた人

しょうこ

好きなことは写真撮影、アート鑑賞、あとビールを飲むのが大好きです。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。