
アジア最大級の客船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」の3~5階には、「大人のお楽しみ」といったエリアが用意されてます。
3~5階は、この写真でいうとだいたい「船名」が書いてあるところぐらいかと。

かなり力が入っているのが「ショー」。1300席もある広い「劇場」がありまして、毎晩違う演目が行われるそうで、「歌」「踊り」「ジャグリング」のほか、50基の「ミニドローン」が飛び交うというアクロバティックなものまであるとか。
いろんな国のお客さんが乗るので、言葉がわからないから楽しめないという状況にならないように、「目で見て楽しめる」ショーが中心。
見学の時は、かなり真剣な空気の中「練習」が行われていたので、滞在時間数十秒でさっと見ての退散となりました。

大人な遊びといえば「カジノ」。日本には、まだ「カジノ」はできてませんが、外国籍の船の上ではOKみたい。
けっこうな数テーブルが並んでたので、カジノは初めてという人も足を運ぶ感じなのかも。
船内でのドレスコードは、基本的にはカジュアルな「普段着でOK」で、「フォーマルナイト」と決まっている夜だけはちょっと「フォーマルな装い」なので、カジノもオシャレした大人たちで賑わうんじゃないでしょうか。

船尾には「270度」の景色を楽しめるラウンジというのがあって、こちらでも「ショー」。
窓の部分に「プロジェクションマッピング」で映像を映したりという演出などハイテク系の演出がされるそうです。

ちょっとした観覧席のようなものもあって、床の円形になっているところは舞台装置で、昇降します。

「お買い物」という楽しみもあって、空港の免税店エリアみたいに「ブランドショップ」があったりするので、見てるだけ~でも楽しいんじゃないでしょうか。

数日間過ごすとなると、気になるのが食事。基本は「メインダイニング」と「ビュッフェレストラン」があって、どちらも「無料」。
コースメニューで、肉料理と魚料理を両方とか、デザート全種類という、わがままオーダーや追加も「無料」。
アルコールや、スペシャリティコーヒー(エスプレッソとか)特別な飲み物には料金がかかってくるんですが、「3食の代金」が船代に含まれてというのは、お得感があります。
メニューも日によって変わるので、毎日2つの無料レストランで満足できると思うんですが、4000人もの乗客がいたら、それでは物足りない人もいるのか…

世界的に有名なイタリアンのお店や寿司、創作料理店なども別にあって、「有料」で食べることも可能。
こちらは、テレビなどにも出演するイギリス人シェフ「ジェイミー・オリバー」のイタリアンレストラン。通常よりお手頃な価格設定らしいです。

ちなみに、船内には、いろんなアーティストの絵や写真が飾られてまして、ちょっとシュールな作品も。一つ一つ見て歩くという人もいるかもしれません。
ところで、客室どんなんなん?というのが気になるところですが、「見学会」では見ることはできませんでした。

一応廊下だけは見てきました。通路はそんなに広くなくて、ずらっと客室がならんでます。
遊具やソファがある100㎡以上の「ファミリースイート」もあれば、海に面していない「内側客室」もあって、広さも一番狭いところは「9.3㎡」、小さめの6畳間くらい。
ただ、船内でいろいろ過ごせる場所があるので、部屋は「寝るだけ」になる人も多くて、問題なさそうとのこと。

船内は広いので、客室近くには、船内情報などを見ることができるタッチパネルが設置されてます。
ただ、表記は中国語と英語だけで日本語はありません。中国発のクルーズなので、いたしかたなし。
航路によっては、「日本人コーディネーター」が乗船する場合もあるそうです。

船旅のいいところは、いろいろな都市への「寄港」ということで、都市ごとに乗船客向けの「ツアー」が設けられてました。
神戸からのツアーだと「兵庫県立美術館と有馬温泉ツアー」5時間で約1万8000円といった感じ。
お安くはないですが、何都市もまわると「自由に観光」は調べる大変さもあるので、用意されていて選べるのはいいかもしれません。
「市民見学会」に参加すると、1回動いているときに乗ってみたいなぁという気もしてきます。ということで、最後に「船の情報」をまとめます。
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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