全86路線のうち8割以上が「赤字路線」になっている『神戸市バス』。報道によると、2024年10月から大半の路線で「運賃」を上げるそうです。
北区・西区などの「近郊区」路線も基本20円アップ
神戸市バスは、都市部を走る大人一律210円の「普通区」路線と、北区・西区などの「近郊区」路線があります。
報道によれば運賃の改定は2024年10月ごろで、普通区路線で20円アップ、近郊区路線も基本20円アップになるんだとか。
子育て世帯については通学定期の割引率を上げ、改定前の料金と同額に据え置く予定だそうです。
今回の運賃改定は、乗客数の減少や燃料費などの経費の上昇に伴うものみたい。
本山駅前~サンシャインワーフの「43系統」が3月末で廃止
東灘区の、JR本山駅前~サンシャインワーフ間を結ぶ「43系統」が、2024年3月31日(日)をもって運行を終了します。
利用者が少なく、路線の維持が困難なことが理由だそうです。
兵庫・長田区の路線運行ルート・運行本数が4月から変更
2024年4月1日(月)より、兵庫区・長田区の市バス路線の運行ルート・本数が変わります。
路線の変更に伴って、一部のバス停ではのりばの位置も変わるみたい。
発表された2月時点では市会で審議中で、変更される場合があるとしています。
いまの利用者の状況に応じてルートや本数を見直すことで、最適化を図るんだそう。
東西は鉄道で、南北は市バスで移動しやすくするように拡充するほか、乗り継ぎのある停留所では、のりば番号をわかりやすくするそうです。
4月からの新しい時刻表は3月中旬ごろに、ホームページと各バス停に掲示されます。
兵庫区・長田区の路線見直しについての詳細は、神戸市交通局サイトのお知らせをぜひチェックしてみてください。
変更のある系統
3系統/4系統/6系統/9系統/11系統/96系統/110系統
廃止される系統
95系統
新たにできる系統
44系統/69系統/93系統
これまでと変わらず同じ運行ルートの系統
5系統/7系統/10系統/13系統/17系統/40系統/65系統/80系統/81系統/112系統
「市民の足」でも全86路線のうち8割が「赤字」
神戸市バスは1日あたり約15万人が利用している「市民の足」です。新型コロナウイルス禍前は約18万人が利用しており、依然として利用者は戻っていないんだそう。
神戸市の交通事業では、市バス・地下鉄ともに厳しい経営状況で、特に市バスは全86路線のうち71路線が赤字になるなど、このままでは事業継続が困難とも言われています。
しかし市バスは市民の大事な足。市バスの運行を続けていくためには利用者の維持が必要不可欠です。
市バス停留所の時刻表の右上に表示されている、赤枠で囲まれた数字を見たことはあるでしょうか。
これは「100円の収入を得るためにどのくらいの費用がかかっているか」を示す営業係数というもので、100未満だと黒字の路線、100を超えると赤字の路線という意味になります。
この写真は市内でも特に営業係数が高い赤字路線「80系統」で、市の収支状況によると、1日11便運行ながら、乗車人数は約100人にとどまっています。
画像:神戸市交通局「交通局レポート第06号」より
こちらは市交通局が公開している交通局レポートから。
今回3月末で廃止される東灘区の43系統や、4月から見直し対象になっている兵庫区・長田区の各系統も、グラフを見ると赤字状況が続いているのがわかります。
市バス・地下鉄利用について市がアンケート実施中
神戸市は3月22日(金)まで、市バス・地下鉄の利用に関するアンケートを実施しています。
普段から利用している人もそうでない人も、幅広く意見を募り、さらなるサービス向上を目指しています。
アンケートはインターネット上で回答でき、謝礼として、水族館「átoa」の入場引換券などが抽選で当たるそうです。
回答期間
2024年3月1日(金)~3月22日(金)
回答方法
謝礼品
A:átoa 入場引換券……5名様
B:神戸みなと温泉 蓮 日帰り天然健康増進施設 ご利用券……5名様
C:みなとやま水族館 チケット……5名様
D:交通局グッズ……5名様
アンケート結果の公表
2024年4月下旬ごろ(予定)
抽選結果のお知らせ
2024年3月下旬ごろ(予定)
※当選された方のみに当選メールをお送りいたします。その際、謝礼品の送付先住所等を確認させていただきます。落選メールはお送りいたしません。
神戸市バスを普段から利用している人にとって、運賃の値上げは家計に響きそうですね。なお対象路線などの詳細は、現時点では公式発表されていません。
ちなみに兵庫県内では、市バス以外でも運賃改定の動きが続いています。阪急バスは2023年12月から、北区・有馬系統を対象に20~30円アップ。神鉄バスも同月より、160円・170円区間をいずれも190円に改定しています。燃料費の高騰や運転士不足などが理由みたいです。
◆関連リンク
・神戸市バス – 神戸市
北区在住ですが、北区だけ神戸市扱いされてないとずっと思っていました阪急バスは、何度も値上げするし、本数は少ないし、夜の最終バスも8時代で終わるって仕事してる人に達にとっては残業すら出来ないし学生でも乗って帰ってこれない時間帯です!1時間に2本や3本とかならていとあな
こんばんは!
すべての路線をみなと観光に譲渡してほしいです。
こんにちは!
まず市バスをすべて神姫バスや山陽バスなどに譲渡して路線を利用者目線からで再編してほしいものです。
かといって大阪市の大阪シティバスのような他社のバスを排除するのも問題です。
地元に愛されるバスにするためには思い切った改革や割引制度の充実は必要です。
みなと観光の運行するバス路線は効率的でよく練られていますが、停留所が市バスとは別にされるので、たとえば、阪急王子公園駅前などはわざわざ交差点を越えて南側の離れた場所から乗車するしかなく、会社に聞くと神戸市バスが同じ場所には停留所を設けさせてくれないからだとか。
後発で民間事業者だから、露骨に市側から差別してきているとしかいいようがありません。岡本/本山駅前でも同様でした。
これでは地元の人以外、どこがみなとの停留所かわからないと思います。
みなと観光の運行する「坂バス」は摩耶観光にはケーブル駅に最速で到着する要の足なのに、市バスの大回り競合路線のある阪急王子公園駅前から摩耶ケーブル下までの区間で、こうした民間イジメをみると、市バスが赤字だと言われても同情できなくなります。
昨今の政治情勢では、全路線まるごと民間に譲ってしまえばいいはずです。そして市営地下鉄競合路線でもお構いなしに運行すれば、県庁周辺の足の悪さも改善するでしょう。値上げだけはするが福祉乗車証は政治的理由から存続させるのでは、混雑はするも赤字のまま、という奇妙な状況は一向に改善できません。
坂道が多い、高齢者の足がない、でも福祉乗車証利用が多く収支バランスがとれない、の悪循環。
一方で、イコカも使えないが、紙回数券もあり、現金主義で、しっかり稼ぐ方式のみなとの方がわかりやすく、路線毎に事業者が違ってもやっていけるものだと思わされた次第です。
市内のバス全線定期券とは見直さないのかな。
使う方は便利でありがたいけど。
あの市バスの営業係数、複数系統走っている路線では意味は有るのですかね?
神戸市交通局が運行しています神戸市営バスですが令和06(2024)年10月からはおとな220円にどうしてもあげてほしいですが教えてくださいお待ちしてます、
そりゃ赤字にもなるでしょ。
民間他社のバスの運転手さんと比べると雲泥の差が有る位給料貰ってますもんね。
まず、自分達が身を切る努力してるんですかね。一部路線で民間に委託してる様に、全路線委託で良いんじゃないですか。
市バスの運転手は、神姫バスとかに委託している路線が多いですね。
車両、基地だけは神戸市交通局。
神戸市バスに市の職員で入った人も市バス以外の部署へ配置転換してますね。
そもそもが市バスの運転手の給料が高すぎなんですよ。他の民間の路線バスの運転手並みの給料に引き下げるべきですよ。
営業係数を読み解くと、「郊外のニュータウンと鉄道駅を結ぶ」路線の成績が比較的良い傾向があります。
ただし、今後の急速な人口減少でその状態を維持できるかわかりません。
鉄道や他のバスが充実している地域では、走れば走るほど赤になっているかもしれません。
路線の構造を見直す時期かもしれません(ただし、代替交通がない路線を切ることは難しいと思われる)。
需要をよく調べて「これからも使いやすい公共交通機関」であってほしいと思います。
何にもない山間部が宅地になり人が住む、年と共に不便だから、市民だからと市に要求して路線が出来る、もちろん採算が合う訳もなく、こんな中途半端な団地があちこちに出来ている、
これも足を引っ張っているんでしょうね。迷惑な話ですね。
普通の利用者さん圧倒的に少ないです。
地元の路線も本数少なすぎるし揺れるし、時刻に正確ではないためなかなか利用が遠のきます。反面福祉乗車証やご年配の方で溢れかえってますし、乗る方からもう少しきちんと料金徴収してほしいなと思います。
正規料金で利用してるものとして、もう少し割引等あってよいと思います。
そりゃまともに金払う乗客少ないもん。
年寄りとかばっかやったら赤字にもなるよ。
きっちり金取らないと
神戸市バスは福祉乗車書が多すぎです。ただの人を沢山輸送しても儲かりませんわ。