六アイにある「神戸ファッション美術館」で、磁器・家具などに施された「デンマーク・デザイン」の魅力をたどる、特別展が開催されます。
特別展『デンマーク・デザイン』
2020年9月19日(土)~11月8日(日)
神戸ファッション美術館
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
陶磁器ブランドとして有名な「ロイヤル・コペンハーゲン」の作品をはじめ、デンマーク・デザインの黄金期の名作家具、現代の製品など約200点が一堂に集結。
「デザイン大国」として知られる北欧・デンマークの作品は、機能性と美しさを兼ね備えた、シンプルかつモダンなデザインが特徴です。
温かくて優美なデザインを生み出す背景には、近代化が進む中、手仕事で作る製品の生産を大切にしてきた、デンマークの伝統が受け継がれているそう。
特別展は第1章~4章までの構成に。高校生以下は無料で参加できるイベントになっています。
【第1章】国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン
「皿(ブルーフルーテッド)」1785年頃 ロイヤル コペンハーゲン
白地にコバルトブルーの青花を配したデザインで、世界的な評価を得た磁器「ロイヤル・コペンハーゲン」の優品を中心に紹介。
【第2章】古典主義から機能主義へ
ポウル・ヘニングスン「ペンダント・ランプ(PH アーティチョーク)」1957年
デンマークのデザインが国際的に注目される土台を作った先駆者、コーオ・クリントらの近代家具などを展示。
【第3章】オーガニック・モダニズム ~デンマーク・デザインの国際化~
カイ・ボイイスン「玩具(サル)」1951年
ハンス・ヴィーイナや、アーネ・ヤコプスン、フィン・ユール、ポウル・ヘニングスンといった、デンマークを代表する家具デザイナーや建築家の作品が集まっています。
【第4章】ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン
キビースィ「自転車(PEK)」2015年
国民の幸福度の高さで知られるデンマーク。章の結びには、人々の日常生活を豊かに彩る現代デザインの数々が。
期間
2020年9月19日(土)~11月8日(日)
※新型コロナウイルスの影響で変更の場合があります
開館時間
10:00〜18:00(入館 17:30まで)
※休館日 : 月曜日、9月23日(水)
※9月21日(月・祝日)は開館
会場
神戸ファッション美術館
入館料
一般 1,000円/65歳以上・大学生 500円/高校生以下 無料
※小学生以下は保護者(大学生以上)の同伴が必要です
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)をお持ちの方は割引を受けられます
職人技に重きを置いたデンマークのデザインは、機械を使った生産が主流になる今、新しい発見を与えてくれるかもしれません。
◆関連リンク
・神戸ファッション美術館 – 公式サイト
神戸ジャーナル 編集部
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