画像:鉄扉のイメージ
神戸市では、南海トラフ巨大地震による津波(1,000年に一度のレベル2津波)の対策として「防潮堤・防潮鉄扉・水門」などの整備が進められています。
2018年度より7年間、事業費約27億円をかけて進められてきた、全国初となるタブレットを用いた「防潮鉄扉・水門の遠隔化・自動化」が2024年度をもって完了し、遠隔操作システム78基・遠隔監視システム162基が導入されます。
遠隔操作システム
遠隔地からタブレット端末を利用して防潮鉄扉・水門の「開閉操作」や「周囲の映像を確認」することができ、職員が現地に移動できない事態でも迅速・確実・安全に閉鎖できます。
J-ALERT(津波警報・大津波警報)の発令と連動した「自動閉鎖」も可能。J-ALERTが発令すると、全鉄扉のスピーカーより「避難のアナウンス」が流れます。発令から30分後に順次鉄扉の閉鎖が始まり、発令から60分以内に閉鎖が完了します。
災害時でも「遠隔操作」機能を発揮させるため、通信回線や給電システムが停止しないよう「多重化」するなどの仕組みを強化しているみたい。
遠隔監視システム
遠隔地からタブレット端末やPCを利用して、センサーが取り付けられた防潮鉄扉の「開閉状態を確認」することができます。接点センサーと省電力通信を活用し、低消費電力で広範囲の通信を実現。
防潮鉄扉等の遠隔化・自動化事業の完了にあわせて、事業導入後初となる、J-ALERT(津波・大津波警報)による複数の防潮鉄扉の「連続自動閉鎖訓練」が実施されます。
時期
3月27日(木)~28日(金)予定
場所
神戸市東灘区~長田区
「防潮鉄扉・水門の遠隔化・自動化」が完了し、これまで以上に安全が確保されましたが、それぞれが災害への備えを万全にすることが大切です。
◆関連リンク
・神戸市 – 公式サイト
・阪神港海上コンテナ協会 – 公式サイト
はな
ミニシアターとライブハウスによく行きます。
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