神戸市長は22日、兵庫県への緊急事態宣言解除に伴い、神戸の「市立学校」を6月1日から再開すると発表しました。
再開から2週間の「慣らし期間」は分散登校、6月15日からは通常授業を実施するとしています。
※特別支援学校・高等専門学校を除く
夏休みは、小学校は26日間に、中学・高校は17日間に短縮され、6月14日までの部活動は高校のみ実施されています。
臨時休校が長期に渡ったことを考慮し、新しい生活様式の定着を図るため、各学校で6月1日から2週間、分散登校などを実施する「慣らし期間」が設定されています。
【小学校・義務教育学校前期課程】
・6月1日(月)~12日(金)まで、学級を2つに分割して隔日に登校することとします。
・6月1日(月)~8日(月)までは午前中のみ(4時間目まで)、6月9日(火)~12日(金)までは5時間目まで授業が実施されます。
・給食は、6月9日(火)から提供されます。
※ただし、6月9日(火)~12日(金)まではパン・牛乳などの簡易給食とします。
【中学校・義務教育学校後期課程】
・6月1日(月)~12日(金)まで、学級を2つに分割し、午前と午後に分けて毎日登校することとします。
・午前、午後3時間ずつ授業が実施されます。
・給食は、6月1日(月)から申込者に提供されます。
【高等学校】
全日制
・6月1日(月)~12日(金)まで、学級を2つに分割するなどし、午前と午後の分散登校または隔日登校を実施することとします。
・朝の登校時に時差通学を実施します。
定時制
・6月1日(月)~12日(金)まで、教室での授業は20名以内とし、必要な場合は分散登校を実施します。
【特別支援学校】
・6月1日(月)~26日(金)まで、学級を2つに分割して隔日に登校することとします。
・6月1日(月)~12日(金)までは午前中のみ、6月15日(月)~26日(金)までは午後も授業が実施されます。
・スクールバスは、6月1日(月)から運行します。
・給食は、6月15日(月)から提供されます。
・6月29日(月)以降については、個々の児童生徒の状況を踏まえ、改めて検討します。
【幼稚園】
・6月1日(月)~12日(金)まで、学級を2つに分割するなどして隔日に登園し、午前中のみ保育が実施されます。
・6月15日(月)から通常保育とするが、新入園児については26日(金)まで、基本として午前中のみの保育が実施されます。
・預かり保育は、6月1日(月)から実施されます。
夏休みは、最大25日の大幅な短縮が行われ、冬休みも1、3日短縮されています。
夏季休業期間の短縮
【幼稚園】9日短縮。7/21~8/31(42日間)⇒ 7/22~8/23(33日間)
【小学校】15日短縮。7/22~8/31(41日間)⇒ 7/23~8/17(26日間)
【中学校】24日短縮。7/22~8/31(41日間)⇒ 8/1 ~8/17(17日間)
【高等学校】25日短縮。7/21~8/31(42日間)⇒ 8/1 ~8/17(17日間)
【特別支援学校】15日短縮。7/22~8/31(41日間)⇒ 7/23~8/17(26日間)
【高等専門学校】23日短縮。8/12~9/23(43日間)⇒ 8/11~8/30(20日間)
冬季休業期間の短縮
【幼稚園】1日短縮。12/25~1/8(15日間)⇒ 12/25~1/7(14日間)
【小学校】1日短縮。12/26~1/6(12日間)⇒ 12/26~1/5(11日間)
【中学校】1日短縮。12/26~1/6(12日間)⇒ 12/26~1/5(11日間)
【高等学校】3日短縮。12/25~1/7(14日間)⇒ 12/26~1/5(11日間)
【特別支援学校】)1日短縮。12/26~1/6(12日間)⇒ 12/26~1/5(11日間)
※小学校には義務教育学校前期課程を、中学校には義務教育学校後期課程をそれぞれ含みます。
※高等専門学校は短縮を行いません。
※中学校卒業式の開催日を1週間程度後ろ倒しすることにより、授業日を確保します。
小・中学校では時間割や短時間授業が新設され、高校では定着度に応じた補習などが行われる予定となっています。
【小学校・義務教育学校前期課程】
・時間割の新設(火曜日の6時間目 ※3年生以上)
・短時間授業(15分・30分)を週に数回設定
【中学校・義務教育学校後期課程】
・時間割の新設(水曜日の7時間目)
・短時間授業(15分・30分)を週に数回設定
【高等学校】
・臨時休業中に課した家庭学習の成果等を確認し、定着度に応じて補習などが実施されます。
【特別支援学校】
・午後の授業時間を延長し、下校時間を通常より10分遅らせます。
【高等専門学校】
・5月7日(木)以降、対応可能な科目からオンライン授業などを実施
・前期定期試験前に5日間の補講日を設定
その他、運動会や体育大会、音楽会などの実施方法の見直し、環境体験事業、自然学校、トライやるウィークの期間短縮などが行われます。また、水泳授業の中止や、学校園での幼児児童生徒の受け入れの終了なども発表されています。※ただし、小学校における児童の受け入れは、6月12日(金)まで引き続き実施されます。
6月14日(日)まで、中学校・義務教育学校で部活動は実施されず、高校では制限付きで実施されます。
※6月15日(月)以降の取り扱いについては改めて決定されます。
【高等学校】
・活動は、平日は2日、週休日は土日のいずれか1日を上限とします。
・1日90分を上限とします。
・平日については、授業で登校する生徒のみの参加とします。
・学校内の活動に限ることとし、交流活動(対外試合等)や合宿は市内外を問わず行わないこととします。
今回、6月1日から再開を発表した兵庫の県立学校の方針を踏まえて、市立学校での対応が発表されました。
学校内では、換気や消毒などの感染防止対策を徹底するとし、配慮すべき事情がある場合には当面の間欠席扱いとしないなど、柔軟な対応が行われるそうです。
今後も感染拡大状況を考慮し、県と市で連携を取りながら、段階的に学校を再開していくと考えられます。
◆関連リンク
・神戸市 – 公式サイト
・神戸市教育委員会 – 公式サイト
感染徹底となってるけど、現場にアルコールスプレーなどが配られないので対策は手洗いのみですけどね。非接触体温計も1つしかないですし。
がんばろうとしている現場を助けてください。
神戸ー