難所あり!寒波の後に現れる『神戸、冬の絶景』見てきた。落差25mの六甲山の滝が凍ってる ~北区~

ともみん

有馬温泉から六甲山山頂へと向かう「紅葉谷道」には、「有馬四十八滝」と呼ばれる滝群があります。その中でも特に有名なのが、落差25mを誇る『七曲滝(ななまがりだき)』。冬になると滝が凍りつき、幻想的な氷瀑が見られることで知られています。

氷点下の日が続いたため、そろそろ凍っているのでは?と思い、この滝を訪ねてみました。

スタートは有馬温泉駅から

登山の起点は六甲有馬ロープウェー「有馬温泉駅」。今回はロープウェーには乗らず、駅の左手にある紅葉谷道へ進みます。


神戸市北区有馬町字ウツギ谷1297-1

道を歩き始めて5分ほどすると、地面に雪が見え始めました。

さらに進むと、川を渡る場面がいくつか現れます。慎重に足場を選びながら進みましょう。

有馬温泉駅から約1時間半、いよいよ七曲滝がある谷間に到着です。

氷瀑、現る!

目の前には凍りついた滝が!幻想的な光景に思わず息を呑みました。この日は到着した瞬間に雪が降り始め、冬山ならではの静かな美しさを堪能できました。

途中でお会いしたベテランハイカーさんによると、1月10日時点の氷瀑はまだ4割程度とのこと。氷瀑は氷点下の気温が続くことで成長するため、今後さらに寒波が訪れれば、より大きな氷瀑が見られるかもしれません。

注意!七曲滝は上級者向けルートです

七曲滝への道は上級者向けのコースで、危険が伴います。特に冬場は凍結箇所が多く、アイゼンなどの冬山装備が必須となります。

道も分かり辛く、子供の頃から六甲山の山で遊んでいる筆者ですら迷いそうになった場面がありました。

急斜面の狭い道や滑りやすい岩場もあるため、登山初心者の方は挑戦しないでください。安全のためにも十分な準備を整え、無理のない計画で臨んでください。

六甲山での登山にあたって

六甲山は標高が低いため軽視されがちですが、近年、遭難事故が増えています。特に冬場は予想以上に危険な状況に陥ることもあります。経験豊富な登山者の方も、装備やルート確認を万全にして、安全第一で楽しんでください。

【取材・文】ともみん
神戸市北区の地域情報を中心に執筆し、不定期で投稿している神戸在住のライターです。
大学卒業後は、大阪・東京・アメリカ・カナダと移り住んだのち神戸へ帰神。やっぱり神戸が落ち着く。
国内の自然を巡るひとり旅にもハマり中で「ともみんタビ」というYoutubeチャンネルで旅Vlogも配信しています。

 

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