大正時代から続く「市場」へ。神戸・長田の『町中華』で遅めランチ&ゆっくり昼飲み。「食べ歩き」も楽しむ

新長田エリアにある丸五市場(まるごいちば)。市営地下鉄・JR新長田駅から南へ徒歩約10分のところにあります。最寄り駅の、市営地下鉄海岸線 駒ヶ林駅からですと、北東へ徒歩約3分ほど。

大正7年(1918年)に開場して100年以上の歴史を持ち、阪神・淡路大震災の火災を免れ、昔の姿が今に伝わるレトロな市場です。今回は、テレビや雑誌で紹介されたこともある、地元民に人気の水餃子を食べて市場を散策しながら「食べ歩き」も楽しみます

読者リポーター・白川うみさんと一緒に、下町散歩へ出発です!

Index

地元民に人気!中国家庭料理店へ
手づくり「水餃子」で腹ごしらえ
レトロな市場で食べ歩きを楽しむ
基本情報

地元民に人気!中国家庭料理店へ

市場に入ってほどなく、中国家庭料理 めいりんに、到着!お店は中国出身のおかみさんが1人で切り盛りする、こじんまりした「町中華」です。市場の通路に面して壁や扉のないオープンなスタイルで、店内の様子がよく見えます。

おかみさんに笑顔で迎えられ、お家に帰ってきたようなアットホームさに、到着してすぐにリラックスした気分に。

店内はこんな感じで、赤色のカウンターがポイントになっています。厨房を囲むカウンター席・9席、4名掛けのテーブル席・1つと、おかみさんとの距離が近く、会話が弾みそう。

メニューは、おかみさんが母親の味を引き継いだ、本場の中国家庭料理が中心です。

いろいろな具材が入った「幸せの一人鍋/1,100円」や、辛さが調整できる「マーボウ豆腐/600円」の他にも、「サンドイッチ/500円」や「中華風ピザ/450円」などの軽食もあり、おひとりさまでも利用しやすいラインアップです。

じゃーん。こちらが人気の看板メニュー「水餃子(7個/500円)」です。皮も餡もおかみさんの手づくりで、「三鮮水餃子(さんせんすいぎょうざ)」という、中国北部の代表的な餃子なんだそう。

「三鮮」は「3つの新鮮な具材」を指し、「肉(豚ミンチ)・エビ・野菜(白菜、ニラなど)」が、たっぷりと包まれています。その具材の旨味が詰まった餡と、もちもちした皮が特徴なのだとか。

手づくり「水餃子」で腹ごしらえ

「ビール・アサヒ or キリン(各1本/550円)」も注文し、昼飲みしちゃいます。休日の昼間からグビっと飲むビール、体に沁みわたり最高です!

しばらく待つとアツアツの「水餃子」が到着し、思わず「待ってました~!」の声が。今日は「2人前/14個」の注文です。

「初めはそのまま食べてみて」とのことで、何もつけずにいただくと、生姜の入った餡の味がしっかり、その旨みをたっぷりと感じられます。皮がモッチモチで、すごく美味しい!焼き餃子と違って油っこくないので、いくらでも食べられそう。

そのままを楽しんだあと、お好みで「お醤油とお酢で食べてみて」とのこと。ラー油もちょっと入れて、味変しても美味しくてお箸が止まりません。ガツガツ食べちゃいそうな気持ちを抑え、本場中国の家庭料理を、ゆっくりと味わいます。

いくつかあるおすすめメニューのなかでも、こちらも人気の「老麺(ろうめん)/800円」は、具材とお汁がたっぷりです。中国ではお祝いのときや、親戚やお客さんが集まるときに食べる料理で、「長いお付き合いを」という意味があるんですって。

おすすめポイントは「お汁」なんだとか。あんかけラーメンなので、これからの季節は体の芯からあたたまりそうですね。

レトロな市場で食べ歩きを楽しむ

小腹を満たしたあとは、市場内を散策し、美味しいものを探しにレッツ・ゴー。

迷路のような路地に差し込む光が、フォトジェニックな雰囲気もあって素敵です。そんな市場は、いくつか映画のロケ地としても登場しているんですって。

いったん市場の外へ出て、北側にある肉の名門 マルヨネで「ミンチカツ/250円」をゲット!こちらのお店は「ぼっかけコロッケ/120円」が名物ですが、他にも「ハムカツ/150円」、「豚串/130円」なんかもその場で揚げてもらえます。

鹿児島産「肩ロース」を紀州「備長炭炭火」でじっくり焼き上げたという「焼豚」も人気なのだそうで、お土産に喜ばれそうです。

お肉と玉ねぎたっぷりのジューシーなミンチカツ、揚げたてを食べて大満足。お店のそばにベンチがあるので、腰をかけていただくこともできますよ。

市場内へ戻り、やってきたのはここキムチ。その店名のとおり、本場韓国キムチ屋さんです。種類が豊富で定番キムチ以外にも、「ごぼうキムチ/350円」、「セロリキムチ/600円」などの変わり種もあるんですよ。

今日はすぐに食べられる「チヂミ/200円」」をいただきます。玉ねぎ・ニラ・にんじん入り入りのシンプルなチヂミで、おやつにぴったり。ごま油で香ばしく、ペロリと平らげます。

最後は、ミャンマーカレー TeTeで、ドリンクをテイクアウトすることに。こちらは店主が長期のミャンマー生活で取得した、ミャンマー家庭料理を味わえるお店です。

お食事メニューも気になりつつ、甘さが美味しい「ミャンマーチャイ/350円」をいただきます。

いろんな国の料理に触れ、「まるでアジアを巡ったみたい」と、プチ旅行をした気分に。市場で働く人の人情味と、あたたかいドリンクで身も心もポカポカになり、食べ歩き終了です。

基本情報・まとめ

今回は、大正時代から続く丸五市場で、レトロでディープな雰囲気を味わいながら、食べ歩きを楽しみました。『中国家庭料理 めいりん』ではゆっくりと昼飲みを、そのあとは市場の美味しいものを探し、テイクアウトしました。

「市場」は、美味しいものだけでなく、お店の人と交流するのも魅力のひとつ。お出かけや観光に、いろんな食文化や人と触れ合える「市場」へと、訪れてみてはいかがでしょうか。お目当てのお店へは、ぜひ定休日をチェックしてから、お出かけしてみてくださいね。

今回のスポット
・中国家庭料理 めいりん
・肉の名門 マルヨネ

・ここキムチ
・ミャンマーカレー TeTe

◆関連リンク
丸五市場 – 公式サイト
中国家庭料理 めいりん– 食べログ
ここキムチ– 公式Instagram
ミャンマーカレー TeTe – 公式Instagram


【撮影協力】白川うみ/Instagram(@umi_photo1
神戸生まれ・神戸育ちの生粋の神戸っ子✨モデル・役者として活動してます!アンバサダーとして、大好きな神戸の魅力を全国に届けていけたらと思ってます!

 

この記事を書いた人

しょうこ

好きなことは写真撮影、アート鑑賞、あとビールを飲むのが大好きです。

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