相楽園にある国重要文化財『船屋形』が公開

普段は非公開の国重要文化財の「船屋形」が公開されます。

国重要文化財「船屋形」公開

2023年4月29日(土)30日(日)10:00~15:00
相楽園


神戸市中央区中山手通5-3-1

普段は非公開の文化財施設の外観を間近でご覧いただけますが、保存のため、中には入れません。

相楽園のつつじ遊山とあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

船屋形(ふなやかた)
船屋形は、江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧用に使っていた川御座船(かわござぶね)の一部で、その居室にあたる屋形部分だけが残されていたものです。
構造は、木造2階建切妻造(きりづまつくり)で、屋根は桧皮葺(ひわだぶき)です。
内部は1階、2階ともに3室に分かれています。木部は、内外共に春慶塗(しゅんけいぬり)と黒漆塗(くろうるしぬり)で、金箔(きんぱく)を使った飾金具や金箔押しが見られる等、その造りは華麗を極めています。
建造年代は、飾金具の家紋から、天和2年(1682)から宝永元年(1704)の間と推定され、川御座船では、現存する唯一のものです。
明治元年(1868)に、飾磨港付近から高砂に移され、その時に、屋形部分だけが陸上げされ、茶室として利用されていました。その後、昭和28年(1953)に国の重要文化財に指定され、昭和55年(1980)に現在の場所に移築されました。

参加費は無料ですが、相楽園の入園料が必要です。

◆関連リンク
相楽園(そうらくえん) – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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