JR元町駅 東口前「まちなか拠点」整備の工事をしてる。神戸大学大学院の建築系研究室のデザイン案をベースとした駅前広場

JR元町駅東口前(海側)で「まちなか拠点」整備の工事をしてました。神戸大学大学院の建築系研究室のデザイン案をベースとした駅前広場になる予定です。

ベンチをつくっています。モノとしては、ベンチになるのですが「駅前広場」としての機能を持たせたベンチ。

対象エリアと以前の様子です。車道との間に植木があって広場になっている状態でした。ここを旧居留地、南京町、メリケンパークなどのウォーターフロントエリアへの玄関口にふさわしい駅前広場にしようというのが今回の改修テーマです。

JRの乗車人数(降車客含まず)を調べると、2016年のデータで、JR三ノ宮駅が「122,954人/日」、JR元町駅が「47,182人/日」となっていまして、JR元町駅は、JR三ノ宮駅の38.3%の乗車数です。ちなみにJR神戸駅は「70,301人/日」。

駅前の様子からして、個人的には、もう少し差があるかなと思ったのですが、そういう意味で、乗車人数のわりに駅前の「にぎわい」は圧倒的に少ないといったところでしょうか。

こちらが改修後のイメージです。神戸大学大学院 建築設計・環境デザイン 遠藤研究室の塚越 仁貴さん、山本 修大さん、楠 満葉さん、米倉 良輔さんのチームが提案したものがベースになっています。

ベンチを層にすることで、座るスペースを確保しつつ圧迫感をなくし、曲線による溜まりができることで、人が待ち合わせなど滞留できるような場所になるような感じです。

山側の別の角度から。隣には、レンタサイクルの「コベリン」のポート(貸出・返却ができる駐輪場)があります。

三宮・ウォータフロントの再開発において、JR元町駅はなかなか存在感を発揮できないところですが、旧居留地エリアを目指す人にとっては、最寄りはココです。

今回の改修によって存在感がでて、JR三ノ宮駅から来て、JR元町駅で帰るというパターンやその逆など、エリア一帯で神戸の玄関口を充実していけばと思います。

◆関連リンク
神戸大学 建築設計・環境デザイン遠藤研究室 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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