警視庁『DJポリス』が、神戸の警察官に話術を伝授したそうな。

DJポリス
警視庁機動隊員の通称「DJポリス」が、兵庫県警機動隊に得意の話術を披露し、伝授したそうです。


そもそも「DJポリス」ってのを説明しますと、2013年6月4日、サッカー日本代表が2014FIFAワールドカップブラジル大会予選において本戦出場を決めた際、お祭り騒ぎと化したスクランブル交差点で、サポーターにユーモアを交えた話術でルールを守るよう注意を呼びかけた警視庁機動隊員に対する愛称です。


例えば、こんな事を言ってました。


  • みなさんは12番目の選手です。
  • 皆さんは日本代表。チームメイトです。
  • おまわりさんもみんなのチームメイトです。勝って嬉しいんです。
  • 良い日にお祝いできるようにマナーをまもりましょう。
  • 歩道の上に上がってください。そのほうが嬉しいです。
  • 素晴らしいチームワークを使って譲り合ってください。
  • 止まっていますと、皆さんのチームメイトが車道に上がることはできません。
  • 信号赤になりました。間違えました。青でした。皆さんにまた会う時まで練習しておきます。 

お祭りの時なんかに注意を呼びかける警察官のイメージを持っていますと、ガラッと印象が変わるんじゃないでしょうか。ついつい、誰がしゃべっているのか気になってしまいます。


実際にDJポリスとして有名になったのは、20代の巡査長なんですが、その人には、その話術が有名になってからというもの、全国の警察から講演依頼が殺到しているそうなんです。


で、今回は、「みなとこうべ海上花火大会」など夏の大規模イベントを控えた兵庫県警が、話術を学ぼうってことで来てもらったそうで、兵庫県警から120人が参加したそうです。


DJポリスによりますと、話す際のポイントはこんな感じだそうです。
「怒鳴らず、恋人と電話をするような良い声を出す」
「地面と平行に、口には垂直にマイクを持つときれいに声が入る」 

花火大会の実例としては、
「花火に負けないくらいすてきな笑顔のみなさまにお願いをします」
ってな感じで話すそうです。


講師役の警察官がなぜこんな話術が得意なのかってことですが、実は、警視庁には、技量検定制度ってのがありまして、要は、祭りなどの警備の話術の資格制度みたいなことなんですが、いきなり流された映像を見て即興で警備誘導をするってことをやっているそうです。


長年の訓練が、実を結んだってことでしょー。



◆関連リンク
DJポリス – Wikipedia 

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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