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神戸市教育委員会は、市立の小中学校から提出された体罰報告書を、情報公開請求があれば、学級担任が加害者の場合などを除き、体罰をした教職員名を公開することを決めたんだそうです。
色々と意見のでるところではあり、「犯罪か教育かという線引」と「現場が教育現場」であるという点から、すべて公開してしまうと、結果的に被害児童・生徒が特定されてしまうということになり、慎重になっているんだそうです。
ですので、学級担任が加害者の場合などを除きとしているのは、そのへんの配慮からかと思われます。
体罰報告書は、2012年に大阪高裁が兵庫県教育委員会に対し教職員名の公開を命じた判決がでて原則公開としてまして、大阪市なんかはそれを受けて先月、学級担任が加害者の場合も含め原則公開を決めているんだそうです。
被害者を保護するのはもちろんですが、一方で、体罰をした教員を守っているという見方もあり、これからまた議論になりそうですね。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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