神戸市プレミアム商品券の経済効果が発表されたみたい。経済効果は21億円、税金投入12億円、未換金700万円!


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神戸市が、昨年発売した「プレミアム付商品券」の実施後の結果について発表しました。経済効果については約21億円だったそうです。





効果については、アンケートを元に集計している部分もあるようですが、買った品物で一番多かったのが、家電でその次が食料品です。スーパーでも普通に使えましたんでね。





何か大きい買い物をする予定はなくてもスーパーで使えますので、結構お得だったんですが、発売が平日なので、昼間働いてますって人には厳しい条件だったと思います。





アンケートでも「長時間並んだが買えなかった」「多くの市民が買えるように、やり方を工夫すべき」という意見もあったそうです。以前、神戸ジャーナルで記事にした際も、このあたりの意見が多かったように思います。






あとは細かい数字を見ていきましょう。少し個人的な意見も書いてます。






商品券の利用状況




発行総額

54億円

 

利用(換金)総額

53億9294万2000円

 

利用(換金)率

99.87%


換金率は非常に高いですが、未換金額が705万8000円となってます。短期決戦だったのですが、期限を忘れていたとか持っていることすら覚えていないとかでしょうか。買う時が一番必死だったかもしれません。







経済効果




市内消費額

80億1217万620円

 

消費喚起額(1)

12億6690万885円

 

市外流出抑制額(2)

8億8130万2815円

 

市外流出抑制額を加味した消費喚起額(1)+(2)

21億4820万3700円

 

※「市内消費額」とは、商品券を使用して買い物した金額(現金+商品券)、

※「消費喚起額」とは商品券の利用により、通常(予定)より多く消費した金額

※「市外流出抑制額」とは商品券がなければ神戸市外で消費したと考えられる金額


周辺地域との兼ね合いもありますが、神戸市としては、21億円の経済効果があったそうです。ただし国の交付金で約12億円の予算を割いてますので、差し引き9億円程度の効果だったのかもしれません。



と考えると、市外流出抑制額と同じ金額くらいで、神戸市より人口が少ない他市での買い物が抑制されただけで、周辺地域とのトータルでみるとどうだったのかはよくわからないかもしれません。他にも事務コストとかもかかるでしょうね。







地域(区)別利用額





区別利用状況




各区の人口と合わせて見ていくとおもしろいかもしれません。




神戸市の人口は2016年1月1日現在で1,538,069人です。各区の人口も見てみますと、西区 245,772人/垂水区 219,664人/北区 219,572人/東灘区 213,981人/須磨区 162,229人/灘区 136,383人/中央区 135,598人/兵庫区 107,140人/長田区 97,730人です。
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ってことで、多くの人の意見としては、やるんなら買いたいし並ばずに買いたいというところでしょうか。来年もしてほしいです!





 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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2 件のコメントコメントを残す
  • ゆう

    商品券の販売方法に問題がありすぎる。
    限りあって、売り切れは仕方ないにしても、
    一人が何回も買えてしまっていたし、
    販売初日に販売所にいくと、
    「うちの者で分けた後(従業員が先に購入した)に、有った分は全部売れてしまった」
    販売店の店員さん、口を滑らせてましたし。
    兵庫区内の販売店でしたが。。。
    ★私の感想★
    公平さは、なかった。

    2016年3月20日10:31 PM 返信する
  • 市民

    未換金分のうち500円は自分です……
    中途半端に余ったのでスーパーで使おうとしたら期限が切れたクチでした。
    けどまた今年もやって頂きたいですね!

    2016年3月16日6:52 PM 返信する