場所はココ↓↓
神戸市兵庫区中之島2丁目 中央卸売市場本場西側
※神戸市営地下鉄 海岸線「中央市場前駅」下車
そもそも兵庫津って何でしたっけ?って人はとりあえずこちらをどうぞ。
兵庫津兵庫津は、平安時代末に平清盛が日宋貿易のために整備し、室町時代には足利義満の日明貿易の拠点として栄えた港である。元は行基が設けた摂播五泊(摂津国~播磨国にかけての五つの港)の一つ、大輪田泊で知られていた。江戸時代には兵庫津と呼ばれ、西国各地から大坂入りの船舶の寄港地として賑わった。また、山陽道もこの地に迂回して通り、海運と陸運の結節点ともなっていた。1826年に兵庫を訪れたシーボルトは兵庫の町について、「16の町があり1万6千人が住み、そばに港があって活気がある」と述べている。また港の様子を「港内には絶えず非常に多くの大小の船舶が停泊し、郊外には数えきれないほどの船が大坂に向っていくのが見える」と記し、「世界中探しても、ここほど船が往来している水域はない」との感想を残している。当時の外国人の目にも非常に繁栄した港であったことが分かる。しかし幕末の開国時に神戸港が外国船の停泊地に指定されたのをきっかけに、兵庫津はその地位を神戸港に奪われることになった。兵庫津 <ひょうご歴史の道 ~江戸時代の旅と名所~>
今回の調査は、道路建設に伴う発掘調査となっておりますので、イオンモールができる敷地の中でも端の方だと思います。2014年度に調査した兵庫城(後に陣屋・勤番所)の南側隣接地で、江戸時代を通してたくさんの町屋が軒を連ねていた地点です。
調査は、2016年8月1日から 2016年12月末まで行われまして、調査面積は約770平方メートル。その途中経過ということで現場公開です。
今回の調査成果とみどころ
調査は、2016年8月1日から 2016年12月末まで行われまして、調査面積は約770平方メートル。その途中経過ということで現場公開です。
今回の調査成果とみどころ
港町神戸の基礎を築いた兵庫津遺跡において、江戸時代初めから後期にかけての町の跡がみつかりました。街路や町屋、井戸、ごみ穴、カマド、囲炉裏など江戸時代の生活が確認できます。当時の人々が使用していた茶碗などの生活道具も身近に見ていただけます。
現地一般公開 2016年11月26日(土)13:30~15:00
発掘調査作業を見学でき、調査担当学芸員による遺跡解説もあります。(小雨決行)
アクセス
神戸市営地下鉄海岸線 中央市場前駅下車2番出口すぐです。駐車場はありませんので、公共交通機関をどうぞ。
当日の問い合わせ先
兵庫津遺跡発掘調査事務所(090-5057-7400)
※当日、天候不順の場合は、開催の有無を電話でご確認ください。
たまには歴史系のイベントもどうぞ!「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターになれるよ!きっと。
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カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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