神戸市内で活躍するクリエイターの情報を発信する『CREATORS LETTER』。
クリエイターと企業をつなぐウェブサイト「KOBE CREATORS NOTE」と連携して、デザイナーやディレクター・カメラマンなどさまざまなクリエイターの作品や活動への想いをご紹介していきます。
小越 将吾(おごし・しょうご) デザイナー イラストレーター
1988年大阪生まれ。神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科 卒業。
”LIFE”をテーマに、何気ない情景や人の動きに着目し、空気を感じるようなイラストを制作しています。
近年はミュージシャンのマーチャンダイズにイラストを提供するなど、国内外・ジャンルを問わず活動中です。
もともと「イラストレーターになるぞ!」と強く決心したわけではなく、絵が描ける生活ができたらいいなと思っていたので、マイペースに絵を描いていました。
いろんな要因がありますが、友人や知り合い・SNSも含め環境に恵まれたこともあり、徐々に仕事に繋がっていきました。
単純に楽しめるし、夢中になれることも続ける理由です。
イラストは自己満では成り立たないので、コミュニケーションですね。どのような環境で、何に使われるのか、必要とされるイメージをどのような表現にすれば面白いか、いろいろ考えながら絵と人とコミュニケーションしています。
完成したイラストが受け入れられたり、いろんな反応を見れるのも嬉しいですし、時代からズレないように新しい感覚をインプットするのも大切なので、たくさんの刺激を感じれるのも楽しい所です。
いろいろ言っていますが、他に能力がないので必死に描いてます。
神戸芸術工科大学への進学を機に、神戸での一人暮らしが始まりました。
大阪の都心で育ったので、海や山に挟まれた街は新鮮で過ごしやすく、20代をほぼ神戸で過ごしたので、もう一つの故郷のように感じています。
街が横長で移動しやすいのもいいですよね。あと北野で輸入食品を物色するのが好きです。もっこす大好きです。
神戸での活動は主に大学での出会いが今も繋いでくれていて、たまに集まってグループ展を開催したりもしています。
神戸でデザイン関係の仕事をしている後輩が、新しくオープンする飲食店の壁にイラストを描いてほしいと連絡をくれました。デザインプランをもとに、文字と線画を店内の壁に10箇所ほど描く内容です。
後輩からの依頼でミスしたらカッコつかないので、プレッシャーを感じましたが、無事にミスなくカッコつけれたと思います。
他にも学生の頃によく遊びに行っていた「音楽イベント」があり、オーガナイザーの人が別のイベントを始めたとのことで「そのイベントで絵を飾らないか」と誘ってくれました。
はじめは絵の展示だけでしたが「フライヤーも作りましょう!」という流れで、ほぼ毎回参加するようになりました。
街中にもたくさんのコミュニティーがあり、そこの価値観を共有できるのがローカルの魅力だと思います。
TBSラジオ「ACTION」の番組ビジュアルを担当しました。(
番組が始まる時には東京・渋谷・恵比寿の駅で大きく広告が展開され、これまでの活動の中で一番多くの人の目に触れる機会をいただけました。
番組タイトルにもあるように「アクション」という言葉がキーワードです。平日の昼ということもあるので、年齢問わず多くの人に受け取りやすいイメージを考えました。
色は使わずシンプルな表現ですが、堅苦しくならないように手書きのロゴを使用し、ある程度のポップな雰囲気を残しました。
イラストだけでなくデザインも任していただいたので、自信にもなりました。
水曜日のパーソナリティーを「CREEPY NUTS」のDJ松永さんが務めていて、番組ビジュアルをきっかけに「CREEPY NUTS」のグッズデザインをすることになり、予想打にしない展開でびっくりしたのと、改めて存在を知らせる重要性を感じました。
まず見てもらい、次は多くの人に触れる場所、あとは記憶に残れば最高です。
そんなに大きな変化はないと思いますが、今はしっかりいい作品を作っていくことを目標にしています。
どんなことでも丁寧に向き合い、いい作品が作れれば、また新しいきっかけが生まれると思います。コミュニケーション大事ですよね。
展示も積極的にやっていきたいですね。グループ展は参加したりしていますが、個展はしばらくやっていないので、準備が整ったら開催します。
今よりさらにたくさんの人に作品が見てもらえるように頑張ります!
小越 将吾(おごし・しょうご) デザイナー イラストレーター
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このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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