化粧品処方家に聞く!『私のスキンケア方法あってる?』脱マスク&残暑厳しい今こそチェック

マスクなしで外出する機会もすっかり増えてきましたね。

数年前まで当たり前だったのに、肌や口元を見られるのが「ちょっと…」という人 かなり増えているようです。

そう話すのは、今年10周年を迎える『Sunday Savon(サンデーサボン)』のオーナー 田中さん。

積極的にお出かけに行った人も多いであろう2023年の夏。マスクもなくなり、肌ダメージは意外と深刻化しているかも?

そこで今回は、夏の肌疲れをしっかりケアし秋に持ち越さないために、「毎日のスキンケア方法」を見直すべく、化粧品処方家に「スキンケアの基本」を聞いてきました。

  • 日本の暑さは危険!夏の肌疲れでこんな症状出ていませんか?
  • あなたのスキンケア方法それであってる?
  • Sunday Savonが「石けん」にこだわる理由
  • 11年目に向けての挑戦と変わらない姿勢
  • イベント情報

日本の暑さは危険!夏の肌疲れでこんな症状出ていませんか?

もう9月というのにジリジリ肌が火照るような暑さが続いていますね。

意外にも、常夏のハワイでさえ年間通して30度を超えることがほとんどない中で真夏に40度を越える日本の暑さは、まさに危険レベル

厚生労働省の産業医学総合研究所のまとめによると、日本人の角質層は白色人種と比べて3分の2程度との報告もあり、いかに日本人の肌が外的ダメージを受けているかが分かります。

化粧品業界に携わって30年 近くなる田中さんに、残暑厳しいこの時期、特によく聞かれる肌悩みを3つ挙げてもらうと…。

1つ目はシミ、2つ目は毛穴が目立つ、そして3つ目が顔全体のくすみとのこと。

でも実はそのすべてが「乾燥」と関係してたって知ってましたか?

あなたのスキンケア方法それであってる?

スキンケアのファーストステップでもある「洗顔」は、その名の通り汚れを洗い流すことを目的としています。

特に夏の時期は汗や皮脂が多く、なんとなく肌表面がべたべたしがち。しっかり落とさないと「ニキビ」などの原因にもなりますが、とはいえ冷房で意外と乾燥している肌を過度に洗顔することは避けたいですよね。

さらに「日焼け止めクリーム」を塗る春先~夏の終わりはさらに肌への負担がかかります。

洗い残しがあると酸化し「くすみ」の原因になる一方で、入念に洗いすぎると肌がもつ保湿成分まで落としてしまい、乾燥を招くことにも。

田中さんが営む「Sunday Savon」では、10年間「洗顔石けん」のみを販売し続けていますが、この10年間で「洗顔」に付加価値を求める人が増えた印象なんだとか。

その中でもよく求められるのが「保湿力」なんだそうです。

石けんと聞くと、つい洗いすぎてしまって肌の乾燥を加速させるイメージがありますが、Sunday Savonでは、なぜ「石けん」という形にこだわるのでしょうか。

Sunday Savonが「石けん」にこだわる理由

近年は、ジェルタイプやパウダータイプ・泡洗顔やW洗顔不要の洗顔など、形状や使い方も多種多様になってきました。

そんな中でも昔からある「石けん」が今もなお愛され続けていることには、理由があると田中さんは言います。

田中さん
いろんな油汚れにマルチ対応してくれるのが「石けん」だと思っています。特に夏のこの時期は、皮脂が増えたり・日焼け止めクリームを塗ったり、いつもより肌表面にいろんな種類の「油汚れ」がある状態です。
このみ
油は油で落とす!とよく聞きますが、マルチに対応してくれない洗顔もあるということですか?
田中さん
その通りです。あえて簡単に表現すると油にもいろんなサイズがあるんですよ。どれかの油に特化するのではなく、皮脂・日焼け止め・メイクなど…幅広い油汚れにしっかりなじんで落とすのが、石けんを選ぶ1番の理由です。

神戸でしか買えないお土産!Sunday Savonの『水入り石けん』を実際に使ってみた。洗顔・手洗いがリラックスタイムに!?

2022年9月6日
このみ
以前、水入り石けんを使った時に乾燥する感じがなく、「サパッ」として触るとしっとり、そんな感覚に驚いたのを覚えています。確かW洗顔不要(クレンジングが要らない)でしたよね。
田中さん
はい、そうなんです。Sunday Savonの『水入り石けん』は、幅広いサイズの油でできている植物由来の油を使っているので、保湿効果に優れ、幅広い油分を1つで落とすことができます。乾燥で悩んでいる方からも「肌の調子が良くなりました。」と言ってもらうことも多いんですよ。開発者としてとても嬉しいお言葉です。

11年目に向けての挑戦と変わらない姿勢

せっけんづくりはとても繊細で、気を抜くと今でも失敗してしまう事もあるんだそう。それでも「一個ずつ丁寧に・自分が納得できるものを世に出す」というこだわりは、田中さんが独立した理由でもあり、これからも大切にしたい「Sunday Savonらしさ」でもあります。

ずっと石けん1本だった「Sunday Savon」が10周年を記念して「高密着 水入りリップセラム」を限定発売するそうですが、その裏側には驚くべき事実が。

田中さん
実はこのリップバーム、開発に5年もかかりました。きっかけは当時、お客さんから唇の乾燥についてお悩みを聞いたことでした。時間はかかりましたが、納得のいくものに仕上がったと思っています。

今後のチャレンジは、本当に必要とされる「新しい化粧品」を開発し、世に出していくこと。そう話す田中さん。

 「高密着 水入りリップセラム」は、触れた水分を300%以上も抱え込むことができる、植物生まれの「水分キャッチオイル」を新配合し、さらには、一般的にリップ製品への配合は難しいといわれている「水」の配合にも成功したんだそう。

こだわりを詰めこみすぎたために数はあまり作れなかったようで、会員様へ10月から先行販売後、数に余裕があれば11月以降一般発売を検討するそうです。

こだわり抜くその姿勢が田中さんらしくもあり、10年間愛用し続ける人たちにとって絶大な信頼感に繋がっているんだと思います。

イベント情報

最後に大丸神戸店で行われる「Sunday Savon」のイベント情報も。夏場に人気の「レモン」が、ポップアップストア限定で延長販売になるみたいです。

出店期間
2023年9月6日(水)~26日(火)

場所
大丸神戸店 7階リビングフロア

普段は日曜日のみの営業ですが、期間中は平日も含めて毎日、実際に手に取ったり香りを嗅いでお好みのひとつを選ぶことができます。

「Sunday Savon」と言えばやっぱり“香り”も大きな魅力ですよね。神戸市内では年内最後のイベントになるようなので、気になる人は是非。

◆関連リンク
日曜日だけの手づくりせっけん専門店 – 公式サイト
sunday_savon – 公式Instagram
Sunday Savon(サンデーサボン神戸元町) – 公式Facebook

 

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このみ

花や夕焼け空を眺める時間が好きです。

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