ある日、編集部で雑談していた時のこと。
「神戸の家に「味覇」って絶対1個はあるよなぁ。」
「そういえば「味覇」って4種類あるらしいけど、味ってどう違うんやろ?!」
という話題になり、それならば、実際に比べてみようじゃないか!!
という事で、今回はせっかくなので「味覇」を買いに直接南京町まで買いに行き、実際に4種類の味比べをしていきます。
簡単な即席レシピものせているので、お楽しみに!
Index
・神戸の家庭に一つはある「味覇」のひみつ
・南京町へ行こう!
・いざ、4種を味比べ!!
・即席「味覇ヌードル」?!
神戸の家庭に一つはある「味覇」のひみつ
「味覇」は、中国語で「味の王様」という意味で、鶏骨や豚骨から取った出汁をベースに、野菜エキスやスパイス・調味料をブレンドした中華スープの素。
「味覇」は、スープの素ですが、スープとしてだけではなく、チャーハンなどの料理にもアレンジできる万能な調味料です。
1953年創業の「廣記商行(こうきしょうこう)」という、本格的な中華料理の食材などを扱う神戸の会社が製造販売しています。
そんな「味覇」ですが、実はオリジナルの(赤缶)の他に、3種類のフレーバーもあることは知っていましたか?
・ヴィーガン(緑)→2022年4月に販売され、「英国ヴィーガン協会」が、ペースト調味料で世界で初めてヴィーガン認証をした万能調味料。動物性原料・化学調味料を使用していません。
・プレミアム(金)→ポーク・チキンエキスをオリジナルと比較して1.7倍増量。さらに丸鶏エキスを使用し、天然酵母エキスを加えることで素材本来のおいしさを引き出しているんだそう。
・海鮮(青)→2020年9月に発売され、一時期品切れが続いた「海鮮味覇」。エビ頭のエキスをベースに、あさり、昆布、オイスターなどを合わせた海鮮風味。
ちなみに「味覇」と言えば、赤いパッケージの缶に漢字で大きく「味覇」と書かれており、フタには、笑顔のおじさんが手を振っている独特な絵がプリントされているイメージ。
フタで微笑むおじさんは、廣記商行の創業者であり初代社長の鮑日明(パォルゥミン)さんがモデルなのだそう。
公式Twitterでは、「味覇おじさん」がいろいろなことを日々つぶやいているので、興味のある人は覗いてみてもいいかも。
やっほー❣️
— 味覇(ウェイパァー)【公式】@廣記商行 (@koukishoko) November 8, 2022
立冬(りっとう)は、二十四節気の一つ、冬の始まりの日⛄️
ちなみに中国の北の方だと餃子を食べる習慣があって、この日に餃子を食べると健康に冬を乗り越えられるんだって🥟❤️
餃子作る時に餡に味覇を隠し味で入れると、すんごい美味しくなるから試してみてくれ🤤 pic.twitter.com/HJYxqDcJ1A
「南京町」へ行こう!
「廣記商行」が運営する食材店は、神戸・南京町の中華街にあります。オンラインでも購入できますが、せっかくなので、南京町まで買いに。
向かう道すがら「味覇」のデザインがされた車を発見したので、通称「味覇おじさん」と、記念に一枚撮影!
ちなみに、トラックの上にも「味覇おじさん」はいるらしい。
味覇(ウェイパァー)のトラックを上から見たら、下からは決して見れない「味覇おじさん」いた。#味覇 pic.twitter.com/CRVyCo4FrC
— YOKOHAMA VIEWS+🌈 (@YokohamaViews) April 8, 2021
「味覇」の車を後にして少し進むと、南京町の大丸側にある長安門(東楼門)に到着!「廣記商行」は、この門から入ってすぐ右手にある赤いお店です。
ここここ!「味覇おじさん」が笑顔で迎えてくれています。
入口のところには「味覇」4種類全てが並べられています。入口に立った瞬間から、中華食材の特徴的な香りがして、旅行に来たようでワクワク。
店内には、中国の調味料を中心に、台湾茶や月餅などのスイーツ、アジアの食材なども並びます。
少し店内を見て回った後、今回の目的の「味覇」をGET!帰り道にちょっと寄り道してから、編集部のあるオフィスに戻ります。
いざ、4種を味比べ!!
左から、オリジナル/ヴィーガン/プレミアム/海鮮
オフィスに戻って、早速フタを開けていきます。今回選んだ「味覇」は、内容量250gの缶入りタイプが4種類。
大きいサイズや、チューブタイプのものもあるので、使用量やシチュエーションに合わせてに選ぶことができます。
まずは、中蓋を開けた瞬間の香りからチェックしていきましょう。
・オリジナル(赤)→優しいカレーのスパイスのような香りをベースに、複数の肉類と、少しセロリのような緑野菜も感じます。
・ヴィーガン(緑)→オリジナルのスパイスの香りをベースに、レモンのような爽やかな酸味が追加された感じです。
・プレミアム(赤)→オリジナルのスパイスの香りがベースなのですが、濃厚でとんこつラーメンに紅生姜を加えたような香り。これは、ラーメンが食べたくなる!
・海鮮(青)→オリジナルの香りとは違い、香ばしい甲殻類の殻のような、濃い香りが広がります。開けた瞬間の香りのインパクトは一番強いです。
香りで比較した後は、いよいよ実食です!缶に書いてある使用例を忠実に守って、小さじ一杯程度(4g)を器に入れ、お湯(200cc)を注いでいきます。
左から、オリジナル/ヴィーガン/プレミアム/海鮮
まず見た目には、ぺースト状の時もそうでしたが、思いのほか違いがあります。味にも違いがあるんでしょうか。さあ、早速飲んでいきましょう。
・オリジナル(赤)→うんうん、この味!馴染みのある中華ベースの「味覇」の味です。ペースト状の時よりも、洋胡椒の香りがより一層感じられます。
・ヴィーガン(緑)→オリジナルの味をベースに、香りをかいだ時に感じたレモンのような酸味が加わった、爽やかな味がします。溶かした後に、冷やして冷製スープにしても楽しめそう。
・プレミアム(金)→化学調味料不使用なのに、オリジナルと比較してエキスが1.7倍追加されているからか、しっかりとした旨味を感じます。
・海鮮(青)→青缶は、海鮮スープの素!オリジナルとは一線を画した味わいです。海老の香りが濃厚で、スープの色も4種の中で一番濃いです。また、青缶は他の3種と違い、溶かした後も底に粉状のものが残ります。
4種類を飲み比べてみて感じたのは、やっぱりバランスの良い優等生は、赤缶の「味覇」!バランスが良いので、中華はもちろん、うま味調味料としても活躍します。
緑缶は、肉類を原材料に一切使用しておらず、ヴィーガン仕様ですが、赤缶と比較しても旨味や風味は損なわれておらず、ヘルシー志向の人には嬉しい!
赤缶に金字のプレミアムは、化学調味料不使用ながらエキスが通常よりも多く含まれているので、奥深い風味が感じられます。ヘルシー志向だけど、しっかり風味も欲しい!という人にぴったり。
青缶は、海老の香りが強いので、海老を使用する料理の風味足しにばっちり!レモンを絞って、トムヤンクンスープ(タイのすっぱ辛いスープ)のベースにしても合いそうです。
即席「味覇ヌードル」?!
南京町からの帰り道に、近くのスーパーに寄っていくつか材料を購入してきました。
購入してきたのは、わかめ/フォーボールor春雨(ゆでずに使えるもの)/七味の3点のみ!
この3つなら、どこのスーパーに行っても簡単に手に入るし、保存性も高いので、仕事の合間の、小腹が空いたときなんかにも良さそう!
今回スープのベースとして使うのは、麺に合いそうな「プレミアム」!
作り方はとっても簡単!フォー、乾燥わかめ、味覇(プレミアム)、七味の順に材料を器に投入して、後はお湯を注ぐだけ!
フォーと「味覇」だけでも楽しめますが、乾燥わかめを入れているので、食物繊維やミネラルなどの栄養も摂れて、とってもヘルシー!七味もピリッと良いアクセントを加えます。
後は、お湯を注いでから3分30秒待てば、完成です。さっぱりとした中にコクがあって、ヘルシーな「味覇ヌードル」が完成しました。
今回はシンプルな材料のみでしたが、好みに合わせて「乾燥葱」や「瓶詰のメンマ」などを加えてみても良さそう。シンプルなので、アレンジは無限大!
今回のレポートが、皆さんの「味覇」購入時の、参考になったら嬉しいです。
ウェイパーおじさんがいつもさわやか親父に見えます。