
「ジーライオンアリーナ」や水族館「アトア」などがある「新港町」に、坂本龍馬などが学んだといわれる「海軍操練所」の展示施設を作るみたいです。
神戸市中央区新港町

展示施設を作るのは、新港町の水族館「アトア」のすぐ山側。
2023年度に行われた発掘調査の結果、勝海舟が作った「海軍操練所」と思われる「遺構」が発見され、現地見学会などが行われた場所です。

現状は、一度発掘された「遺構」をいったん埋め戻し、発掘時に出たと思われる石などが積まれるだけの空き地状態になってます。

公開されたイメージ図は、こんな感じ。
「明治中期の防波堤·敷石」を展示(一部復元)し、それを高い位置から見学できる「視点場」を作ったり、海上交通のための標識だった「神戸燈竿(こうべとうかん)」を再現したりしています。

「展示室·休憩所」も設置され、出土した外国製のインク瓶などを集めたり、歴史をパネルで解説したりするようです。
新港町へ歩いて行く人の多くが通る場所ですし、なんだろう?と足を止めやすそうな雰囲気ですね。

今年度中に再び掘り起こし、どう復元させるか具体的に考えていく予定。前回の発掘時には、周囲から「水」が出て溜まっていたので課題になるかもしれません。
ちなみに、この形は「本格的な土地利用までの暫定施設」ということで、新たな開発が行われるまでの期間限定となるみたい。
2026年度には整備に取り掛かり、神戸港の開港160年となる「2027年春頃」にオープンする予定です。
新港町では、次なる開発として「ホテル誘致・倉庫の活用」などが考えられています。
目まぐるしい街の変化の中でも土地の「歴史」について、みんなが関心を持つきっかけになる場所になるといいですね。
◆関連リンク
・海軍操練所跡 – 公式サイト
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
ライター一覧