
阪神バスは、路線バスの上限運賃を変更する認可申請について、国土交通省近畿運輸局長から認可されたことを発表しました。
当初の予定どおり、全線の実施運賃が250円に改定されます。改定時期は「2025年夏ごろ~秋ごろ」とされていましたが、9月1日(月)に決まったようです。
画像:阪神バス公式サイトより
阪神バスは、阪神間を拠点に「路線バス」や「空港リムジンバス」「高速バス」などを運行しています。
路線バスにおいては、1997年1月の運賃改定以来26年間、運賃を変更することなく運営してきましたが、2023年5月から段階的に運賃改定を実施し、現在の実施運賃は「240円」に設定されています。
しかし路線バスでは利用客の減少に加えて、燃料費の高騰や運転士不足など厳しい状況が続いていることや、車両や設備の更新費用の確保などを理由として、今回の運賃改定を決定したみたい。

現行では運賃が異なる「240円区間」や230円の「神戸特区」も、改定後は「250円区間」に統一されるみたい。
ICカード「hanica」のプレミア率は8%で据え置き。「hanica」の残額から改定後の運賃が収受されます。
定期券の金額は、こんな感じで変更されるようです。

神戸特区が250円区間に統一となることに伴い「神戸特区定期」の販売はすべて終了。
昨今の定年引き上げなどの社会情勢を鑑みて、「グランドパス65」も販売終了とのこと。「グランドパス70」の金額は据え置きです。
PitaPa登録型割引(1か月定額サービス)は、改定後の運賃が適用されます。
ここ数年で相次いで発表されている電車やバスの運賃改定。阪神バスについても昨年末から報道されていましたが、ついに正式決定となりました。
日常的にバスを利用する人は定期券の購入時期などチェックしておくのが良さそうです。
◆関連リンク
・阪神バス – 公式サイト
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