学級担任を固定しない『チーム担任制』の2024年度「モデル実施校」が決定・実施開始へ。5校が新たに追加

神戸市で、2023年4月から始まった「学年(チーム)担任制」において、2024年度の実施校が決定・実施が始まっています。

昨年度のモデル実施校だった4校に対して行った「アンケート結果」などを踏まえ、この4月からは、新たに5校を加えた全9校をモデル実施校に指定したようです。

小学校
・摩耶小学校(灘区) 
・東須磨小学校(須磨区)
〈2024年以降追加〉
・浜山小学校(兵庫区)
・花山小学校(北区)
・西須磨小学校(須磨区)

中学校
・本山南中学校(東灘区)
・雲雀丘中学校(長田区)
〈2024年以降追加〉
・神陵台中学校(垂水区)

義務教育学校
〈2024年以降追加〉
・港島学園(中央区)

「学年(チーム)担任制」とは…
学級担任を固定せず学級における児童生徒の指導や事務処理などの業務を複数の教員がローテーションで担当するなどして行う学級運営の方法のこと。

この運営によって、以下のようなことが期待されています。

・児童生徒・保護者にとって、相談できる教職員が増え、安心感が高まる。
・教職員が児童生徒の変化に気づく機会が増え、早期かつ丁寧な対応ができる。
・教育活動や指導の透明性を高め、開かれた学校づくりにつなげる。

学年担任制について行ったアンケート結果を見ると、学級担当制になったことで生徒や先生は「話しやすくなった」と感じている人が多いようですが、保護者の回答は約30%にとどまる結果に。

『学年担任制』になって良かったこと(一部抜粋)
【生徒】
・合わない先生がいても、1週間で交代するので苦ではない。
・いろいろな先生が、違う良さを言ってくれるので、いろいろな自分の良さが分かってきた。 
【保護者】
・多くの目と手で支えられている感じがする。安心感。
・先生が産休でお休みになっても、他の先生方も担任ということなので心強い。
【教員】
・生徒が主体的に動けるようになってきた。 
・不登校の生徒に、さまざま先生が関われるようになった。

『学年担任制』になって良くなかったこと(一部抜粋)
【生徒】
・1週間で次の担任に代わってしまうので、もう少し長く(2~3週間)してほしい。クラスの課題と向き合いにくい。
・行事の時(体育祭や音楽祭)に途中で担任が代わるとやりにくい。思い出ができづらい。
・学級の活動の進み具合を、先生が代わるたびに説明しなくてはならなかった。
【保護者】
・小さなことが見えづらい。生活ノートはあった方が良かった(そこに書いて相談できるので)。
・先生方の負担が増えたのではないか。大変そう。
【教員】
・担任によって指導の内容が違うことがあった。
・生徒の情報共有の時間が、日々結構かかった。
・広く浅くというのは否めない。

一人の先生がこれまで同様に生徒一人ひとりを深く理解することは現実的に考えて難しそうですが、複数の先生の意見が生徒やクラスに向けられることはプラス面も多そうですね。

◆関連リンク
神戸市教育委員会 – 神戸市

 

この記事を書いた人

このみ

花や夕焼け空を眺める時間が好きです。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。