第二弾
五宮神社から七宮神社。
生田神社を中心に神戸市内に点在する一宮から八宮神社。この一宮から八宮まで、数字の付いた神社があるのは神戸だけなんですって!戦前からあったという八社巡拝。当時は、節分に巡るのが風習だと伝えられています。厄除けとご利益、御朱印を求めて、巡ってみませんか。
バス道から細い路地を山手へ登ること約5分。小さな風見鶏の道しるべを見つけたら、五宮神社に到着です。八社の中では、一番山側、緯度が高い場所にある神社です。石段を登ってたどり着いた境内からは神戸市街と瀬戸内海が一望。その眺めは感動モノです。かつては再度山大龍寺へ参る人や有馬温泉へ品物を運ぶ人が、途中に立ち寄り、境内の茶店で休んでいたと伝えられています。現在は、少しひっそりとした静かな佇まいが、心落ち着きます。こちらの宮守は、画家の高濱浩子さん。7年前から宮守をされています。画家である高濱さんの書く文字の筆使いのダイナミックな御朱印も評判上々。
2022年初めて、大絵馬に干支の虎の絵を描かれました。絵馬を眺めにお参りするのもいいかもしれません。
神社の手前の道しるべ。風見鶏がかわいい。
パス停からわりと急な坂道。住宅街の路地を山の方へ向かいます。
石段を上がって…。
境内に到着。広い境内にある社殿がお日様の光を浴びて佇んでいました。
境内に飾られた瓦屋根。デパートの「そごう」と同じ紋?! 「五」の字をアレンジした紋だと宮司の中島憲司さんが教えてくださいました。
画家である宮守・高濱浩子さんが書いてくれる御朱印。迫力ある文字が厄を払ってくれそうです。
五宮神社(ごのみやじんじゃ)
住所:神戸市兵庫区五宮町22-10
TEL:078-361-3450(祇園神社)
拝観時間:日の出~日の入り
別の場所にあった六宮神社が、明治時代はじめに区画整理につき八宮神社と合祀。銅板葺どうばんぶき 唐破風からはふ・千鳥破風ちどりはふ付き入り切妻造の社殿の中には、南側に八宮、北側に六宮のお社が鎮座しています。立派な鳥居は1912年に創立。静かな境内六宮神社の祭神は、天津彦根命あまつひこねのみこと・応神天皇おうじんてんのう、八宮神社の祭神熊野杼樟日命くまのくすびのみこと・素戔嗚命すさのおのみことです。こちらの2つの神社での楽しみの一つが御朱印。向かい合った鳥と2本の矢羽根が「八宮」を意味する社紋がかわいい!親しみあふれる社紋に和みます。
住宅街の一角にある神社。石灯籠が立派です。
六宮神社の御朱印。
八宮神社の御朱印。
八宮神社・六宮神社
住所:神戸市中央区楠木町3-4-13
TEL:078-341-6920
境内自由
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