神戸市が「災害時」の医療提供体制を強化するみたい。5か所の病院を追加して計11か所に

神戸市が、大規模災害に備えた更なる「医療体制強化」のために、2024年度から5か所の災害対応病院を追加します。

県が指定する市内4か所の災害拠点病院のほか、「兵庫県地域防災計画」に基づいて2015年から神戸市独自に6か所の災害対応病院を指定していましたが、今回新たに追加された形です。

追加された5か所は、六甲病院(灘区)・神戸労災病院(中央区)・神鋼記念病院(中央区)・神戸医療センター(須磨区)・神戸中央病院(北区)です。

初期(軽症)が診療所・各区救護所、2次(要入院)が今回追加されて11か所となった災害対応病院、3次(救命)が県指定の災害拠点病院という役割になります。

今回の5か所追加によって、神戸市が指定する災害対応病院が全区に配置されるようになり、それぞれの病院間連携のための医療圏も設定されました。

災害対応病院 ※地図の番号・マークと対応
(1)甲南医療センター(東灘)
(2)六甲病院(灘)※今年度追加
(3)神戸労災病院(中央)※今年度追加
(4)神鋼記念病院(中央)※今年度追加
(5)川崎病院(兵庫)
(6)神戸中央病院(北)※今年度追加
(7)済生会兵庫県病院(北神)
(8)西市民病院(長田)
(9)神戸医療センター(須磨)※今年度追加
(10)神戸掖済会病院(垂水)
(11)西神戸医療センター(西)
県指定の災害拠点病院
(◎)災害医療センター/神戸赤十字病院
(★)中央市民病院
(☆)神戸大学医学部附属病院

災害対応病院に対する支援として、備蓄医薬品・医療資材などの準備資金補助(1病院あたり約300万円)や、災害時の連絡手段確保、1病院あたり約30万円の運営費などの支援も行うそうです。

これを機に、近くの災害対応病院の連絡手段を確認しておくなど、前もっての準備をしておくと安心ですね。

 

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神戸ジャーナル 編集部

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