アジュール舞子の近くに海が一望できるホテルがあります。周辺には神戸らしいスポットが多くあり、海沿いを散歩するのもとても気持ちのいいロケーション。
今回は『ホテルセトレ神戸・舞子』に実際に宿泊し、ホテルの魅力をリアルレポートしていきます。
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目的地までは海辺のお散歩コース
JR神戸線「舞子駅」より徒歩7分ほどの場所にある今回のホテル。歩くと少し距離はあるものの、周辺にはいくつもの見どころがありお散歩感覚で気持ちよく歩けます。
まずは駅直結の歩道橋を渡って、明石海峡大橋のすぐそばまで。一緒に周辺を巡っていくのは、読者リポーター・えみりーさんです!
橋の真下に到着!何度も見ているはずの「明石海峡大橋」ですが、すぐそばで見上げると圧巻ですね。
ちなみにそばには橋の科学館もありますよ。
少し東へ進むと見えてくるのが「孫文記念館(移情閣)」。現存する日本最古級の「木骨コンクリートブロック造」の建造物でもあり、国の重要文化財に指定されています。
形が特徴的、地元では長らく「舞子の六角堂」として親しまれてきました。入館料を払えば中に入ることもでき、高校生以下は無料!
旅の目的地であるホテルも、このあたりから見えてきます。
半円形のホテルの中はどんな感じ?
『ホテルセトレ神戸・舞子』に到着。白を貴重とした外観で、独特な半円形をしています。
電車などからも見えるので、気になっていた人も多いのではないでしょうか。
中に入ると真正面には大きなガラス張りの窓が設けられていて、海や淡路島を一望できます。宿泊日はあいにくのお天気でしたが、晴れると真っ青な景色が広がるんだそう。
チェックインの手続き中、部屋に置く香りを1種類選ぶことができます。廃材を再利用して作られたという「アロマウッド」にはホテル名の刻印も。
『ホテルセトレ神戸・舞子』では、地球環境に配慮しアメニティなどのサービスを一部廃止。
歯ブラシやシャワーキャップなど希望すればもらえるものもありますが、できるだけ自分のものを持参し、廃棄物を減らす地球に優しい取り組みを行っています。
180度海が見渡せる別邸スイートルーム
ロビーを中心に半分がレストランと客室、もう半分は一般向けにも開放しているという「スポーツジム」があります。
客室は全部で5タイプ・24室ありますが、今回宿泊したのはホテル内に1室しか無い別邸スイートルーム「RESIDENTIAL SUITE」。
半円形の本館から少し離れた場所にあります。3階建ての3階が客室となっており、1~2階は挙式やパーティーなどで使用されていることが多いみたい。
「テラス」も完備されたお部屋は103平米の広々とした客室(定員2~4名)です。
客室を入ると、こんな感じ。やっぱり目の前は贅沢にも海がどーんと見渡せます。
床や家具は木製のものが中心で、自然に溶け込む優しい印象のインテリアで揃えられています。
カウンターには、フリーで楽しめるドリンクやグラスなどが充実。冷蔵庫内のドリンクも含めてすべて「無料」で楽しむことができます。
来年で、開業20周年を迎えるこのホテル。内装は一部時代を帯びている印象もありますが、置かれている家電が「バルミューダ」だったり、DVDプレーヤーやプロジェクターがあったりと、設備面は充実!
すぐお隣の「寝室」はこんな感じ。ベッドがつながっているのでお子さん連れでも川の字で眠れそう。
ルームウェアは上下別々のパジャマタイプが備え付けられているので安心です。
リビング側には小上がりの和室もあり、掘りごたつでゆっくりくつろぐことができます。
敷布団なども用意されているので大人3名以上で宿泊する場合は、こちらの部屋も利用できそう。
テラスにはテーブルとハンモックも置かれていて、波の音が心地よく聞こえてきます。
11月はちょうど気候もよく、いつまででも外に居られそう。
専用ラウンジは好きな飲みものを好きなだけ
全国各地にある「セトレ」の魅力の一つとも言えるのが、オールインクルーシブ。
関西だと、ならまち(奈良)やセトレマリーナびわ湖(滋賀)、セトレ ハイランドヴィラ姫路などがありますが、いずれもドリンクや軽食が好きなだけ飲んで・食べられるラウンジが用意されています。
手前にはカラフルなフレッシュジュースが全6種類。奥側にはサーバーで注ぐタイプのビールやハイボール、スパークリングワインなどがあります。
その他、ワイン(赤・白)、果実酒、珈琲なども。
神戸のナッツスイーツ・ナッツギフト専門店「NUTSLAB(ナッツラボ)」のナッツも食べ放題です。
ドリンクや軽食は部屋に持っていってもいいし、ラウンジに設けられた座席でゆっくり過ごしてもOK。
ラウンジにはテラス席も設けられてます。こんなにも明石海峡大橋をそばで眺めながらくつろげるのはここだけじゃないでしょうか。
なんとも贅沢な時間です。
明石海峡大橋が見えるレストランで夕食を
夕食の時間が近づきロビーへ向かうと、すっかり窓から見える景色が変わっています。真っ白な空間の向こうに真っ青な世界が広がっていて、見とれてしまいます。
夕食会場は、ロビーすぐ近くのレストランDINING ROOM IN THE MAIKOにていただきます。
席につくと海沿いにテーブルが並べられており、キャンドルの光とともにいいムード。これからイベントごとの多い季節なので、お祝いなどの特別な日にもぴったりな雰囲気ですね。
夕食の時間は、17:30 / 18:00 / 18:30 / 19:00と4つから選べますが、空の色が変わるのを楽しみたいなら今の季節は一番早い時間がおすすめ!
海の見えるホテルやレストランは全国にありますが、明石海峡大橋があることで「神戸らしさ」があって特別に感じます。
いよいよ食事が始まります。最初のメニューは淡路島のプレートに乗って登場。どれも色とりどりで見た目でも楽しめるお食事が続きます。
農家さんの想いをしっかり受けとって、料理を通して披露できる場に…そんな想いで作られる一品一品。
お皿の下には実際農家からもらったという土が飾られています。
ちなみに、食事中のドリンクもオールインクルーシブ。料理に合わせて好きなものを楽しむことができます。
料理はお肉、お魚、パスタまでしっかりとたのしめる上にデザートも2種類出てきます。
りんごでバラの花をかたどったムースは大人で上品な味わい。四季ごとにメニューが変わるそうですが、食材によって日々ちょっとしたアレンジも加えられているそうなので、いつ足を運んでも新鮮な楽しみがありそうですよ。
朝食は優雅にルームサービス
一夜明けて朝食の時間です。夕食はレストランでしたが、朝食はルームサービスで楽しむことができ、朝7:00~10:00の中から選ぶことができます。(チェックインの早い方から先着順で決定)
部屋に置かれたレコードで朝の素敵な時間をさらに心地よく。たくさんのレコードがあってどれにするか迷ってしまいますね。
食事はピクニックのようなバスケットに入って到着します。フタをあけると、熱々のパンやサラダ、ジュースなどが入っています。
いろんなおかずが少しずつ彩りよく盛られています。パンには切れ目が入っているので、おかずをサンドして食べてもいいみたい。
朝ご飯と思えないほどの品数をパジャマのまま楽しめるのはホカンスならではの楽しみですね!
周辺エリアの再開発計画でどう変わる?
ホテルを核とした公園全体のにぎわい創出「KOBE WEST COAST PARK 構想」の計画が進められています。
計画されているのはこんな感じ。
・ホテル屋上緑化テラス等の整備
・パブリックサウナ
・フィッシャーマンズカフェ
・ドッグラン
・学童ホテル
ホテルの運営会社「株式会社ホロニック」では、毎年20歳以下の「CFO」を募集していますが、3代目CFOの案も今回の提案における企画に加わっているそう。
本館のスポーツジムにかつてあった「サウナ」を改修しうまく復活できれば海を見ながら「サ活」ができるようになるそうで、サウナ好きの人たちで人気が出そうな予感。
今月下旬にオープンする「マリンピア神戸」も徒歩圏内なので、観光地としても賑わいが増しそうですね。
いかがでしたか?今回はホテルセトレ神戸・舞子の中身を詳しくお伝えしてみました。
波の音がくっきり聞こえるほど周辺は静かで、見慣れた景色も特別に感じられます。おだやかな気持ちで過ごせる1泊2日の旅は、地元民にとっても非日常体験になるはずですよ。
◆関連リンク
・SETRE(セトレ)公式サイト – 公式サイト
分かりやすい!地元民ながら、初めてセトレの宿泊レポを見ました。すごく興味が湧きました。