【神戸のクリエイター紹介】それぞれの「らしさ」をデザインする、ディレクター・デザイナー『時岡 佑太』 CREATORS LETTER

ライター:このみ

神戸市内で活躍するクリエイターの情報を発信する『CREATORS LETTER』。

クリエイターと企業をつなぐウェブサイト「KOBE CREATORS NOTE」と連携して、デザイナーやディレクター・カメラマンなどさまざまなクリエイターの作品や活動への想いをご紹介していきます。

株式会社ラシサ 時岡 佑太(ときおか・ゆうた)  ディレクター   デザイナー 

1984年福井県生まれ、須磨区在住。
2008年神戸芸術工科大学 芸術工学部 プロダクトデザイン学科(向井昌幸研究室)卒業。
2018年に独立し、その後2021年法人化。

企業や団体、商品などの「らしさ」を引き出して、外へ伝えていくことを大切にしている企画とデザイン事務所rashisa inc.代表として、ロゴ/パッケージ/サイン等のデザインから、ブランドコンサルティング/C.I/V.I等まで幅広く取り組んでいます。

[所属]
日本グラフィックデザイン協会[JAGDA]正会員 兵庫地区幹事

[受賞歴]
日本タイポグラフィ年鑑2021[ロゴタイプ・シンボルマーク部門](3点入選)
日本タイポグラフィ年鑑2022[ロゴタイプ・シンボルマーク部門/パッケージ部門](3点入選)

なぜ、「ディレクター・デザイナー」をやっているのか?

小さい頃から絵を描くことが好きで、時間があればずっと絵を描いている子どもでした。高校在学中にテレビでプロダクトデザイナー川崎和男さんの特集を観て“プロダクトデザイナー”という職業に憧れ、その道を志します。

プロダクトデザインを学べる大学を調べると、神戸芸工大が最初に出てきたことで大学を選択。すごく単純な理由でした。笑

幸い希望の学科に合格し学び始めますが、段々と「プロダクトデザイン」と「自分の特性」の違いに違和感を持つようになります。どうも自分は、一つひとつのプロダクトをデザインすることよりも、全体の見え方などを調整する分野が合っていたようで、次第に「ブランディングデザイン」へと方向を変化させて行きます。

自分が考えるデザインとは「みんなが幸せになる方法」を考えるということです。

便利な仕組みでも、使用方法が難しければ使う人には不便です。使う人に便利なサービスでも、提供側が疲弊するようだと長く続きません。使う側/提供する側の双方が便利だとしても、環境のなどの問題で続けづらいこともあります。

関わる「みんなが幸せになる方法」を考える。それがデザインです。デザインって、ステキなお仕事だと思いませんか?

神戸で活動する理由

福井県産まれ福井県育ちのため、大学進学まで神戸に来たことがほとんどなく、最初は神戸の都会っぷりに圧倒されました。笑

なので神戸の最初の印象は「都会」です。ただ、住み慣れてくると神戸の印象は「ちょうどいい街」へと変わりました。街の広さや関わる人との距離感など、とても「ちょうどいい街」なんです。仕事に取り組むにも、ちょうど良い。騒がしすぎないし静かすぎない。

神戸は、じっくりと腰を据えてデザインに取り組めるすてきな街です。自宅のある須磨も、過ごしやすく気に入っています。

神戸ならではの活動なら、2018年にデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)さんが開催された、ちびっこうべというワークショップにクリエイターとして参加しました。

「ちびっこうべ」は、プロのクリエイターがサポートしながら、子どもたちの夢の街を作り上げるというワークショップです。参加する子どもたちの数・関わる大人の数・開催する場所、すべて「神戸」という街の規模だから実現するものでした。

2年に1回開催されていた「ちびっこうべ」は、残念ながら新型コロナウィルスの影響で通常開催が難しくなっていますが、きっともう少しすれば再開するはずです。その際はぜひ皆様も神戸ならではのイベントに参加されてはいかがでしょうか?多分、僕も引き続き参加していると思います。

代表的な作品と想い


オリジナル雑穀ギフト

褒美玄米専門店 『稲妻家』

素材にも炊き方にもこだわった、おいしい玄米を食べることができる玄米専門店のデザイン面をお手伝いしています。店主の藤原さんが、玄米の炊き方を長く研究され、玄米100%の美味しいご飯を提供しておられます。

「店舗のHPを作成してほしい」というお仕事依頼だったのですが、試食した玄米が驚くほど美味しかったことや、藤原さんのステキな人柄から、これは「全体をトータルでデザインしたい!」と感じ、こちらからブランディングをご提案。

幸い藤原さんにも受け入れていただき、デザイン全般をお手伝いすることになりました。
味も栄養もすばらしい、まるで「ご褒美」のような玄米を食べられるお店を「褒美玄米専門店」と名付け、ブランドロゴ・メニュー・HP・ショップカード・玄米ガイドブックなど、さまざまなツールを藤原さんと一緒に形にしていきました。

コロナ禍に見舞われた2020年には、ご家庭でも健康的なご飯を食べてもらおうとオリジナル雑穀ギフも企画・制作。こちらも通販などでご好評をいただいております。

稲妻家さんは、日本一の里山と言われる川西市黒川にお店を構えておられます。すてきな空間で美味しい玄米が食べられますので、ぜひ一度足を運んでみてください!

株式会社 Sou

大阪府と兵庫県に“TIERRA”という、美味しい野菜がたくさん食べられる飲食店を展開しておられる株式会社 Souさん。

2018年に西宮市に店舗を出されるタイミングでデザインのご依頼をいただき、それ以来お仕事をご一緒しています。社長さんのご理解もあり、店舗のブランドロゴを皮切りにメニュー・ショップカード・グッズ・スタッフさんユニフォームなどから、ゴミ箱へ印刷する文字といった細かなところまでデザインさせてもらっています。

上の写真は西宮店舗のイメージ写真ですが、同じ“TIERRA”ブランドの店舗でも、出店する地域や想定される客層に合わせて、相談を重ねながら少しずつテイストや見せ方を変えたりしています。そういった細かいところの戦略立てや、今後の事業計画などもご一緒させていただいていて、デザイナー冥利に尽きるお仕事です。

どの店舗も、驚くほどの量の「新鮮な野菜」が食べられますので、野菜不足を感じた際はぜひ足を運んでみてください!

これからの活動と目指す世界

自分の職種に対する想いの部分にも書きましたが、デザインとは「みんなが幸せになる方法」を考えることです。どういったご依頼をいただいても、このスタンスに変わりはありません。

今後も引き続き、よりベストな「幸せになる方法」を考え続けて行きたいです。今は、そこにプラスしてご依頼主の「らしさ」を引き出すことができれば…とがんばっているところです。(そういう想いを込めて2021年に法人化した際、社名をrashisaとしました。)

最終的な成果物(ロゴやポスターやパッケージなど)が良くなることはもちろんなのですが、そこに「ご依頼主らしい」とか「神戸らしい」というようなものを込めることができれば、より他との違いが際立つことになり、すてきなブランディングに繋がっていくのではないかと試行錯誤しているところです。そのためには、もう少し引いた目で全体を捉えたり、長いスパンで考えたりと、課題が山積みですが…。汗

もし「らしさ」を引き出したデザインを依頼したいとお考えの方がおられたら、気軽にご連絡いただければと思います。

株式会社ラシサ 時岡 佑太(ときおか・ゆうた)  ディレクター   デザイナー 
tokiokayuta | Kobe Creators Note|神戸クリエイターズノート


神戸市内で活躍しているクリエイターと企業がつながる「KOBE CREATORS NOTE」。興味がある人は、ぜひ、サイトへ。

 
このみ
ライター:このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。