兵庫県立美術館で世界屈指の美の殿堂 特別展『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』6/13-10/24 西洋美術史上最大の画家のひとり「ディエゴ・ベラスケス」の作品が一挙7点来日

1819年に王立の美術館として開設されたプラド美術館(スペイン、マドリード)は世界屈指の美の殿堂として知られています。そのプラド美術館の核となるベラスケスと17世紀絵画のコレクションの特別展が兵庫県立美術館で開催されます。

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

2018年6月13日(水)~10月14日(日)
※月曜休館。ただし祝休日の場合は開館、翌火曜日休館
兵庫県立美術館


神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

歴代スペイン王によって収集された収蔵品は、ベラスケスやスルバラン、ムリーリョらスペイン人画家による絵画のほか、イタリア、フランドル絵画などヨーロッパ美術の粋を示す第一級の作品から成り、ハプスブルクとブルボンのスペイン王朝の栄華を今に伝えています。

本展は、17世紀スペインを代表するのみならず西洋美術史上最も傑出した画家のひとりであり、後世の印象派の画家たちにも大きな影響を与えたベラスケスによる初来日作品を含む重要作品7点を中心に、イタリアやフランドル絵画をあわせ、61点の油彩画と9点の資料で17世紀スペイン宮廷をめぐる美術を紹介するものです。

プラド美術館の核となるベラスケスと17世紀絵画のコレクションを通してスペイン黄金時代の社会と文化に触れる貴重な機会となります。

みどころ1:プラド美術館のコレクションの「真髄」を紹介。

歴代スペイン国王のコレクションを核として1819年に開設された世界有数の美の殿堂、プラド美術館の真髄である17世紀絵画のコレクションを紹介します。

みどころ2:本邦初を含む、巨匠ベラスケスの傑作7点が出品。

スペインのみならず西洋美術史上最も傑出した画家であるディエゴ・ベラスケス(1599-1660)の重要作品7点が出品されます。これまで日本で公開されてきた中では過去最多の作品数であり、まとまった数で貸し出される機会が極めて稀なベラスケスの作品を鑑賞する貴重な機会となります。

みどころ3:国王たちが築いた絵画の「黄金時代」。

17世紀のスペインでは、国王たちにより未曾有の規模で芸術の擁護と収集が進められ、絵画の「黄金時代」を迎えました。スペインだけでなくイタリアやフランドルの絵画作品もあわせ、当時のマドリード及びスペインの国際的なアートシーンを再現します。

関連イベント

記念講演会
ベラスケス、フェリペ4世とプラド美術館 7月8日(日)
講師:川瀬佑介氏(国立西洋美術館主任研究員・本展監修者)
創意の画家ベラスケス 王の愉しみのために捧げた芸術 8月19日(日)
講師:岡田裕成氏(大阪大学教授)
ベラスケス、人と芸術―静かなる絵画革命 9月9日(日)
講師:大髙保二郎氏(早稲田大学名誉教授)
バロック美術とスペインの黄金時代 9月30日(日)
講師:宮下規久朗氏(神戸大学教授)

いずれも当館ミュージアムホールにて14:00~(約90分)
聴講無料(定員250名、要観覧券)「芸術の館友の会」会員優先座席あり

学芸員による解説会
6月30日(土)/7月14日(土)/7月28日(土)/8月11日(土・祝)/8月25日(土)/9月29日(土)/10月13日(土)16:00~(約45分) 
会場:レクチャールーム(定員100名) 聴講無料

おやこ解説会
8月4日(土)13:30~(約30分)
会場:レクチャールーム 聴講無料 要事前申込(定員20組、先着順)
※7月4日(水)10:00~こどものイベント係(TEL.078-262-0908)で受付開始。

こどものイベント
7月7日(土)/8月25日(土) 10:30~15:30
会場:アトリエ2(定員30名)
参加費:500円(保険料・材料費)、要事前申込
くわしくはこちら

ミュージアム・ボランティアによる解説会
会期中毎週日曜日 午前11時~(約15分)
会場:レクチャールーム 聴講無料(定員100名)

映画特別上映会
「誰が為に鐘は鳴る」(156分)  7月13日(金)10:30~/14:00~
一般・シニア 800円
謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(90分)9月15日(土)10:30~/13:00~/15:00~
一般・シニア  1,000円
※本展にはヒエロニムス・ボスの作品は出品されません。

コンサート
記念コンサート ~スペインの風~ 8月26日(日) 14:00~(約60分)
会場:アトリエ1
出演:エドアルド・デル・リオ・ロブレス(チェロ)、
木村能里子(ソプラノ)、植田祐加里(ピアノ)
入場無料 (定員150名、要観覧券)
記念イベント フラメンコ・ライブ 9月14日(金) 18:00~(約60分)
会場:エントランスホール
出演:東仲一矩(舞踊)、東仲マヤ(舞踊)、國光秀郎(ギター)、
植木美帆(チェロ)ほか
入場無料
記念コンサート 9月17日(月祝) 14:00~(約60分)
会場:アトリエ1
出演:マリア・ルス・リベラ(ピアノ)
入場無料 (定員150名、要観覧券)


会期
2018年6月13日(水)~10月14日(日)

休館日
月曜日 ※祝休日の場合は開館し、翌火曜日休館

開館時間
10:00~18:00(金土は20:00まで)
※入場は閉館30分前まで

観覧料
【当日】一般 1,600円/大学生 1,200円/70歳以上 800円
【前売】一般 1,400円/大学生 1,000円/70歳以上 700円
※高校生以下無料
※6月の平日は大学生無料(要証明)

◆関連リンク
兵庫県立美術館 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。