カメラを持って出かけよう!神戸で「花」を楽しめるスポット  Feel KOBE

海と山に囲まれた神戸は、街と自然との距離が近く、山の方へ行けば色とりどりの草花が鑑賞できる公園や植物園があります。

自然を満喫して花と緑に癒されたい。そう思ったら、カメラを持って花が楽しめるスポットへ出かけましょう!

春と秋のバラが圧巻!「神戸市立立須磨離宮公園」

まず、紹介するのは須磨区にある「神戸市立須磨離宮公園」です。

前身である「武庫離宮」は天皇陛下の別荘として大正3年(1914年)に造営。昭和20年(1945年)の神戸空襲で主要建物が焼失するまでの約30年間、大正天皇や貞明皇后、昭和天皇(当時皇太子)などが訪れていました。

そんな須磨離宮公園といえば、色とりどりのバラが咲き誇る「王侯貴族のバラ園」や「噴水広場」が人気の撮影スポット。

バラの見ごろを迎える5月(春バラ)と10月下旬〜11月中旬(秋バラ)には約180種、4,000株のバラを見に多くの人が訪れます。

園内には須磨離宮公園オリジナルローズ「茜離宮」も。ぜひ探してみて!

訪れた6月はちょうど「花しょうぶ園」が見ごろを迎えていました。

約70種5,000株のハナショウブが咲き誇る

そのほか2月は「梅園」、4月下旬〜5月上旬は「ぼたん園」、6月は「あじさい園」、秋は「もみじ道」、1月〜4月は「つばき園」が見ごろに。

1年を通して四季折々の花々を楽しむことができるので、シーズンごとに訪れてみるのもおすすめです。

広報担当者の方に穴場だと教えてもらったのが、植物園の北側にある「花の庭園」。

噴水広場がある本園とは離れた場所にあることから、見落とされがちですが、こじんまりとした庭園には、彩り豊かな草花が咲いていて、とても綺麗!

プライベートガーデンのような洋風庭園に咲く花に癒される

また、園内には子連れファミリー向けの遊び場も充実。

遊具28基を連続して配置し、一巡できるようになっている「フィールドアスレチック -子供の森冒険コース-」、幼児向けの遊具も並ぶ「児童遊園」、コンクリート製の「ジャンボすべり台」などがあり、一日中遊べます。

ベンチやおべんとう広場もあるので、お弁当を持参して遊びに行くのもおすすめです。

Information

神戸市立須磨離宮公園
住所 神戸市須磨区東須磨1-1
アクセス 山陽電車「月見山駅」「東須磨駅」「須磨寺駅」より徒歩約10分
電話番号 ︎078-732-6688
営業時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
休園日 毎週木曜日(祝日の場合は開園)、年末年始(12月29日〜1月3日)
入園料 15歳以上(中学生を除く)400円、小・中学生200円
公式サイト https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/

日本最大級のハーブ園「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」

続いて紹介する「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」は、約200種75,000株の花やハーブが咲く日本最大級のハーブ園。

園内には12のガーデンがあり、四季折々のハーブをはじめとする草花鑑賞を楽しめます。

同ハーブ園は山の上の斜面に広がっており、園内には新神戸駅から歩いてすぐの山麓の乗り場から、ロープウェイで向かいます。

山麓と中間駅、山頂の駅を結んでおり、約10分間の空中散歩を楽しめますよ。

ロープウェイからは、ポートアイランドや神戸空港はもちろん、阪神間から大阪の都心部の街並み、天気が良ければ大阪湾をはさんで対岸にある関西国際空港まで一望でき、海と山に囲まれた神戸の景色を思う存分堪能してくださいね。

山上の展望エリアに着いたら、まず展望プラザで記念撮影をしましょう。

色とりどりの花々の後ろには、ドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにしたレストハウスがあり、まるで海外に遊びにきたような気分に。

レストハウス内にはレストラン「ザ・ハーブダイニング」やショップ「ハーバルマーケット」もあるので、食事や買い物を楽しむのもおすすめです。

レストハウスの奥へ進むと、ローズシンフォニーガーデンがお出迎え。華やかなバラの花々が咲いており、写真撮影にはもってこいのスポットです。5月中旬から6月下旬、10月上旬から11月上旬には見ごろを迎えます。

香りの資料館では約80種類の天然エッセンシャルオイルの香り比べができる

展望エリアを満喫したら、次は坂を下ってハーブミュージアムへ。

料理でなじみのあるハーブをはじめ、約100種類のハーブが栽培されており、毎日ハーブガイドツアーも開催されています。

そのほか野菜とハーブを混植した「家庭菜園ポタジェ」、熱帯性植物を中心に植栽された温室「グラスハウス」、布引の滝をイメージした「滝のパティオ」など、見どころが満載。

レストランや、オリジナルブランドの商品が買えるショップもあるので、1日かけてじっくりと園内散策を楽しんでください。

場所によってはロープウェイと花を一緒に撮影できる

ロープウェイ中間駅の近くにある「風の丘芝生広場」ではハンモックを発見!

神戸の街並みが見渡せる絶好のロケーションで、風を感じながらのんびり昼寝なんていかがでしょうか?

土・日曜、祝日は夜間営業がされており、夜景を楽しみながらのデート利用にもぴったりです。

Information

神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
住所 神戸市中央区北野町1-4-3
アクセス ロープウェイ「ハーブ園山頂駅」下車後すぐ
電話番号 ︎078-271-1160
営業時間 ロープウェイ上り9:30~16:45(土・日曜、祝日は~20:15、季節により変動)、ハーブ園10:00〜17:00(土・日曜、祝日は~20:30、季節により変動)
休園日 無休
入園料 ロープウェイ乗車+ハーブ園入園料1,800円(子ども900円)、ナイター料1,100円(子ども700円、17時以降は往復券のみ)
公式サイト https://www.kobeherb.com/

珍しい草花を鑑賞できる「六甲高山植物園」

最後に紹介する「六甲高山植物園」は、海抜865mの六甲山頂付近にある植物園。

世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など約1,500種を自然に近い状態で見ることができるのが特徴です。

園内には普段街中では見かけない、高山性の草花が多く栽培されており、「こんな植物があったんだ!」という驚きも。

毎営業日に「花のガイド」、毎月第2土曜日は「沖先生のぶらぶら園内ガイド」、毎月第3土曜日は「園アドバイザー 森和男氏による園内ガイド」が開催されているので、専門家の話を聞きながら園内散策を楽しむのもおすすめです(いずれも11:00、14:00から開催)。

訪れた日はコアジサイが見ごろを迎えていました

幻の花と呼ばれている「ヒマラヤの青いケシ」(六甲高山植物園より提供)

六甲高山植物園の中でも、特に人気の花は「ヒマラヤの青いケシ」。赤色や黄色のケシの花もありますが、暑さに弱く、栽培が難しい青いケシは国内でも見ることができる場所が少ない高山植物です。

花期は毎年5月下旬から6月上旬。園内のロックガーデン付近に咲いているので要チェック!

また、入口やショップでは「フラワービンゴ」のカードを配布しています。

まずは、カードに載っている対象の花や実をチェックして撮影。その写真をスタッフさんに見せればスタンプをもらうことができ、ビンゴになれば景品がもらえます。目的があれば、園内散策もより楽しくなるはず!

植物園へ行ったときは、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ベンチに座ってゆっくりと草花鑑賞を楽しむのもおすすめ

園内には山小屋風のカフェ&レストラン「エーデルワイス」や、ログハウス風のグリーン雑貨店「アルピコラ」もあります。

園で人気の青いケシをモチーフにしたオリジナルグッズは、お土産におすすめの一品。来園記念に、いかがでしょうか?

Information

六甲高山植物園
住所 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
アクセス 阪神「御影駅」・JR「六甲道駅」・阪急「六甲駅」 より神戸市バス16系統「六甲ケーブル下駅」からケーブルカー、山上バスを利用。山上バス「高山植物園」下車後すぐ
電話番号 ︎078-891-1247
営業時間 10:00~17:00 (16:30受付終了)
休園日 木曜日 ※祝日、夏休み期間、イベント開催時は除く
入園料 大人(中学生以上)700円、小人(4歳~小学生) 350円
公式サイト https://www.rokkosan.com/hana/

それぞれのスポットには、写真映えする晴れの日に訪れるのもいいですが、森や木、花の香りがぐっと増す雨の日に訪れるのも、また違った楽しさがあります。

自然に触れて癒されたいときは、カメラを持って神戸の花や植物が楽しめるスポットへでかけてみませんか?

【取材・文】中田優里奈
神戸在住のライター。関西の観光、グルメを中心に企画・取材・編集を担当。企業インタビューや舞台撮影も手掛けている。これまで取材した神戸の観光スポットやホテル、店舗は200カ所以上。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街歩きをしてネタ探しをしている。

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