阪神岩屋駅から海側へ徒歩約10分。年間約50万人が来館するという『人と防災未来センター』は、1995年の阪神・淡路大震災の経験を継承し、防災・減災の実現のために必要な情報を発信する施設として作られました。
展示資料や当時の映像、震災体験者の話などをもとに、一人ひとりが災害に対する正しい知識を身につけることができます。
西館外壁には日本で最大の想定津波高(高知県黒潮町34.4m)が表示されていて、「え、あんなトコまで」と、入る前から絶句するような高さに驚いたりしてしまいます。
もくじ
● 1.17シアターは「5:46の衝撃」をかなりの迫力で体感
● 忘れてはいけない震災の恐ろしさ、そして助け合いの素晴らしさをリアルに展示
● 防災・減災に役立つ知識を遊びながら学べるフロア
● 生命を育む水の脅威を目で、体で実感できる東館
● スポット情報
神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
まずは広々とした受付でチケットを購入。エレベーターで4階まで上がったら見学のスタートです。
4階は震災追体験フロアになっています。最初に体感するのは、阪神・淡路大震災を大型映像と音響で再現した「5:46の衝撃」。揺れるわけではありませんが、気分が悪くなる方もいるそうなのでご注意を。
実際に体感してみると、泣き出すお子さんがいるのも納得。被災された方にはちょっと辛く感じるかもしれません。くれぐれも、ふざけたりアトラクション感覚で体験したりするのはNGです。
7分間の上映ですが、途中退出も可能で、そのことは何度もアナウンスされていました。しんどくなった人は休憩できるように救護室も設置されています。
震災後のまち並みをジオラマ模型で再現したコーナーを通り抜けます。暗くて見づらい感じもリアルで、こちらもややショッキングな印象を受けるかも。
大震災ホールではドラマが上映されていました。1人の少女の体験を通して描くのは、震災から復興に至るまでのまちと人、そして直面する課題。フィクションですが、実際にたくさんあったんだろう内容です。
4階は全体的に刺激の強い展示が多いので、人によってはちょっと辛く感じるかもしれません。
神戸ジャーナル 編集部
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