ラグビーW杯で日本が第4試合で対戦する「スコットランド代表」が兵庫区の明親小学校で交流イベントを行いました。選手は、めちゃくちゃリラックスしてる模様。
神戸市兵庫区須佐野通4-1-19
交流イベントが行われたのは、兵庫区にある「明親(めいしん)小学校」。神戸で最初にできた公立小学校で、「明親」という名はかの伊藤博文が命名したもの。
6年生の子どもたちが、選手たちの到着を今か今かと校門で、待っていました。
すると、まさかの徒歩で登場!
でっかいバスが入ってくるのかと思ってたので、びっくり。笑顔で先頭を歩いてきたのは、ヘッドコーチかな。テレビで試合を見るときは、険しい表情なので別人かと思うスマイル感。
スコットランド代表は、初戦のアイルランド戦では敗れたものの、9月30日に神戸で行われた「サモア」戦では、「34‐0」で完勝。
日本は、前回W杯でも同じグループで、スコットランドに敗れたことで、決勝トーナメントに進めなかったという苦い思い出のあるチームでもあります。
交流は、体育館で行われました。スコットランド代表が現れると、会場は大歓声、迎い入れつつ選手にハイタッチする子もいっぱいでした。520人の生徒たちに囲まれても埋もれないおっきい体、存在感がすごい。
ちなみに、5年生と校長先生は、自然学校に行って不在だったそうで、なんとも残念です!
子どもたちは、スコットランドの応援歌「
次のロシア戦までは「1週間」あるからか、選手たちは終始リラックスモード。爆笑したり、笑いあったり、アットホームなチームな印象を受けました。
10人の参加メンバーの中でも、つねに笑顔でみんなに気を配っていたのが、グレイグ・レイドロー選手。頭脳派のベテランで、世界的なキックの名手、神戸でのサモア戦でも大活躍していた元キャプテンです。
神戸での試合の告知ポスターにも写真が載っているので、見たことあるという人も多いと思います。
試合のカギを握る選手たちも、普通にこうしたイベントにこれちゃうのは、9大会連続出場、最高ベスト4にまでなっている実力のあるチームだからなのかもしれません。
会場では、子どもたちからの質問コーナーも設けられて、葺合高校の学生さんが、通訳となってやり取り。
小学生:「ラグビーをやってないときは、どんなことをしてますか?」
選 手:「コーヒーやワインを飲んでリラックスしたり、プレイステーションもやってます。」
プレステやってんの!?会場の子どもたちも、大盛り上がり。
日本戦に向けての意気込みについては
選 手:「厳しい戦いになると思いますが、自分たちの技術で戦い抜きたいと思います。」とのこと。日本にとってはちょっと怖いけど、試合を見るのが楽しみです。
ちなみに、スコットランドの英語は、訛りがあって聞き取りが難しいそうですが、葺合高校の生徒が訳すのに苦戦していると、ちょっと簡単な表現に言い直すなど、ジェントルメンな対応をしてくれていたんだとか。
もちろん、しゃべるだけじゃなくて、生でスコットランド代表のタックルも見学。間近で見ると息をのみます。
普段サッカーをやっているという6年生の男の子も、「今回のW杯で初めて見たけど、ラグビー面白い」「近くで見て、迫力がすごかった」と興味を持った様子。こうした交流を通して、未来のラガーマンが育っていくのかもしれません。
「やりたい人~」と聞かなくても、みんなやりたくなって自然とアピール。
レイドロー選手もキックを披露。もちろん、間違って、子どもたちの方へ飛んでくなんてことはありません。
そうこうしているうちに、1時間の交流時間は、おしまい。スコットランドファンになった子どもたちも、多かったんじゃないでしょうか。
もちろん、帰りは、バスです。ワールドカップ仕様になってました。見かけたら、神戸で試合のあるチームの代表選手が乗ってますので、要チェックです。
スコットランドの試合日程は、こちら。
10月9日(水)16:15~ロシア戦
10月13日(日)19:45~日本戦
日本の決勝トーナメント出場にも大きく関わるので、注目しましょう。
◆関連リンク
・ラグビーワールドカップ2019 – 公式サイト
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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