垂水区の「イオン ジェームス山店」ちかくにある一級建築士事務所『真工房（まなこうぼう）』一級建築士を持つ大工がつくる、100年先も住める家

神戸でオープンしたお店や会社などを紹介する連載シリーズ。神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神戸開業支援コンシェルジュ」を活用し、現在活躍中のお店をピックアップしていきます。

今回は、垂水区の「イオン ジェームス山店」から少し北側に事務所を構える、大工として施工もする一級建築士事務所「真工房（まなこうぼう）」さんをご紹介。

神戸市垂水区桃山台2-9-1

名谷IC（インターチェンジ）の北側で、山陽バス停留所「桃山台南口」の目の前。住宅の多いエリアとなっています。

「真工房（まなこうぼう）」は店舗も住宅も扱う新築・リフォーム全般を扱う垂水区の一級建築士事務所です。

「家は3回建てないと理想の家ができない」とも言われる中で、積極的なコミュニケーションを行う事により、初めて建てる住宅から住みやすさを実現するという意気込みで取り組んでいます。

住宅の設計には、「家族構成」や「持っている家具の高さ」など、実に様々な条件が関わってきます。大工としての現場経験を設計に活かし、使いやすく安心して住める「理想の家づくり」のお手伝いをしています。

新築やリフォームにこだわらず「数世代住み続けられる」事を前提に「財産としての住宅」を丁寧に作っています。

戸建の場合は特に、建ててから10年ほどするとメンテナンスの時期にもなってきますが、大工として素材の耐久性や構造を把握しているので、困ったことがあれば気軽に相談できるというのが特徴です。

部材などのメーカーによる違いやその使われ方など、環境に応じた劣化具合を把握し、また、建物の特徴やそこへの住まい方による「弱点」などを見極め、修繕歴なども考慮しながらメンテナンスまでできるのは、建築士と大工、両方の視点があるからだと思います。

メンテナンスまで意識した設計には、多くの施工経験が活かされているのではないでしょうか。

古民家鑑定士の資格も持っているそうで、伝統的な工法で建てられた築50年以上の古民家でもリフォーム提案を行っています。使える建材は使いながら、コストを抑えてつつ、しっかりとした構造と設計プランを提案しています。

一級建築士事務所「真工房（まなこうぼう）」の代表「三原 和義（みはら かずよし）」さん。20年以上、大工として現場経験を積んできた一級建築士です。

「建築士」「大工」の経験を活かして、日頃から相談できて施主から頼られる建築事務所を目指して開業を決意し、神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神⼾開業⽀援コンシェルジュ」を利用しました。

事業計画の作り方や、専門家から明確なアドバイスを受けられたことで、経営面での理解が深まったそうで、資金繰りなど、お金について真剣に考えるきっかけにもなったそう。

建てるだけじゃなくライフスタイルに合わせたリノベーションを設計・提案・施工し、定期的なメンテナンスで家を長く大切に使うサポートをする。それにより次世代にも引き継ぐ家を造っていくことが目標です。

建物ごとの特色を踏まえ、常に最新の工法も視野に入れた上で、修理の提案ができる「家のかかりつけ医」として、施主と一緒に最適なプランを考えていく。

完成した建物が機能的である事はもちろん、設計や施工でのコミュニケーションこそが、安心感につながる関係でいたいそうです。

ちなみに「真工房（まなこうぼう）」では、キャンピングカーや移動販売車などカスタムカーの製作や、オリジナルの軽トラキャリーの設計も行っています。設計事務所ですのでおうちの設計だけと思いがちですが、車も家も「作る」という枠の中では同じ事のようで、制作意欲がとまらないとか。。

新築・リフォームはもちとん、ちょっとした相談から車のカスタマイズまで。。。「かかりつけ医」の感覚で尋ねてみるのもよいかもしれませんね。

紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。※自分のお店でもOKです。