東灘区役所が、来訪者をスマートに迎える来客対応自動化サービス「ACALL(アコール)」を提供する「ACALL株式会社」と協働し、行政窓口の案内をスムーズにする専用アプリ、東灘区役所版『ACALL(アコール)』を開発したそうです。
実際に東灘区役所の窓口に、このアプリをインストールしたタブレットを持った係員を配置し、効果検証を行う実証実験となります。
神戸市東灘区住吉東町5-2-1
スタートアップと行政職員が協働する、新たな地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation KOBE」の今年度の事業となってまして、神戸のACALLって会社と組んで行うみたい。
東灘区役所版『ACALL(アコール)』の主な特徴
1.来庁された方のご用件から、すぐに受付窓口を検索・案内できる。
2.自由に検索項目の追加・変更ができるので、市民の声に即時対応。
3.区役所以外の窓口案内を行う場合は、地図を印刷してお渡しできる。
東灘区役所版ACALLの検索画面(左)と案内画面(右)
区役所では来庁者を適切な窓口に案内するために、庁舎入口付近に案内係を配置していますが、市民からの問い合わせは多岐にわたるため、案内係には区役所の窓口に関すること以外にも、地域のイベント情報など幅広い知識が求められます。各種マニュアルの作成や、案内に必要な情報の収集など取組んではいますが、案内係個人のノウハウに頼っている状況にあります。
どの職員が担当をした場合でもスムーズなご案内が出来るように、「案内係が集めたマニュアルノウハウを日々蓄積し、それを誰でも簡単に検索できるようなツール」を作りました。
ノウハウの少ない係員でもスムーズに案内が出来るかを検証し、効果の確認・機能のブラッシュアップを行います。実証実験の結果に応じて、東灘区役所版『アコール』の継続運用の検討も進めます。
東灘区役所の1階 総合案内に立つ係員が、東灘区役所版「ACALL(アコール)」が入ったタブレットを持ち、案内時間を計測するそう。タブレットを持たない場合との案内時間の変化を検証するみたいです。
実証実験期間
2018年10月15日(月)~10月31日(水)
内容的には、東灘区役所だけの課題ではないようなので、実証実験の結果がよければ、神戸だけではなくて色々な行政窓口に広がるかもしれませんね。神戸の会社ですし、頑張ってほしい。
ちなみに、「ACALL(アコール)」は一般企業向けに大手起業への導入実績もあるみたいなので、期待できるんじゃないでしょうか。
◆関連リンク
・Urban Innovation KOBE – 公式サイト
・来客対応RPAサービス ACALL [アコール] – 公式サイト
・○○○○○ – 公式サイト
・○○○○○ – 公式サイト
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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