本記事は【甲南女子大学】の現役学生が担当しています。
【取材・記事執筆】
甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 にぃにぃぱんだ さん/増田のぞみゼミ 所属
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アイランド北口駅発!南北約20分のコースへ
今回は六甲ライナー「アイランド北口駅」で下車をし、1駅先の「マリンパーク駅」まで下ってから時計回りにぐるっとお散歩していきます。
2駅の距離はまっすぐ歩くと20分ほど。ぐるっと1週回るとしっかりめのコースですが、途中寄り道しながら魅力を見つけていきます。
神戸市東灘区向洋町中1
はじめに訪れた「リバーモール」は、六甲アイランドの中央都市、六甲ライナーに沿って造られた水路一体型の広場。
「アイランド北口駅」から約5分ほど南へ歩いていくと、記念碑がお出迎えしてくれます。
一歩先に進むと、オシャレで穏やかな広場が目の前に広がります。
水路には水が優雅に流れ、その上には小さな橋が架かり、道と道とを繋いでいくような造りに。花壇やベンチなども多く設けられており、その光景にまるで異国の地に迷い込んだような感覚をおぼえます。
近くには、ホテルや美術館、カフェなどの商業施設も面していて、観光しやすいのも魅力的。
「リバーモール」の空気感がいいからなのか、子ども連れの方やお散歩している方をチラホラと見かけました。
「リバーモール北エリア」は、噴水や水路に架かる多種多様な橋が印象的。
噴水や橋の造り(見た目)が場所によって異なっていて、それぞれを見て回るだけでも面白いです。
「リバーモール南エリア」は、奥へと真っ直ぐ伸びている水路があり、圧巻! 建物や水路に沿って続く道や街路樹なども合わさって、息をのむような光景です。
景色を楽しみながら歩いていると、偶然にものんびりと水路で遊泳していた鳥さんたちと遭遇。驚きながらも、ほっこりした瞬間でした。
ここは南国!?マリンパーク駅に到着
南へ向かって歩き進めていくと「マリンパーク駅」の近くまではあっという間。歩道橋の上から見ると、遠くに何やら背の高い木が等間隔で並んでいます。
近づいてみるとこんな感じ。駅名にもなっている次の目的地「マリンパーク」です。
六甲アイランドの最南に位置する公園で、テラスやベンチなども設けられており、「大阪湾」も一望できます。一列に並ぶヤシの木と、晴れた空、青く広がる海…。最高に良い眺めです。
晴天ではあったものの少し肌寒かったので、近くの自動販売機でホット飲料を買って、一息入れました。乾杯!!海を眺めながらの休憩は格別です。
海の音と潮の香りに誘われ、のどかな時間を味わいます。海を見渡しては、ボーっとしてを繰り返し、のんびりとした至福の時間に。
海面との距離が近いため、海に見とれて近づきすぎると海水がかかることもあるのでご注意を!
橋につけられた名前の秘密を発見
「マリンパーク」を後にし、六甲アイランドの中心部にある住宅地を囲むようにして造られたグリーンベルト「シティヒル」をぐるっと散策していきます。
今回は赤マーカの矢印に沿って、「シティヒル西緑地エリア」から「シティヒル東緑地エリア」へ向かうコースに。
遊歩道や公園などが設けられている「シティヒル」ですが、1周約5kmほどあり、散歩コースやジョギングコースとして親しまれています。
「シティヒル西緑地エリア」は、自然と融合した公園や広場が道の各所に設けられているのが特徴的です。
西緑地エリアを散歩している途中「ハワイ公園」に立ち寄ることに。大きなヤシの木が左右に立ち並ぶ間を歩いていると南国に来たかのような気分を味わえます。
レジャーシートと飲食物を持って、ヤシの木の下でピクニックしている人たちも見られましたよ。
西緑地の散歩道中にあった、サンセット橋。ウェストタウン側の地域に「Sunset=日没」の名がつく橋があるなんて、手がこんでいて面白い!
サンセット橋の地面に模様を発見! 色とりどりの模様が可愛い!!
色からして、夕陽に照らされた海に日が落ちていっている瞬間を表現しているのかなと思いました。
橋の柵の一部に「アジサイ」がかたどられている箇所を発見。
神戸の県花でもある「あじさい」ですが、あとで調べてみるとアジサイの品種に「サンセット」という情報も。橋の名前と関係があるのでしょうか。
西緑地エリアからスタート地点の「アイランド北口駅」を通り過ぎてぐるっと反対側「シティヒル 東緑地エリア」に到着。
南へと続いていく緑に包まれたような道が特徴的です。より自然に囲まれ、冒険している気分に。
さらに歩き進めると、「Sunrise=日の出」と名がついた橋が出てきます。
西緑地エリアにあった橋の「Sunset」と対になっていて、位置もちょうど反対側にあります。ぐるっと1周した人にしか気づけない粋な演出に、なんだか嬉しくなりました。
サンセット橋と同様、サンライズ橋の地面にも模様を発見! 山から日が出てきている瞬間を表現しているのかなと思いました。こちらの模様も可愛い!!
橋の柵の一部にも、海から顔を出した太陽と、空高く飛ぶ2羽の鳥がじゃれあっている様子がえがかれています。
橋の名前に由来したモチーフがいろんなところに隠れていて、それらを探しながら歩くのも面白いですね。
海の向こうに眩しいサンセットも
シティヒルを一周し「マリンパーク」に戻ってくると、ちょうど夕暮れの時間。
ベストタイミングで、日が落ちていく瞬間を堪能できました。夕暮れ色に染まった景色は、最高に綺麗です。
あまりにも綺麗な光景に写真をパシャリ。お昼に訪れた時とはまた違った雰囲気の「マリンパーク」を楽しむことができます。
夕焼けを楽しんだら暗くなる前にと「リバーモール」へ戻ります。南エリアの水路がライトアップされていて、ロマンチックな雰囲気です。
昼間はのどかでのんびり穏やかだった空間が、夜になると光に彩られ、一気にゴージャスに。
水路に形や色が綺麗に反射していて、水に映る逆さになった世界を観るのも趣深かったです。
画像;神戸市役所 公式HPより
ちなみに「リバーモール」のライトアップは一年を通して行われており、季節やイベントなどに合わせてライトアップのカラーが変わるそうです。
今回ご紹介したのは「平常時」のライトアップでしたが、年間スケジュールをチェックしてお目当てのカラーのライトアップ時に行ってみるのがおすすめ。
点灯は通常17:00~24:30の間に行われているのですが、夏季(6月〜9月)は、ライトアップ開始時間が1時間遅くなるようですのでご注意を。
今回、六甲アイランドの素晴らしい景観を堪能しつつ、1日ぶら〜りと散歩してきました。
ホテルや美術館など、屋内スポットが多い地域ではありますが、屋外にも素敵なスポットが盛りだくさん! みなさんも、六甲アイランドに足を運んでみてはいかがでしょうか。
(取材・撮影:甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 にぃにぃぱんだ さん)
今回は甲南女子大学の皆さんにご協力いただき、学生目線の神戸を発信していただきました。
神戸ジャーナルでは神戸の現役学生さん目線で、地域で興味関心のある情報や自身が抱える想いを発信してもらう場になること、そして情報発信を通して地域に関わるキッカケになればと思っています。
野鳥もたくさんいるので、バードウォチングも楽しいですよ