【最速レポ】神戸で開幕!『ゴッホ・アライブ』は、座って・音楽を聴きながら鑑賞できる

神戸の兵庫県立美術館で開催される『ゴッホ・アライブ』を一足先に見てきました。

世界的に見ても初めての試みと言える展覧会の形に挑戦しており、なんと10年もの年月をかけて試行錯誤を繰り返したんだそうです。

日本初上陸となった今回の展覧会は、名古屋を皮切りにいよいよ3月18日(土)から約2か月半の間、神戸で楽しむことができます。

今回は『ゴッホ・アライブ』の概要や見どころ、限定グッズなどをまとめてご紹介していきます。

ゴッホ・アライブとは

『ゴッホ・アライブ』は、これまでに世界で850万人を超える人々を魅了し、世界中で愛されてきた人気の展覧会のひとつです。

1世紀以上にわたって世界中の人達を魅了してきたフィンセント・ファン・ゴッホの作品を、力強いクラシック音楽に乗せて、360度見渡せるスクリーンに投影しながら楽しみます。

会場の音と映像は、SENSORY4™という独自システムが使われています。映画館品質の「サラウンド音響」とともに、最高40台ものHDプロジェクターを使ったダイナミックな映像体験が楽しめるというもの。

特徴的なのが、会場内で写真・動画の撮影OKということ。普段は会場内で目に焼き付け、心に焼き付けるのみですが、大好きな作品は写真を撮ったり映像に残すことができるんです。※フラッシュ撮影や、三脚・自撮り棒を使った撮影はできないそうなのでご注意を。

会場は大きく3つの部屋に分かれています。ベッドルーム ⇒ ゴッホ・アライブ(映像が楽しめる部屋)⇒ ひまわりの部屋の順番で回っていきます。

見どころをご紹介

会場入りする手前では、ファン・ゴッホの生い立ちや象徴的な絵画が描かれた時代の心情などが記されています。

ゴッホと言えば、1番有名なのが「ヒマワリ」の絵だと思いますが、彼は黄色に対して特別な想いがあったようです。

会場の中では細かな説明はサラッと流れる程度。「文字を読む」というより「音と映像で体感する」スタイルなので、背景を知りたい人はここでじっくり読んでから会場入りすることをおすすめします。

1つ目の会場「ベッドルーム」には何とも立体感のあるゴッホ作品が飾られています。

実はこれ、ベッドや椅子などは本物なんです。壁にかけられた洋服や絵画などがまるで浮いている様に見える不思議な作品。

すぐ近くまで寄って鑑賞できます。

早速、2つ目となるメイン会場「ゴッホ・アライブ」へ。あちこちに椅子やビーズソファなどが置かれていて、じっくり腰を据えて楽しむこともできますし、通常の美術館巡りのように、会場内を歩きながら楽しむこともできます。

会場の後ろ側から全体を見るとこんな感じ。音のリズムに合わせて映像が動いたり切り替わったりと躍動感もあります。

前の方へ行くと大きなスクリーンや床に絵画が投影され、さらに迫力を増します。

中央に映っている人と見比べると、スクリーンの大きさがよく分かりますね。

ファン・ゴッホは、オランダやフランスなどを旅し、それぞれの場所で数多くの作品を描いています。これから流れる映像がいつの時代に描かれたものなのか、合間に説明も流れます。

腰を据えてじっくり鑑賞すると、体がリラックスしてまさに「没入」。映像の世界に全集中できる新感覚です。

写真撮影がOKなので、お気に入りの絵画が投影されたらすかさず写真撮影。

動画も撮りたいし、目でも楽しみたい!と気持ちが焦ってしまいそうですが大丈夫です。

40分を1クールとして、繰り返し上映されているので、1回目はじっくり鑑賞。2回目に写真や動画の撮影など、楽しみ方を変えてみるのもおすすめですよ。

『ゴッホ・アライブ』の様子をほんの少しだけ映像でも。

出口に向かう前に3つ目のお部屋へ。自身のスマホでQRコードを読み込むと、スマホの中にファン・ゴッホが現れるというもの。

部屋の中にぎっしり敷き詰められたヒマワリの上を、ゴッホが陽気に踊ってくれて、クスッと笑える可愛らしい演出です。

そんな感じで3つの部屋を回って会場を後にします。

限定のオリジナルグッズも

会場を後にすると、グッズの販売コーナーがあります。投影されていた絵画の模様のノートやクリアファイル、Tシャツなどなどさまざま。

中には展覧会限定のものもあったので、余韻に浸りながら是非チェックしてみてくださいね。

美術館巡りが好きな人はもちろんですが、「普段はあまり美術館に行かない人」や「展示作品の横に書かれた説明文読むのちょっと苦手」って人も、音と映像だけで楽しめる新感覚の展覧会でした。

ゴッホの世界に触れて、心を震わせる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

最後にイベント概要です。

ゴッホ・アライブ

2023年3月18日(土)~6月4日(日)
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階ギャラリー MAP

【会場】兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー 
【会期】2023年3月18日(土)~6月4日(日)
【休館日】月曜日
【開館時間】10:00~18:00
【主催】「ゴッホ・アライブ」神戸会場実行委員会
【共催】兵庫県立美術館
【協賛】非破壊検査
【後援】兵庫県
【お問合せ】キョードーインフォメーション:0570-200-888(月~土 11:00~18:00)
【入場料】
前売券 一般 2,300円/高校・大学生 1,800円/小・中学生 1,300円
当日券 一般 2,500円/高校・大学生 2,000円/小・中学生 1,500円
【発売期間】
前売券 2023年1月21日(土)10:00~3月17日(金)23:59
当日券 2023年3月18日(土)0:00~6月4日(日)15:00
【購入方法】WEB

◆関連リンク
ゴッホ・アライブ – 公式サイト

 

この記事を書いた人

このみ

花や夕焼け空を眺める時間が好きです。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。