現在放送中のNHK連続テレビ小説「おむすび」の「2007年 再びの神戸」編が終了しました。
そこで今回は、これまでに登場した『神戸のロケ地』をまとめてご紹介します!
放送をリアルタイムで追っていた人は振り返りとして、これから視聴しようと考えている人は予習としてチェックしてみてくださいね。
朝ドラ「おむすび」は「橋本 環奈(はしもと かんな)」さん演じる主人公・米田 結(よねだ ゆい)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進むというストーリー。
福岡県糸島市で青春時代を過ごした結ですが、幼少期には家族で神戸に住んでおり、阪神・淡路大震災で被災した過去を持ちます。
高校を卒業した結は「栄養士になる」という新たな夢を抱き、両親と共に、かつて暮らしていた神戸の街へ。栄養士を養成する専門学校で、個性あふれる同級生や恩師、旧友たちと出会い…というのが、「2007年 再びの神戸」編までのあらすじでした。
「相武紗季(あいぶ さき)」さんをはじめとする「神戸編」からの新たなキャスト陣は、過去の記事でご紹介しています。
Index
灘エリア※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
灘エリア
水道筋1丁目商店街
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『水道筋1丁目商店街』は、阪急 王子公園駅から徒歩10分の場所に位置します。
米田家が営む理容店は「神戸さくら通り商店街」という架空の商店街の中にありますが、震災前の風景のロケはこの場所で実施されました。
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
「水道筋商店街」は7つの商店街と3つの市場が集まった東西に広がる商店街で、全体で約500件のお店があるのだそう。撮影が行われた「水道筋1丁目商店街」は、この「水道筋商店街」の一番東側です。
震災をくぐり抜けた昭和初期の建物も残っているということで、震災前の商店街の様子として撮影するにはちょうど良い場所だったのかもしれませんね。
放送日
10月22日(火)/10月28日(月)
住所
神戸市灘区篠原南町7-1-17 MAP
◆関連リンク
・まいにちすいいち 水道筋1丁目商店街 – 公式サイト
河内國魂神社(五毛天神)
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『河内國魂神社(五毛天神)』は、阪急 王子公園駅から山側に17分ほど歩いたところにあります。
震災前、商店街に取り付けるアーケードのことで大人たちが揉めていることに心を痛めた結が、みんなが仲良くなるようにとお願いしに行く場所として登場。結が境内の狛犬を怖がって泣いてしまう、なんて子どもらしいシーンもありました。
画像:神戸市 公式サイトより
毎年5月2・3日には神戸市の無形民俗文化財として登録されている伝統芸能「猿田彦」が境内で奉納されます。春の大祭には氏子3地区の「だんじり」が各地区を練る伝統行事も。
水道筋を山側に上がったところにある神社は、結ちゃんが頑張って行ったんだろうなと思わせられます。
放送日
10月23日(水)/11月6日(水)
住所
神戸市灘区国玉通3-6-5 MAP
灘中央筋商店街
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『灘中央筋商店街』は、阪急 王子公園駅から徒歩8分の場所にあります。
震災前の風景の撮影には「水道筋1丁目商店街」が使われましたが、震災後にアーケードが新設された「神戸さくら通り商店街」としては「灘中央筋商店街」でロケが行われたみたい。
灘中央筋商店街のアーケードも撮影直前に塗り直されていたようで、神戸フィルムオフィスいわく、できたばかりという設定にぴったりハマったようです。
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
歩が神戸に帰ってきたシーンも、この灘中央筋商店街で撮影されました。山側には阪急電車の踏切、その奥には山が見えるロケーションということで、神戸らしい風景としても登場させやすいのかもしれませんね。
ちなみに米田家の自宅や店舗は、商店街の路地にある設定でスタジオの中で撮影されているので、残念ながら灘中央筋商店街に行っても見つけることはできません。
放送日
11月15日(金)/11月18日(月)/11月20日(水)/11月22日(金)/11月27日(水)
住所
神戸市灘区曾和町3-2国魂線 MAP
◆関連リンク
・灘中央筋商店街 – 公式Instagram
阪急 王子公園駅 海側の道
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
阪急電車を登場させているシーンは「灘中央筋商店街」のほかにもあります。
「2007年 再びの神戸」編の放送初日、米田家が神戸に帰ってきて最初に歩いたのは『阪急 王子公園駅の海側の道』でした。
「下王子橋」を商店街のある東方面に進む米田家3人。後ろを阪急電車が通過していたのも神戸らしい風景です。
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
結の同級生・森川学(愛称・モリモリ)が女性とお店から出てくるところを結たちが偶然目撃するシーンも、阪急 王子公園駅のすぐ海側の道で撮影されたようですよ。
放送日
11月18日(月)/12月12日(木)
住所
神戸市灘区王子町1-4 南側 MAP
長峰霊園
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
歩の友人である真紀ちゃんのお墓があるのは、灘の町を見下ろす『長峰霊園』です。阪急 六甲駅からは車で7分、歩くと30分かかる場所。
本物の墓地の中にある空き地にセットのお墓を設置させてもらい、撮影が行われました。ロケは8月で、突然の雨に見舞われながら、雨が止むのを待っての撮影だったんだとか。
実際のお墓ですので、作品のロケ地を巡りたい!という人は十分に配慮したいところです。
放送日
11月21日(木)/11月25日(月)/11月29日(金)/12月2日(月)/12月5日(木)/12月9日(月)
住所
神戸市灘区長峰山 MAP
都賀川
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『都賀川』は六甲山から流れてきた六甲川と、摩耶山から流れていた杣谷川(そまだにがわ)が合流し、阪神 大石駅のすぐ真下を南北に通っている川です。
河川敷は遊歩道になっていて、結や専門学校の同級生が炊き出しに挑戦する「子ども防災訓練」の会場としてロケが実施されました。
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
河川敷にいる結の姿を、橋の上から米田家や商店街の人々が見守るシーンは印象的。
撮影が行われたのは暑い夏でしたが、地元の消防団・婦人会・商店街・学童保育などのみなさんの協力のもと、本物の訓練さながらのロケとなったようです。
放送日
12月6日(金)
住所
神戸市灘区 MAP
摩耶掬星台
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『摩耶掬星台』は標高700mに位置し、大阪から神戸、淡路島や四国までもを見ることもできる眺望スポット。神戸市によって「神戸らしい眺望景観10選」にも選定されてます。
ここから撮影された映像は、山の上から神戸を見下ろしたときの風景として放送されました。
結と翔也がデートで訪れる場所としても登場。当日は雲が多い天気ということでしたが、雲の切れ目から神戸の街を見ることができたみたい。
放送日
10月28日(月)/11月19日(火)/12月13日(金)
住所
神戸市灘区摩耶山町2-2 MAP
◆関連リンク
・摩耶山 掬星台 – アクセス!神戸六甲山 神戸市公式
垂水エリア
旧本多聞小学校
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
垂水区にある『旧本多聞小学校』は、震災後の避難所として撮影が行われました。
「本多聞小学校」は、2021年3月に「多聞南小学校」との統合により閉校。同年4月からは「多聞の丘小学校」となりましたが、2023年に「多聞南小学校」の跡地に移転したことで、校舎としては役割を終えています。
近年まで実際に使われていた校舎ということで中は比較的きれいな状態でしょうし、授業時間を気にして撮影スケジュールを組む必要もないので、ロケにはぴったりだったのではないでしょうか。
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
ロケは5月下旬に行われ、毎日100人ものエキストラが早朝から夕方まで、学校に避難している人たちを演じたとのこと。
なかには被災経験のある人もいたようで、避難者たちにおむすびを差し入れる女性・三浦雅美を演じた「安藤 千代子(あんどう ちよこ)」さんもその一人です。
ほかにも『おむすび』には神戸出身・被災経験者の「新納 慎也(にいろ しんや)」さんが神戸市職員・若林建夫 役で出演していますよ。
放送日
10月28(月)~30日(水)/12月2日(月)~5日(木)/11月7日(木)
住所
神戸市垂水区本多聞4-4-1 MAP
◆関連リンク
・本多聞小学校 – 公式サイト
本多聞中学校
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
垂水区の『本多聞中学校』は、震災後に福岡県へと移住した歩と両親が「福岡県糸島市の高校」に呼び出されるシーンの撮影に使用されました。
ストーリー上は糸島で起こっている出来事なので、垂水区の高校で撮影されてるとは想像していなかった視聴者も多いんじゃないでしょうか。
避難所となった小学校とは違い、こちらは現在も毎日使われている校舎。放課後に撮影されたそうで、リアルな西日が印象的なシーンとなってます。
放送日
10月31日(金)
住所
神戸市垂水区本多聞2-16-1 MAP
◆関連リンク
・神戸市立本多聞中学校 – 公式サイト
その他
六甲アイランドのタワーマンション「ジ・アンダンテ」
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
ストーリー上は福岡の出来事でも実は神戸で撮影されていた!というシーンは「本多聞中学校」のほかにもあります。
博多ギャル連合(ハギャレン)の総代表である「ルーリー」の自宅には、六甲アイランドのタワーマンション『ジ・アンダンテ』が使用されたのだそう。
六甲ライナー アイランドセンター駅の近くにある、地上32階建てのマンションです。
放送日
10月10日(木)
住所
神戸市東灘区向洋町中5-15 MAP
◆関連リンク
・神戸・大阪の高級賃貸・タワーマンション【ジ・アンタンテ】 – 公式サイト
あじさいスタジアム北神戸
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
結の恋人・翔也が高校時代に野球をしていたシーンのなかには、北神戸田園スポーツ公園にある「あじさいスタジアム北神戸」で撮影されたシーンもあります。
これも物語の上では福岡の出来事ですが、神戸で撮影されていたんですね。ロケは5月に行われ、本当の試合のような緊張感だったんだとか。
放送日
11月13日(水)/11月14日(木)
住所
神戸市北区有野町二郎 MAP
◆関連リンク
・北神戸田園スポーツ公園 – 公式サイト
ポーアイしおさい公園
画像:神戸フィルムオフィス公式Instagramより
『ポーアイしおさい公園』はポートライナー みなとじま駅の西側にあります。結たちが専門学校の卒業式を終え、袴姿で歩くシーンが撮影された場所。
作中では3月のシーンでしたが、撮影が行われたのは真夏の8月。すぐ横にある神戸学院大学のカフェを借りて、涼みながらのロケとなったようです。
背後に映る山々やメリケンパーク・ハーバーランドは「神戸編」の最終話にふさわしい景色だったのではないでしょうか。
放送日
12月13日(金)
住所
神戸市中央区港島1-2-4 MAP
◆関連リンク
・BE KOBE モニュメント(ポーアイしおさい公園) – Feel KOBE 神戸公式観光サイト
物語のメインの舞台は結の職場「星河電器」があるという設定の大阪に移りましたが、結の自宅は引き続き「神戸さくら通り商店街」にありますし、六アイのタワマンや野球場の例から考えても大阪の設定で神戸の風景が登場するようなことも今後あるかもしれません。
新社会人として奮闘中の結にとって、家族や友人のいる神戸がホッとひと息つけるような土地であると良いですね。作品を視聴している人は、今後の登場人物たちの活躍も見守っていきましょう。
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やよい
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