六アイにある「神戸ゆかりの美術館」で開催中の「エヴァンゲリオン展」に行ってきました。大ヒットアニメ「エヴァンゲリオン」の魅力を解き明かす本格的な展覧会となっているそうです。
六甲ライナー「アイランドセンター駅」からすぐにある建物で丸い円盤が刺さってるやつです。
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
入る前から展覧会の大型掲示。好きな人にはグッとくるフォトスポットではないでしょうか。ちなみに、「神戸ゆかりの美術館」と「神戸ファッション美術館」が同じ建物内にあって、運営が違うということになっているそうです。
「神戸ゆかりの美術館」は神戸市が運営している施設で、アニメの展覧会は珍しいかもしれません。逆にいうと、エヴァンゲリオンが国民的アニメになったということでしょう。
建物に入ってすぐのところ。まだ会場には入ってませんが「特大エヴァンゲリオン」。こちらはフリーで撮影して良いエリアですので、展覧会に行く人も、そうでない人も見れて写真がとれます。
神戸展覧会限定の大型ポスター。メリケンパークの「BE KOBE」の後ろの海を、エヴァンゲリオンが爆走しています。左の奥のほうに「使徒」。神戸のホットスポット「BE KOBE」とエヴァンゲリオンとのコラボは感慨深いものがあります。
「エヴァンゲリオン展」は、通常のグッズの他に会場限定グッズも販売されています。いくつかは神戸のお店などとコラボしてものがありまして、こちらは「ろうそく」。ポートタワーのろうそくに使徒が描かれているものなんかもあって、限定に弱い人はついつい書いっちゃいそう。
では、中に入っていきます。「エヴァンゲリオン」は、1995年にテレビアニメが放送されて以来、幅広い世代から人気を集め続ける日本のアニメーション史上、屈指の名作と言われています。
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ4部作のうち3部までが公開され、2012年公開の『Q』の観客動員数は380万人を越える大ヒット。今回の展覧会では、『新劇場版』シリーズを中心に、総数約1300点の作品・資料を展示し、総監督庵野秀明さん&制作会社カラーの監修で開催されています。
展示は、新劇場版シリーズを中心に4つの章で構成されています。今回は取材で入らせてもらいましたので撮影できましたが、写真撮影は禁止されています。
1章「エヴァンゲリオンの歴史」
テレビシリーズから劇場版、漫画版、そして新劇場版シリーズへと続くエヴァンゲリオンの歴史を概観
2章「エヴァンゲリオンができるまで」
膨大な数の原画・動画の複製や映像などで、エヴァンゲリオンを作り出した庵野監督や最先端の映像制作に関わるクリエーターたちの『ものづくりの現場』に迫ります。
3章「エヴァンゲリオンの設定」
アニメーションの中核となる手書きによる原画や設定資料などを展示します。
4章「原画で観る『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』」
アニメーションの中核となる手書きによる原画や設定資料などを展示します。
アニメーションができるまでの制作過程がわかる原画の複製。こだわりがすごいんじゃ。最近は、最終的に3Dで仕上げるみたいなんですが、その3Dを作るにあって、手書きのラフみたいなやつがめっちゃ多いんです。そこに細かく指示が入っているものもありました。
「惣流・アスカ・ラングレー」と「真希波・マリ・イラストリアス」の大きな幕。会場の仕切り的に使われていて、大きな主要キャラクターが見れるのでグッとくる感じです。
「綾波レイ」の等身大フィギュア。こういう演出も庵野秀明さんのコダワリでしょう。
エヴァンゲリオンを見たことある人は、「あのシーンだ!」みたいな原画が結構見れると思います。そのシーンができるまでの過程が分かるかもしれません。
エヴァンゲリオンって1回だけ見ても理解ができなかったりするので、むしろここに来てさらに謎が深まる可能性すらありますが、世界感はたっぷり味わえることは間違いないでしょう。
9月24日(月)まで開催されていますので、気になる人は、ぜひ行ってみてください。
◆関連リンク
・ゆかりの美術館 – 神戸市
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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