台風19号の対応、JR西日本の「事前予告」運休どうだった?賛否両論あるみたい。

ライター:カズマ

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台風19号の影響で13日(月)16:00以降、JR西日本は京阪神地区全域で運休しました。私鉄が動いていたこともあり、賛否両論あるみたいです。


12日(日)時点の発表通り、JR西日本は14:00から順次運転本数を減らし、16:00には完全に運休しました。事前の台風情報では、「最大級の警戒を」「近畿直撃」という報道も多かったこともあり、 発表時点では「仕方ない」と思った人も多かったんじゃないでしょうか。


自然災害に備え、自治体や企業があらかじめ防災対応を決めておく施策は「タイムライン」(事前防災行動計画)と呼ばれるそうですが、JR西日本で京阪神地区の全路線で運休したのは初めてだそうです。


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しかし、フタを開けてみれば、阪急電車・阪神電車などの私鉄は大きなダイヤの乱れはなく通常運行。ってことで後になって一部で批判的な見方をする人がでているようで「動かせる列車は動かしてほしい」「私鉄は動いているのだから、動けるまで動かした方がいい」という意見があったようです。


結果的に、京阪神地区24路線で計約1200本に運休や遅れが生じ、影響人員は約48万人に及んだ模様。


少し整理してきます。


まず、JRはすぐ止まるイメージがありますが、これは各鉄道会社で持っている運行基準によるもので、例えば風速〇〇メートルで止める基準がJRの方が厳しいんです。


神戸エリアの情報はないですが、参考に首都圏などの基準は以下のようになっています。 
運休条件
JR東日本は、風速20メートルで速度制限をかけていますが、他の私鉄のほとんどは通常運行であることがわかります。


JRは国鉄時代含めると歴史が長いこともありますので、多くの鉄道事故も経験しています。そのことを考えると、運行基準が厳しいことも納得できます。

 
運休予告に肯定的な意見としては、「何かあってからでは遅い」「昨今の自然災害の規模を考えると予想外のこともあり得る。安全のための運行の取りやめは仕方がない」などです。


専門家の意見としては、「広島市の土砂災害で自治体の避難勧告の遅れが非難を浴びた。そうした事情が背景にあるのでは」「災害対策では『空振り三振』はいいが、『見逃し三振』をしてはいけないというのが鉄則。今回の運休は画期的な試みだった」というもの。


しかし、専門家でも意見が分かれるようです。「台風の威力が収まっているのに、ちょっとしたことで運休を繰り返せば信用を失う。『オオカミ少年』のようになりかねない」という意見。


個人的には、肯定的な専門家の意見と同じで、安全対策は、事前に行うから意味があるんであって何かあってからでは遅いように思いますので、事前の台風情報も勘案すると、妥当な判断だったんじゃないかなぁと思ったりしてます。


みなさんはどのように考えますか?


ちなみに19時ころの三ノ宮駅は、こんな感じだったそうです。消灯してます。
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◆関連記事
台風19号の神戸最接近は、13日(月)の21時ころ。JR神戸線は13日(月)16時から終日運休決定。(2014年10月13日)


カズマ
ライター:カズマ
神戸ジャーナル 編集長