神戸市は「起業しやすいまち」の実現を目指して、スタートアップの支援に力を入れている街で、世界を舞台にグローバルな活躍をしている企業の本社もたくさんあります。
その企業が自社の事業や技術の展示紹介をしている企業ミュージアムは、観光としてはもちろん、体験型展示も充実しているので、お子様と一緒に社会学習としてのお出かけ先にもぴったりです。
そこで今回は、神戸にある企業ミュージアムとして、川崎重工業株式会社の「カワサキワールド」、株式会社アシックスの「アシックススポーツミュージアム」、株式会社竹中工務店の「竹中大工道具館」をご案内します。
まず、紹介するのは川崎重工グループの企業ミュージアム「カワサキワールド」。同館は神戸海洋博物館の中にあり、すぐ近くには神戸ポートタワーや「BE KOBE」のモニュメント、umie MOSAICがあるメリケンパークエリアに位置しています。
カワサキワールドの見どころは、「見て触れて学べる」という点。創立120年を超える川崎重工グループの歴史や手がけている製品について、模型やシミュレーションゲームなどを通して楽しく学ぶことができます。
入り口を入ってすぐのエリアには、創業者の川崎正蔵氏と初代社長の松方幸次郎氏を紹介した「創業者紹介コーナー」、川崎重工の製品と事業の流れを年代ごとに紹介した「ヒストリーコーナー」があります。明治時代からある会社なので、その歴史も長く、「こんな製品も川崎重工が作っていたんだ!」という驚きも。
川崎重工の製品紹介の映像を約14mの曲面ワイドスクリーンに放映している「カワサキワールドシアター」
続く「モーターサイクルギャラリー」では、Kawasakiの歴代マシンを展示。ずらりと並ぶバイクは圧巻で、バイク好きにはたまらない空間です。
2021年に発売となった「MEGURO K3」にちなみ、川崎航空機工業(現在の川崎重工)と目黒製作所の代表モデルも展示
左・約4分の模擬走行が楽しめるライディングシミュレーター、右・本物のバイクに乗車して写真撮影もOK!
※シミュレーターは修理中のため、体験を中止しています。体験再開時は、ウェブサイトでお知らせいたします。
「陸のゾーン」では、1964年(昭和39年)に開発された「0系新幹線」の先頭車両がお出迎え! なんと、こちらは実際に使用されていた車両で、車内を見学することも可能。当時の運転席や客室がどんなものだったか、座ったり触れたりすることができます。
手作りのジオラマ内を川崎重工グループが製造している新幹線の模型が走っている
続く「海のゾーン」では、新幹線や航空機の製造工程、船舶の進水式などを紹介した映像が視聴できる「ものづくりシアター」や、ジェットスキーのゲームコーナーがあります。
「空のゾーン」に展示されている川崎バートルKV-107II型ヘリコプターの実物
中に入っての見学も可能。操縦席がどんな様子になっているか、ぜひチェックしてみてください!
ミュージアムショップで来館記念のお土産を探してみるのもおすすめ
カワサキワールドは小さなお子さんから大人まで年代問わず楽しめるのはもちろん、乗り物好きなら軽く2時間は遊べる博物館だと思います。館内は自由に撮影できるので、お気に入りのスポットでぜひ写真撮影もお忘れなく。
カワサキワールド
住所:神戸市中央区波止場町2番2号(神戸海洋博物館内)
アクセス:シティ・ループ「中突堤(ポートタワー前)」から、徒歩約1分。市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」から徒歩約10分。JR・阪神「元町駅」から徒歩約15分
TEL:078-327-5401
開館時間:10:00 ~ 18:00(入館は17:30まで)
閉館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)
※開館日・開館時間は、予告なく変更される場合があります。
入館料:大人900円、小人(小・中・高生)400円
公式サイト:https://www.khi.co.jp/kawasakiworld/
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