
各線 垂水駅の山側にできる『タワーマンション』が、10月から着工するそうです。2026年3月に竣工予定。
神戸市垂水区神田町3
生活便利なエリア、老朽家屋など課題
垂水駅周辺では、神戸市による「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」が進められています。
垂水図書館や垂水体育館の移転・児童館の新設・垂水小学校の建て替えなど、神戸西エリアの生活拠点として、より住みやすい街にしていく計画です。
タワーマンションができるのは垂水駅のすぐ山側で、「垂水廉売市場」などを取り壊した跡地です。9月に見に行った際は、跡形もなく広い土地が広がってました。
垂水駅の山側エリアは、垂水廉売市場をはじめ、「垂水センター街商店街」「銀座通り商店街」「一番街通り商店街」といった商店街が集まり、区役所・区民センターなどが入る「レバンテ垂水」などもあって、人通りも多く賑わってます。
一方で、周辺にはまとまった「オープンスペース」がないことや、市場を含めて「木造の老朽家屋」が密集していたり、土地利用が難しい敷地なども多かったりと、防災面を含めていろんな課題がありました。
まちの回遊性・防災性を考慮した設計
再開発事業に伴うマンション建設は、「災害に強いまちづくり」や「駅前商店街の活性化」を念頭に計画。歴史ある商店街に面する立地を活かして、建物の低層階に「商業・生活利便施設」が設けられます。

建物の東・西・北側は通りに面した店舗が建ち並ぶそうで、木を基調とした空間で景観や歩きやすさに配慮されてます。
壁面や足元もライトアップされるので、夜でも歩きやすそうで安心。

建物南西側には広場をつくり、駅や周辺施設まで行き来しやすいだけでなく、ベンチなども設置して「憩いの場」にもなるようなイメージみたい。
マンションは当初、地上30階・地下1階で高さ102mになる計画でしたが、再開発の都市計画決定の際に容積率を見直し、高さ約114mの32階建てに変更されました。総戸数も約280戸から約310戸に増えてます。

2020年9月時点/2023年10月時点 イメージ
建物の色合いや雰囲気なども、当初の計画から変わっていますね。

1階が「商業・業務施設・駐輪場」で、北・東・西に面する商店街へもアクセスしやすい設計になってます。
敷地の中心にマンションがあって、3方向の通りに面する形で「生活利便施設」ができるみたい。北側には公共自転車置き場も。

2階から上が住居部分で、建物の中心は機械式駐車場になります。
マンションの建築工事は2023年10月から着工し、2026年3月に竣工(引き渡しは5月以降)の予定です。
所在地
神戸市垂水区神田町159
施行区域面積
約0.7ha
構造・規模
鉄筋コンクリート造32階建て(一部鉄骨造)
主要用途
住宅・商業
高さ100m超の建築物なので、まちの景観を損なうのではと思ってしまいますが、地上や周辺から見た景観を損なわないよう市と協議を重ねて、現在の計画に至ったようです。これから工事が進められ、垂水駅周辺がどんな風に変わっていくのか、引き続き注視していきたいですね。
◆関連リンク
・神戸市垂水区:垂水活性化プラン~生まれ変わる海辺のまち~ – 神戸市
・神戸市:垂水中央東地区第一種市街地再開発事業 – 神戸市
流行りの様に、タワーマンションを建てて、再開発とか防災対策とか、大義はあるが、果たして三十年、五十年後、大丈夫ですか?
垂水の温かさ、下町的な庶民の住宅街、商店街は、どうなって行くのでしょう。少なくとも、タワーマンションは要らないと思うのは、私だけでは無いでしょう。
そんな大きい建物 垂水には似合わないのではないかしら のんびりと暮らしているものに取っては 違和感を覚えます。
あんな狭いところに32階建てやと?景観崩しまくりやん。それよりウエステ横のビル風がさらにひどくなるのが心配。
駅前の再開発よりも、電車の駅が難ありです。
新快速でも停車出来る様にしたら、人口の流出が抑えられると思いますが
新しいマンションとレバンテ(co-opの入っている)の間の一方通行(車、時間指定もある)の道路の使用がかわるって知っていますか?
近くの商店主さん、住民も反対しています
マンション住民の為に現行の交通ルールをかえる事に違和感を感じます
また、その事もまともに広報してません
なにか違和感を感じます
でっかすぎて残念がっかりですね。
垂水出身者としてそう思いました。