『JR神戸駅～大阪駅』間が開業150周年を迎えるみたい。記念入場券など販売、5月に記念式典も

今年5月に、JR神戸駅～大阪駅間が開業150周年を迎えることを記念して、JR西日本が『神戸～大阪鉄道開業150周年プロジェクト』としていろんなイベントを企画しています。

日本で2番目の鉄道路線として開業

JR神戸駅～大阪駅間は1874年5月11日に開業。1872年のJR新橋（現汐留）～横浜（現桜木町）駅間に次いで、日本で2番目の鉄道路線として開通しました。

開業当時は神戸・三ノ宮・西ノ宮（現西宮）・大阪の4駅で、開業翌月の6月に住吉・神崎（現尼崎）の2駅も開業しています。

神戸～大阪間は現在25分ほどで行けますが、当時は「66分」ほどかかっていたという話も。

5月に神戸駅・大阪駅で記念式典

150周年第1弾イベントでは、開業日である5月11日（土）に、JR神戸駅とJR大阪駅で記念式典が行われます。

神戸駅では出発式と記念式典を行うそうで、夜には神戸駅の側面を活用した「プロジェクションマッピング」も企画されてるみたい。

大阪駅のほうでは、「時空の広場」で記念式典と記念イベントが実施されます。

JR各線・京都鉄道博物館で記念展示

150年前に開業したJR神戸・三ノ宮・住吉・西宮・尼崎・大阪の6駅と、JR元町駅・芦屋駅では「鉄道とまちの歴史パネル展」が企画されてます。

鉄道とまちの歴史を知ることができる内容になるみたい。

京都鉄道博物館では「150周年記念展」も行われます。

内容や開催期間などの詳細は京都鉄道博物館公式サイトで発表するそうです。

「神戸駅の思い出」写真投稿キャンペーン

再整備を予定しているJR神戸駅前広場では、広場の将来イメージや神戸駅周辺の歴史などのパネル展示を予定しているんだそう。

ここに展示する「神戸駅周辺での思い出写真」を、鉄道専用SNS「Railil（レイリル）」で募集するそうです。

応募テーマは「＃思い出の神戸駅」。

神戸駅の駅舎のほか、神戸駅にとまる車両、神戸駅にいったきっぷや駅名看板、神戸駅周辺の街並みなど、神戸駅を訪れた際に撮影した写真を募集してます。

Raililでの応募方法はこんな感じ。投稿したい写真を選んで、その写真にまつわるエピソードとハッシュタグを付けて投稿するだけです。

写真は約20枚が選ばれる予定で、神戸駅の北側にある「サンポルタ広場」で展示される予定です。

応募期間
2024年2月19日（月）～3月15日（金）

パネル掲出期間
2024年5月初旬～9月末

JR神戸駅周辺では、広場エリアの多くを占めている「駐輪場」を地下に集約して、市内初の地下タワー式駐輪場にするなど、人のための広場としての再整備が進められています。山側にあるモニュメント「海からの便り」は解体撤去されるそうです。

JR神戸駅前のモニュメント『海からの便り』が解体されるみたい。風でゆるやかに動く作品

2024年2月16日

150周年記念入場券・記念弁当など販売

150周年を記念したグッズ・商品では、150周年を迎える6駅の記念入場券が販売される予定です。

JR 西日本公式オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」のみでの発売となるみたい。

鉄道の歴史を感じるような特別な駅弁も企画するそうで、大阪や神戸にちなんだ食材を盛り込んだ内容にするんだとか。

現時点では詳しい情報はでていないので、今後の発表が楽しみですね。

そのほか地元の老舗企業とともに、地域や鉄道の歴史を感じるようなオリジナル商品も企画・販売するそうです。

JR沿線でスタンプラリーなども

JR沿線自治体と協力し、「WESTER」を活用した「神戸～大阪鉄道開業150周年記念企画！沿線地域をつなぐデジタルスタンプラリー」を開催するそうです。

対象駅や参加方法などの詳細は決まり次第発表するとのこと。

鉄道ファン向けの月刊誌「鉄道ダイヤ情報」とのタイアップでは、神戸～大阪鉄道開業150周年を記念したフォトコンテストも開催予定です。

開業日翌日の5月12日（日）には、JR神戸線を走行する車両が多く在籍する「網干総合車両所」での見学ツアーも予定しているそうです。

今回はプロジェクト第1弾の概要発表がメインだったので、各イベント・商品などの詳細は現時点では不明のものも多いですが、各取り組みの詳細は決まり次第特設サイトで発表していくそうです。

◆関連リンク
・神戸大阪鉄道150周年特設サイト – 公式サイト