子どもから大人まで、本好きにはたまらない! 『こども本の森 神戸』に行ってきました【甲南女子大学コラボ連載】

 本記事は【甲南女子大学】の現役学生が担当しています。

【取材・記事執筆】
甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 本好き女子大生 さん/増田のぞみゼミ 所属

本好き女子大生
東遊園地にある『こども本の森 神戸』に行ってきました!館内にある15のコーナーと、その楽しみ方をご紹介します。子どもだけでなく大人でも楽しめるスポットですよ。

Index

こども本の森 神戸に行ってきました!
自然や動物、生き物の森
自分と世界を知る森
私たちを彩る、生活の森
子どもと大人の本の森

こども本の森 神戸に行ってきました!

神戸市役所のすぐ近く、東遊園地内にある『こども本の森 神戸』は、子どもに読書を楽しんでもらうことをコンセプトとした文化施設です。


神戸市中央区加納町6-1-1

館内では、15のテーマ別に本が並べられており、明るくゆったりとした室内で、自分好みの本を探して読むことができます。

自然や動物、生き物の森


画像:公式サイトより

施設に入ってすぐ、入口付近にあるのが「①しぜんの森」というコーナーです。

木や花など植物についての本が壁中に並び、まさに「本の森」を体感できるような入口となっています。

そのまま通路をまっすぐ進むと、この図書館を建築された安藤忠雄さんによる「青りんご」のオブジェも。

その左手にはテラスがあり、天気のいい日には、外の公園で本を読むこともできます

お気に入りの本を片手に、開放的なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

オブジェの右側には「②いきものの森」のコーナーがあり、多種多様な動物たちの本が並んでいます。

筆者のオススメは、『ワイルド』(キャシー ウォラード 著/ダン ケイネン著/きた なおこ翻訳)という仕掛け絵本。本を開くと、野生の動物たち(の写真)が動き出すのです!

動物たちが走り出したり、エサを食べたりする場面をじっくり観察できます。

でも実は、この本に出てくる動物たちはみんな「絶滅危惧種」———。

人間に乱獲されたり、住む場所を追われたりした動物たちの貴重な生活風景を見ることができます。

自分と世界を知る森

②から右側の壁に沿って進むと、「③かんがえる森」「④いのちの森」のコーナーがあります。

「③かんがえる森」では、独創的な発想で話題を呼んだ『りんごかもしれない』(ヨシタケシンスケ著)など、“考える”本が揃っています。

誰しも一度は「なんで勉強するんだろう?」と、考えたことがあるのではないでしょうか? ここは、子どもだけでなく大人も”考える”場所なのです。

続いて「④いのちの森」では、からだやこころ、自分や他人の“いのち”について学ぶことができます。

1階つきあたりで折り返すと、左側は「⑤こうべの森」

ここは神戸ならではのコーナーで、神戸の歴史や観光名所についての本はもちろん、『五国豊穣 兵庫のうまいもん巡り』(白井 操・監修/手をつなぐ兵庫県産うまいもんネット編著)などのガイドブックもあり、神戸への知識を深められること間違いなしです!

後ろを向くと、今度は「⑥おはなしの森」

ここには古今東西、世界中の子どもたちに愛されてきた童話や、ベストセラーがところ狭しと並んでいます。

階段の裏手にある「⑦あかちゃんの森」には、赤ちゃん向けの絵本がずらり。

文字が読めなくても、触ったり聴いたりして、感覚で楽しめる絵本があるのが特徴です。

小さな段差部分には本が収納されていて、まだ歩けない赤ちゃんでも手に取ることができるように工夫されています。


画像:公式サイトより

階段で1階から2階に上がっていくと、「⑧げいじゅつの森」「⑨うみのむこうの森」があります。

ここは1階から吹き抜けになっていて、上から下まで本棚で埋め尽くされている光景は圧巻です。

本好きの人にとっては、これほど幸せな空間はないでしょう。

「⑧げいじゅつの森」では画集、うみのむこうの森では海外の絵本など、バリエーション豊かな本棚を、見ているだけでも楽しめますよ。

私たちを彩る、生活の森

「⑩よのなかの森」では、仕事やお金のことなど、世の中について知ることができます。

子どもの勉強になることはもちろん、大人でもなるほどと思えるコーナーです。

「⑪むかし~いま~みらいの森」は、過去から現在までの歴史について学べるコーナー。

戦争や災害の本や、偉人たちの伝記を読むと、歴史を伝えることの大切さを実感します。歴史マンガも充実しています。

2階通路をさらに進んだところにあるのが、「⑫あそびの森」「⑬くらしの森」

「⑫あそびの森」では、さまざまな“あそび”についての本があり、家族や友人と好きなあそびについて語るのも良いでしょう。

「⑬くらしの森」には、人間の生活についての本が並んでおり、季節の行事や風習について、よく知る良い機会です。

そして最後は、2階奥側にある「⑭たべものの森」「⑮こそだての森」です。

「⑭たべものの森」では、その名の通り、読んでいるだけでお腹がすくような美味しそうな本が並んでいます。

栄養を取り、しっかり食べることの大切さを感じられるコーナーです。

「⑮こそだての森」では、親子に関する本が並び、子どもは大人、大人は子どもについての理解を深められる一角となっています。

直接座ることができる本棚もあり、好きな本をゆっくり読むのに最適です。

子どもと大人の本の森

15のテーマ紹介、いかがでしたか? 興味を持った本棚はありましたか?

『こども本の森 神戸』では、長年の名作から最近の話題作まで、さまざまな本がそろっています。    

また、企画棚の展示・「ワークショップ」「おはなし会」の開催など、楽しめるイベントが盛りだくさん。

子どもから大人まで楽しめて、学びとなる施設です。

現在、土日祝の入館には予約が必要なので、詳しくは公式サイトからご確認ください。

興味がわいた方はぜひ、足を運んでくださいね。

【スポット名】こども本の森 神戸
【ジャンル】図書館
【住所】神戸市中央区加納町6-1-1
【電話番号】078-325-1125
【営業時間】9:30~17:00 ※土日祝は要予約
【定休日】月曜日
【リンク】公式サイト / Instagram / Facebook / X(Twitter) 
【駐車場】なし
※紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。

(取材・撮影:甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 本好き女子大生 さん


今回は甲南女子大学の皆さんにご協力いただき、学生目線の神戸を発信していただきました。

神戸ジャーナルでは神戸の現役学生さん目線で、地域で興味関心のある情報や自身が抱える想いを発信してもらう場になること、そして情報発信を通して地域に関わるキッカケになればと思っています。

 

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